YAWARA!の副題は「fashionable judo girl」ですからね。オシャレのかけらもない柔道界に旋風を巻き起こそうと頑張ったんですが、やはり実際の女性柔道家がオシャレしても厳しいものはあります。やはり格闘という概念とオシャレという概念はなかなか両立できませんよ…
そんな風祭さん、大学生とは思えない暮らしをしてます。
さてこのYAWARA!第6巻ではこの重要人物が登場。
柔ちゃんの恋のライバル…とゆーよりかはお邪魔虫ですわな。この子がいなければ柔ちゃんは在学中に松田さんとくっついてましたよ(笑)
……なんか、とんでもなく卑猥に見えちゃうのは俺だけですか(笑)
そんな邦ちゃんの登場で不機嫌な柔ちゃん。
とはいえ、やはりちょっと優しい態度を取られるとキュンときちゃうチョロい子なんです。
柔ちゃんは常に滋悟郎じいちゃんと接してますからね、自分の気持ちを理解してくれる人、自分の思いに共感してくれる人に弱いんですよね…
柔ちゃんは常に滋悟郎じいちゃんと接してますからね、自分の気持ちを理解してくれる人、自分の思いに共感してくれる人に弱いんですよね…
そんなこんなで柔ちゃんも(ついでに花園くんも)高校卒業。
斉藤由貴の「卒業」という歌の歌詞にもあったんですが、卒業式で泣かない女は冷たい奴だと扱われがちですからね。男で泣き出す奴にはドン引きしてしまいますが、女の子は嘘でもいいからちょっとくらいは涙ぐんだ方が絵になりますわな…
斉藤由貴の「卒業」という歌の歌詞にもあったんですが、卒業式で泣かない女は冷たい奴だと扱われがちですからね。男で泣き出す奴にはドン引きしてしまいますが、女の子は嘘でもいいからちょっとくらいは涙ぐんだ方が絵になりますわな…
さてまだ柔ちゃんの西海大学入学を目論む滋悟郎じいちゃん、しかしここで驚きの事実が発覚。
1984年のロス五輪までは無差別級があったんです。あの山下さんが金メダルを獲得して涙してたのは無差別級ですから。だけどこの無差別級はソウルオリンピック以降廃止されてしまうんです…
1984年のロス五輪までは無差別級があったんです。あの山下さんが金メダルを獲得して涙してたのは無差別級ですから。だけどこの無差別級はソウルオリンピック以降廃止されてしまうんです…
これに対しもちろん怒る滋悟郎じいちゃん。
オリンピックで体重別に階級が分かれている競技はボクシング・レスリング・ウェイトリフティング・テコンドー、そして柔道の5競技です。なぜこの5競技だけが体重別階級制を採用しているのか、なぜ卓球や競泳や体操は体重別階級制を採用していないのか、それはもちろん「この5競技において体重の軽い選手は重い選手に勝てないから」です。フライ級のボクサーがヘビー級のボクサーに勝てるわきゃありませんから。つまり本来無差別級しか存在しなかった日本の柔道が国際化するに際して体重別階級制を採用せざるを得なかったのは、体重が軽い選手であっても体重が重い選手に問題なく勝てる、つまり柔よく剛を制することができるという事実を欧米人に伝えきれなかったということですよね…
オリンピックで体重別に階級が分かれている競技はボクシング・レスリング・ウェイトリフティング・テコンドー、そして柔道の5競技です。なぜこの5競技だけが体重別階級制を採用しているのか、なぜ卓球や競泳や体操は体重別階級制を採用していないのか、それはもちろん「この5競技において体重の軽い選手は重い選手に勝てないから」です。フライ級のボクサーがヘビー級のボクサーに勝てるわきゃありませんから。つまり本来無差別級しか存在しなかった日本の柔道が国際化するに際して体重別階級制を採用せざるを得なかったのは、体重が軽い選手であっても体重が重い選手に問題なく勝てる、つまり柔よく剛を制することができるという事実を欧米人に伝えきれなかったということですよね…
だけどね、それでもやはり柔よく剛を制すの精神は無差別級という階級の中に残り続けてたわけです。柔よく剛を制することがそもそも著しく困難なボクシングやレスリングといった競技では無差別級という概念は存在すらし得なかったわけですから。でもね、結局オリンピックの柔道無差別級で優勝できる選手は重量級の選手ばかりで、軽中量級の選手が重量級の選手を投げ飛ばすというシーンを日本は世界に伝えることができなかったんです。それゆえに欧米人は「柔よく剛を制することなんてできないんだから無差別級なんて不要でしょ」という結論に至ってしまったわけなんですよ。つまり無差別級が廃止されたのは、柔よく剛を制す柔道の本質を世界に示すことができなかった日本人の責任なんですよね…