そんなわけでついに登場。
そんなメルエム、少女を殺害しその脳みそを食します。
さてさて死亡した女王の胎内から蟻を取り上げたのはコルト。
そして暴れ回る蟻たちは当然ニュースになります。
これはやっぱ墨と筆で書いておるんでしょーか。弘法筆を選ばずとは言いますが、レベルの高い漫画家というのも何を使おうが上手に描くものなのかもねぇ…
なかなか少年漫画の規制の枠内では描きづらいシーンですけどね。ただ人間が牛や鳥を殺して食うシーンが許されるのであれば、蟻が人を食うシーンも許されてしかるべきなんですよ。人間が食われるシーンだけは規制するというのも変な話ではあります。
…と思わせといて実はこれはレイナではなくカイトだったというどんでん返しが待ってるんですが。まぁこれがレイナではなかったというのは別に構いませんが、これがカイトだったというのは意味が分かんない。だってカイトは女王に食べられてないよね?
そしてその頃ゴン達と合流していたスピン、彼女の故郷を守ってくれたのがカイトだったんです。これさ、よ~く分かる。世界には素晴らしい景色がいろんなところにあるけども、最も大切で最も守りたい風景ってのは自分の生まれ故郷の風景なんですよね。俺にはやっぱり神戸から望む瀬戸内の風景以上に大切な風景なんて無いもんなぁ…
チーター型の蟻、とゆーかチーターです。鳥山明や尾田栄一郎もそうなんだけどさ、超売れっ子漫画家というのはとにかく動物の擬人化が上手い!
そんなヂートゥ、異常に速い。拳銃の弾丸の速度はおよそ秒速300~400m、それをこんな風にかわすためには少なくとも倍の速度は必要でしょう。そーするとですね、ヂートゥの移動速度は音速に達してしまいます(笑)ネテロが何十年も修行して到達した音速の領域を、ヂートゥは生まれ持った素質だけで超えてしまうのか…
さーてここでメルエムの念能力が判明。王自身は戦闘にほとんど念を使用しなかったがためによく分からない能力ではありました。食べた相手の念能力をそのまま使えるというのは流石にやり過ぎでしょうからね、食べた相手のオーラの分だけ王のオーラのキャパシティーが増加するという感じですかね?
これは胸に刺さる言葉です。人間は自己が食物連鎖の頂点に立っていることに慣れすぎているが故に、より上位の捕食者に対した時にどーしていいのか分からず、命乞いという意味のないことをしてしまうんですよね。人間も他の動物と同じように、殺されて喰われる時は潔くあるべきなのかもしれませんね…
さらにパームの能力も判明。
判明したのはいいんですが、パームの能力もよく分かりません。基本的には任意の対象を監視できる能力なんでしょうが、蟻化してしまった後の能力との整合性が難しいんですよね…ナックルの能力はビーストハンターという職業とは関係の無い能力でしたが、UMAハンターであるシュートにとってこの能力はピッタリですな。ただこの辺りから1人の人間が習得している念能力が多彩化してくるんですよね。シュートは暗い宿は使えるし、3つの手を自在に操作するし、手の中に物をしまうこともできるし。ジョジョみたく「1人1能力」の方が分かりやすいっちゃ分かりやすいんですがね…