キン肉マン第28巻の考察、その後編です。
そんなわけで決勝戦を賭けていよいよキン肉マンとゼブラが激突。
…と思いきやここで事件が起きます。週刊少年ジャンプにおけるキン肉マンの連載が3ヶ月、11週に渡って休載してしまうんです!
これはゆでたまごの嶋田隆司の腰痛が原因なんですが、11週間ほったらかしにするわけにもいかないんで「キン肉星王位争奪編 熱闘メモリアル・スペシャル」と銘打って王位争奪戦の再録と企画ページが休載中の少年ジャンプに掲載されたんですよ。そこでここからはその熱闘メモリアル・スペシャルの内容にツッコんでいきます。
いきなりですがツッコミ所満開ですよね。肉刊スポーツという名称、アシュラマン婚約疑惑なども捨てがたいですが、やはり目を引いてしまうのはその視聴率です。なるほどザワールド、水戸黄門、サザエさんを抑えての「澪つくし」これは40代以上の世代にはたまらんでしょ。俺が7歳の頃の作品ですが、沢口靖子と川野太郎の絡みは覚えておるもんねぇ…
関ヶ原格闘城でのキン肉マンvsゼブラ戦、そして姫路城リングでのラーメンマンvsバイクマン戦、両試合はもちろん同じ日に開催されているはずですが、チケットの日付が1985/7/15と1985/8/26になっちゃってるのは何故だ?
あのパルテノンがチェリーコークを買っている写真は確かに衝撃的です。がしかし注目すべきはそこではないんです。注目すべきはこれらの写真を投稿した人たちの名前なんですよ。ソルジャーの写真を投稿した「草井雲竹斎」これはもちろん「臭いウンチ臭い」ですし、隣の「粉津万里」は「糞詰まり」ですからね、小学生男子が大喜びそうなネーミングです。さらにキン肉マンの写真を投稿している「又倉立男」は完全に下ネタですからね…ちなみにパルテノンの写真を投稿した「茨木政彦」というのは当時の週刊少年ジャンプの編集長の名前です。
さらにはこんな特集。巨大建造物コンビ・エレクトロマシーンズ・イギリス最強コンビ・悪魔師弟コンビ・リアルマスクマンズ・野獣∞パワーズ、どれも魅力的なコンビです。まぁ2017年の今となってはⅡ世も含め超人の数が増えましたからね、こういったコンビの組み合わせももはや天文学的数字になってしまうわけですが…まぁ俺が考える「組むわけはないが組んだらすごい夢のタッグ」第1位はベタかもしれませんがキン肉マン&アシュラマン、キン肉星の王子と魔界の王子のプリンスコンビですかね。阿修羅バスターとキン肉ドライバーならドッキングできそうですし、逆にキン肉バスターと阿修羅稲綱落としでもドッキングできそうですし。
さてここからは「キン肉マンが戦った忘れ得ぬ超人たち」シリーズ。確かにキン肉マンと2回以上シングルマッチで対戦したのはロビンマスクしかいません。そしておそらくこの先も現れないでしょう。可能性があるとするなら…意外にラーメンマンあたりか?
ここでツッコむべきポイントはキン肉ドライバーが48の殺人技に含まれちゃってる点ですな。いろんなところでこの間違いは出てくるので、むしろ公式設定として認めちゃってもいいのかなぁ…
さらに「海外トピック 最近登場しない超人の近況」。
以上が「キン肉星王位争奪編 熱闘メモリアル・スペシャル」こーゆーの定期的にやってくれても楽しいですね…
こーゆーのは嬉しいですね。登場しなくなってしまった超人の事を常に気にかけているのがキン肉マン読者の特徴ですから。裏を返せばチョイ役の登場人物であってもずっと記憶に残り続けるインパクトがあるということですよ…
ちなみにあえてツッコミ所を探すのであれば、現地の新聞で「GELONIMO」と記載されていますが普通ジェロニモの綴りは「GERONIMO」です。
さらに「もし第3回超人オリンピックがおこなわれたら」決勝トーナメントはこんな組み合わせに。ラーメンマンがこのトーナメント表にいないのも気にもなりますが、最大の問題点は記事の中の「Bブロックは猛牛バッファローマンがゲバ評通り勝ち抜いた」という記載です。なぜ下馬評のゲバだけカタカナにしたのかさっぱり分かりません(笑)
キン肉マンのシングルマッチ戦績18勝2敗1無効試合というのは分かりやすいですね、2敗はもちろんカメハメとミキサー大帝、1無効試合がロビンです。そーすると18勝というのがカレクック・ラーメンマン・ロビンマスク・ジェシーメイビア・キングコブラ・ベンキマン・ウルフマン・ウォーズマン・ステカセキング・ブラックホール・アトランティス・バッファローマン・スニゲーター・プラネットマン・アシュラマン・悪魔将軍・ホークマン・ミスターVTRでちょうど18人。
これに対しテリーマンの4勝1敗1分けという成績に関しては疑問あり。これまでのテリーのシングルマッチの戦績はこのようになってますから。
vsスカイマン 勝利
vsロビンマスク 敗北
vsラーメンマン 勝利
vsザ魔雲天 勝利
vsアシュラマン 引き分け
vsキングザ100トン 引き分け
vsモーターマン 敗北
ここまでのテリーの通算成績は3勝2敗2分けになるはずなんです。とゆーことはゆでたまごの中ではキングザ100トン戦はテリーの勝利に、モーターマン戦は無かったことに修正されているということですかね…
さて本編に戻りましょうか。キン肉マン&ロビンに挑むのは当然この超人。
そんなゼブラとタッグを組むのが…
パルテノン!
剛力や飛翔とは異なり「技巧」というはっきりしない神と一体化したゼブラ、しかもファイトスタイルは完全に「残虐」そのものという点もゼブラの印象を弱めている感があります。外見的にもさ、衣服を着ている他の偽王子とは異なりゼブラだけ全身タイツっぽいのもマイナスですかね。遺伝的にキン肉大王と王妃からこんな皮膚の奴生まれないでしょ(笑)
パルテノン!
アテネのパルテノン神殿が変化したキン肉マンには珍しい建造物系超人。古代ギリシア文明絡みということで古代ギリシア出身4000歳のスプリングマンや古代インカ出身2000歳のベンキマンと同じく超高齢超人かと思わせておいて実年齢43歳という普通のおじさん超人(笑)
がしかし超人強度1500万パワー、身長280㎝体重950㎏の巨体はやはり魅力。パルテノンよりも身長体重共に大きいのはキン肉マン史上サンシャイン・ゴーレムマン・魔雲天の3人だけですし。マンモスマンが身長279㎝体重400㎏というのと比較してもらえるとパルテノンの巨漢ぶりがよく分かりますね…
キン肉マンⅡ世でキン肉マンとテリーマンが日米クロスボンバーを披露してくれるんですが、さらにキン肉万太郎とケビンマスクによるニュージェネレーション日英クロスボンバーも登場するんですよ。これはちょっと読者として嬉しかったですね…
さてここでパルテノンがアクロポリスの陽を召喚。
さて技巧と言いながら今度は剛力っぷりを発揮するゼブラ。
さらに今度はパンチ攻撃。
よく小銭やライターを握り込めばパンチ力が上がるなんて言う輩がいますが、そんなのは嘘っぱちです。そんな程度では拳は重くも硬くもなりません。パンチングマシンで試してみりゃすぐ分かることなのにねぇ…
よく小銭やライターを握り込めばパンチ力が上がるなんて言う輩がいますが、そんなのは嘘っぱちです。そんな程度では拳は重くも硬くもなりません。パンチングマシンで試してみりゃすぐ分かることなのにねぇ…
キン肉マンにおける技の中でも相当豪快な大技です。カナディアンマンが後楽園を揺らしたのに匹敵する大技です(笑)