きよの漫画考察日記2176 球場ラヴァーズ第6巻

球場ラヴァーズ、これで最終巻です。

さて2012年、開幕はこのナゴヤドームから。

野球場は新しければ新しいほど観客席の角度が急になっていくイメージはありますね。特に3F席なんてホームランボール追っかけて転落事故とか起こらないのか怖くなります。そのうち誰か馬鹿が落っこちるぞ…

そして基町姉さんは三塁側へ。

プロ入り3年目だった堂林はこの年144試合全試合出場を果たし、オールスター、さらには侍ジャパンにも選ばれるという大活躍でした。でも両リーグ最多の150三振に29失策、打率は.242程度でしたからね、人気先行の感は否めません。そしてやはりその後堂林は1軍に定着することなく現在に至ってます。背番号7はもう返上しないとダメかな…

一方みなみちゃんは外野席。

武井咲は可愛いからどんな球を始球式で投げようが許せますけどね。それよりも凄いのは神スイングの稲村亜美ですよ。あの子が甲子園でやった始球式はお見事でした。

下手な男よりいい球投げてるもんなぁ…

そしてみなみちゃんは外野席。

この年から8年続いた落合監督に代わり第2次高木監督時代に入ったわけですな。まぁ落合さんの時代の中日は困ったもんでしたよね、セリーグ優勝4回、2位3回、3位1回ですから。これはもう中日の黄金期だったと言っても問題ないでしょう。やっぱこれは谷繁の存在がデカいんじゃないかな、谷繁が衰えて黄金期も終わったもんなぁ…

さて開幕戦から劣勢の広島、今年もダメな雰囲気の中…

プロ野球はさ、俺たちに絶望を与えもするけど同時に希望も与えてくれるんですよねぇ…

さて視力の落ちたみなみちゃん、メガネを探します。

野球投手のメガネといえば小宮山か山井ですけどね。ただこのスポーツサングラス、クソ高いんですよね…

さてここで実央ちゃんがバイトを始めます。

球場のビールの売り子、ありゃ大変な仕事ですよ。ただ可愛いだけじゃ勤まんないです。本来なら男がやるべき職業なのになぜ女の子がやるのか、それは簡単ですね。野郎から800円もするビールを買う気にゃならんからです（笑）

そして広島ファンには嬉しい出来事が。

マエケンのノーヒットノーラン達成はプロ野球78人目。広島の選手としては外木場義郎、藤本和宏、佐々岡真司に続いて4人目の快挙です。ちなみに我が阪神は三輪八郎、呉昌征、梶岡忠義、真田重蔵、バッキー、江夏豊、湯舟敏郎、川尻哲郎、井川慶の9人。フッ、勝ったな…

さて今回はここで観戦。

エキサイトシート！

座ったことはありませんが、まぁエキサイトすることは間違いないでしょうな。ただ東京ドームのエキサイトシートは1席8000円というブルジョワ席でもあります。8000円あればドーム立ち見に8回行けちゃいますからね…

さてここで実央ちゃんのバイトの同僚になったのがこの子。

太田日南子！

この子、この球場ラヴァーズという漫画において重要な役回りを務めることになります。まぁそれについては巻末で。

さて2012年はこんな記録が生まれました。

稲葉が日ハムで2000本安打を達成したのがこの2012年の出来事だったんですな。プロ野球20年間で通算2167安打、コツコツと積み上げてきた素晴らしい成績です。内角球を捌く技術はピカイチだとも思いますね…

さらにこんな懐かしい名前も。

バリントン、そういやいましたね。広島に在籍した4年間で40勝、これは広島の助っ人外国人としては当時最多記録です。ジョンソンが凄い勢いで更新していったんだよなぁ（笑）

さてある日は雨中の観戦。

カッパってもう言わねえのかぁ…

つーか俺たちの知らない間に時代遅れにされてる言葉って結構多いんですよね。チョッキ、つっかけ、乳母車、チャック、シミーズ、月賦、ちり紙、背広、スパッツ、スチュワーデス、保母さん、ハンサム、メリケン粉、物差し、ビフテキ、ツッパリ…まぁ時代遅れだと言われると意地でも使い続けたくなるもんなんですけどね…

そして稲葉が2000本安打を達成して6日後、この選手もまた大記録を達成します。

宮本慎也！

プロ通算2133安打、2001年にはシーズン67犠打という日本記録も達成しているいぶし銀の好打者ですね。ただやはり宮本といえば守備の人というイメージは強いのかもね。でもそれ以上に賞賛すべきなのは宮本の顔に似合わないそのキャプテンシーですよ。いい監督になると思うんだけど、とりあえずヤクルトの監督は真中さんの後は小川さんで繋いで、そこから高津→宮本ってな流れですかね

さて基町姉さんの会社の部長は横浜ファン。

遠藤ってのは遠藤一彦、大洋一筋15年間投げ続けてきた名投手です。大洋ホエールズが横浜ベイスターズに変わる1992年に引退したので、オールドファンにとってはまさに大洋ホエールズを象徴する選手なのかもしれませんな。ちなみにあの弱小球団大洋で最多勝2回、最多奪三振3回、沢村賞まで獲得してますからね、もっと強い球団にいたならば評価ももっと高いのかもしれませんが、それはそれでもう俺たちが知ってる遠藤さんではなくなっちゃうんだよなぁ…

そんなわけで年齢を気にする基町姉さんでしたが…

40オーバーでも頑張ってるスポーツ選手は皆カッコいいんですよね。野球ならイチローや福留や松井稼頭央、サッカーならキングカズ、他には葛西紀明とかですかね。同じ40代として嬉しい限りですよ…

さてここで選手に付けられたニックネームで盛り上がる基町姉さんと実央ちゃん。

野球選手のニックネーム、まぁ山ほどありますよね。ちょっと代表的なのを羅列してみましょうか。

ミスター 長嶋茂雄

怪物江川卓

悪太郎 堀内恒夫

鉄腕稲尾和久

親分大沢啓二

番長清原和博

ガッツ 小笠原道大

ゴジラ 松井秀喜

赤い彗星 赤星憲広

ハマの番長 三浦大輔

アニキ 金本知憲

闘将星野仙一

ブンブン丸 池山隆寛

炎のストッパー 津田恒実

大魔神 佐々木主浩

ミスター赤ヘル 山本浩二

鉄人衣笠祥雄

牛若丸 吉田義男

カリブの怪人 デストラーデ

赤鬼マニエル

ギャオス 内藤尚行

おかわり君 中村剛也

世界の盗塁王 福本豊

サブマリン 山田久志

ドカベン 香川伸行

ジョニー 黒木知宏

う〜ん、キリがねぇわ…

そしてオチに使われたのはこの選手。

これは中日の武藤祐太のことです。今年2018年から横浜に移籍したみたいですね、まだ20代だしもう一踏ん張りいけるかな…

さてこの2012年、やはりダメな広島。

この年広島は怪我人を出しつつも1997年以来15年ぶりに前半戦をAクラスの3位でターンしたんですよ。まぁ結局4位で終わりましたが、この辺りからジワジワと戦力は揃いつつあったんですね…

さてこの球場ラヴァーズの物語のメインであった赤い帽子の人をついに実央ちゃんが見つけます。

日本の人口は1億2000万人、その中から特定の人物を見つけるのは本当に難しいことですわな。つーか俺の提案なんですが、日本人1億2000万人の顔写真を全てインターネット上で閲覧できるようにしてみてはどうでしょうかね？そうすればまず劇的に犯罪が減ると思いますけどね…

がしかし、ここで会うのが怖くなっちゃった実央ちゃん。

この気持ち、勝ってばかりの巨人ファンには分からんでしょうな。

まぁ弱小球団のファンが優勝を経験して燃え尽きる、無い事はないんでしょう。でも俺的にはその心配は無いですね、俺は常に阪神の優勝を求めているわけではないからです。もちろん結果としての順位は重要視してはいますが、それ以上に日々の1勝、これにウェイトを置いてますから。阪神が優勝しようがしまいが目の前の試合に勝ってくれれば嬉しいし負ければ悔しい、その繰り返しです。だから燃え尽きるなんて事はあり得ないですよ…

そんな実央ちゃん、西武ドームの芝に癒されます。

西武ドームの芝は当然人工芝です。俺はあのシャリシャリ感の上でスポーツをするのは苦手ですね。最近の人工芝は天然芝に近づいてるとはいうけども、やっぱりビニール的な感じが足裏から伝わってくるもんな…

そんなわけで気持ちを決めた実央ちゃん、人生初のマツダスタジアムへ。

新しい球場はこういったアミューズメントやフードコートが充実してて羨ましいですよね。球場というものにこういった楽しみを求めるのであれば我らが甲子園の居心地は最悪かもしれません、まぁとにかく施設が古いですから。まぁ甲子園にそんな近代的な物を求めてるようなにわかファンはどうでもいいんですけどね、でもやっぱ一見さんには新しい球場が好かれるわなぁ…

さてここで現地の広島ファンに元気付けられる実央ちゃん。