キン肉マン29巻の考察、その後編です。
さてここから知性チームvs残虐チームの試合再開。
さてここで知性チーム4人目の超人が登場!
さてここで知性チーム4人目の超人が登場!
プリズマン!
そのスタッツから見ていきましょう、まず超人強度は5200万パワー。これはあのネプチューンキングをも上回る脅威の数値。だけどもこのプリズマン、肉体的にはさほどの力はありません。頭も悪いし。とても5200万ものパワーがあるとは思えませんがね…
さらに注目すべきはその身長304㎝。巨漢超人の代表格であるサンシャインとゴーレムマンでさえ身長は300㎝ですからね、それを上回るプリズマンは相当にデカいはずです。とはいえ戦闘描写を見ていると普通の超人と大して変わらない大きさなんですけどね…
ちなみにプリズマンよりデカい超人はいないのか?という問いに対する答えは「微妙」です。とゆーのもタイルマンの身長が「225㎝説」と「325㎝説」の2つがあるからなんです。もし後者が正しいとすれば超人界で最も大きいのはタイルマンということになります。バッファローマンが250㎝、ネプチューンマンが240㎝であることからするとタイルマンがそれより小さい225㎝というのは不自然な気もしますからね、超人界No. 1の高身長超人は325㎝のタイルマンでいいんではないでしょうか。
話をプリズマンに戻しますが、その出身地は南極。クリスタルマンと同郷です。別にプリズマンの身体は氷でできてるわけではないんですが、ゆでたまごには氷に見えちゃったんでしょう(笑)
最後に年配のキン肉マン読者であれば、プリズマンを見た時にこの怪獣を連想したはずです。
光怪獣プリズ魔!帰ってきたウルトラマンに登場した怪獣なんですが、その無機質な外観が記憶に残る怪獣です。全く動かない怪獣ってのはこのプリズ魔の他には初代マンのブルトンくらいのもんですからね、逆に印象的ですよね…
そしてこの6人タッグのリングは…
立方体浮遊リング!
さ、ストーリーに戻ります。ここで試合形式が唐突に変更。
チームメイトのバッファローマンが「6…6人タッグ…」とあまり乗り気でないような発言してるのが気になりますが。ただこの「6人タッグマッチ」という言葉は正しいんでしょうかね?どうしてもタッグマッチという言葉からは2対2の試合形式を連想してしまいます。とはいえ「コンビ」という言葉に変えても同じですし「トリオ」にするとどーしてもお笑い感が出てしまいますし(笑)
立方体浮遊リング!
屋根を突き破った時にリング上にいた6人が怪我しなかったのか心配です(笑)
そんな立方体リングが落ちない理由。
俺は6面全てにリングが出てきたと思ってたんですが、よくよく見てみるとリングは3面だけなんですね。6面あれば6試合同時にできたのにもったいないですよ、悪魔六騎士編なんて全試合同時にやればすぐ終わりますから(笑)
そしてプリズマンといえば兎にも角にもこの技です。
そんなレインボーシャワーは太陽光からカピラリア七光線を生み出しているんです。
50数億年前にカピラリア七光線が降り注ぎほとんどの超人が死滅してしまったわけですが、1点問題があります。それは…「50億年前にはまだ太陽が生まれていない」(笑)太陽の年齢はおよそ46億歳くらいなんですよ。
あらゆる超人を骨だけにしてしまうザラキ的な即死技です。プリズマンは他にもキャンバス手裏剣などの技を持っていますが、そんなの余計です。プリズマン=レインボーシャワーであり、レインボーシャワー=プリズマンです。悪魔将軍やザ・マンですら瞬殺しかねない超高出力なのに基本技として使用できるというのがプリズマンの絶対的特徴なわけです。
50数億年前にカピラリア七光線が降り注ぎほとんどの超人が死滅してしまったわけですが、1点問題があります。それは…「50億年前にはまだ太陽が生まれていない」(笑)太陽の年齢はおよそ46億歳くらいなんですよ。
それにしてもこのカピラリア七光線の設定が完璧超人始祖編で再登場した時は感動しました。まぁそれによると超人の神々がカピラリア七光線によって地上の超人を滅ぼしたのは「数万年前」という設定に変わっていましたけどね。そうしないと完璧超人始祖の面々が50億年以上生き続けているということになっちゃいますから。数万年でも十分長いけども50億歳はさすがにやり過ぎですからね、この設定変更は仕方ないか。
レインボーシャワーでリングを貫通できるということはですよ、レインボーシャワーは超人の肉体だけではなく無機物に対しても有効だということです。そうするとですね、レインボーシャワーは「超人の肉体にのみ影響を与える」と考えるよりむしろ「人間の肉体以外の物全てに影響を与える」と考える方が分かりやすいのかもしれません。
あのフェニックスを出血させ顔面を凹ませるなんてこと、並の技ではできません。威力だけじゃなく技の入り方、ネーミングもいいですし、何より打撃メインで戦うブロッケンJr.に合ってますよね、この技は。
がやっぱりソルジャー救出のためにはレインボーシャワーをなんとかしなきゃならないので、ブロッケンJr.は…
このブロッケンマンとⅡ世での年老いたブロッケンJr.、さすがに親子だけあってそっくりですね。アニメ版なら色の違いですぐ区別がつくんですが(笑)
このブロッケンマンとⅡ世での年老いたブロッケンJr.、さすがに親子だけあってそっくりですね。アニメ版なら色の違いですぐ区別がつくんですが(笑)
そして再びプリズマンのターン。
さっきラーメンマンは太陽系の超人の大量死は50数億年前と言ってたのに、それがここでは100万年前の出来事になっちゃってます。どっちが正しいのか…もうどっちでもいいんですけど(笑)
さっきラーメンマンは太陽系の超人の大量死は50数億年前と言ってたのに、それがここでは100万年前の出来事になっちゃってます。どっちが正しいのか…もうどっちでもいいんですけど(笑)
そしてブロッケンJr.の重大すぎる秘密が明らかに。
まぁ…ジェロニモの存在を考えるとそこまで不自然なことではないのかも。それにしてもドクロの徽章を外したらブロッケンJr.は人間に戻っちゃうということですが、ザ・ニンジャ戦では外しっぱなしでしたけどねぇ…
つーわけで人間になっちゃったブロッケン。
ブロッケンJr.の瞳が描かれるのは非常にレアなことです。まぁ白目と黒目をちゃんと描いてもらえる超人の方が少なかったりするんですけどね、ロビン・ウォーズ・ウルフ・バッファローマンあたりは常に白目ですし、ラーメンマンは糸目ですし…がしかし力を使い果たしたブロッケンJr.、足手まといになることを嫌い自ら死を選びます。
バッファローマン「あんまり冷てえじゃねえかブロッケン!オレ達は残虐チームを結成する際に死ぬ時はみんな一緒と誓ったはずじゃねえかーっ!」
そしてブロッケンJr.生涯最後の技が…
そんなこんなでブロッケンJr.死亡。
そしてここで唐突にキン肉アタルの名を出してしまうキン肉王妃。
嫁の頭をわしづかみ(笑)
ここでふと思ったんですが、キン肉マンを実写化するならそのキャストはどうなるだろう?ちょっと考えてみました。
キン肉マン ロバート秋山
テリーマン チャックウィルソン
ミートくん 春風亭昇太
ロビンマスク 京本政樹
ラーメンマン 森本稀哲(日ハム)
ウォーズマン ケインコスギ
ジェロニモ ブラッドピッド
ブロッケンJr. 高倉健
バッファローマン パパイヤ鈴木
ザ魔雲天 マツコデラックス
ウルフマン 千代大海
キン肉大王 高橋克実
キン肉王妃 風吹ジュン
委員長 西田敏行
マリしゃん 夏目三久
ナッちゃん 鈴木紗理奈
ビビンバ 上戸彩
キン骨マン 千鳥大吾
我ながら完璧なキャスティングです。千鳥大吾のスケジュールが合わなければキン骨マン役は志茂田景樹にお願いします(笑)
本編に戻りましょう。ブロッケンJr.からなぜ自分を残虐チームに誘ったのかを問われたソルジャーは…
そう、ブロッケンJr.は自分の仕事は必ず遂行する男なんです。ミートくんのボディーパーツ奪還、ウォーズマンを救うために乗り込んだ五重の塔リング、そしてこの王位争奪戦と、誰かのために戦うブロッケンは絶対に負けないんですよ!
ベルリンの赤い雨、ハンブルグの黒い霧に続くドイツ地名シリーズ第3弾。この後もシュトゥットガルトの憂鬱、ゾーリンゲンの鈍色刃とブロッケンJr.のドイツ地名シリーズは続いていきます。他の超人にも同じような地名技はあるんですよ、ザ・コンステレーションの「カイロの紫のバラ」とかイリューヒンの「レニングラードの黒いトゥネーリ」とか。でもやっぱ本家本元はブロッケンJr.ですね…
嫁の頭をわしづかみ(笑)