さてさてついに招集された日本代表、このチームを率いるのはこの人です。
名前からも分かるでしょーが、このパンチパーマからも分かりますね。この大木監督のモデルは当然…
名将、仰木彬!
さぁ脱線しますよ(笑)俺も30年くらいプロ野球を見てきましたがね、監督としては仰木さんが日本プロ野球史上最高の監督だと断言致します。そりゃ三原さんや水原さん、川上さんあたりの名前を出すとややこしくなるんでしょーが、見たこともない監督の采配をどーこー評価できるもんでもないでしょ。だから俺の評価しうる監督というものは、俺が野球を理解し始めたであろう1983年以降の監督ということに絞られるんですよ。
そーすると、1983年以降にペナントレースを制した監督は27人います。藤田・広岡・古葉・上田・吉田・森・阿南・王・星野・仰木・山本・野村・長嶋・東尾・梨田・権藤・若松・伊原・原・落合・伊藤・バレンタイン・ヒルマン・渡辺・秋山・岡田・栗山。この27人が俺の中での最高の監督の候補だといっていいでしょうね。
そしてですね、俺は優勝回数というものを重視しません。最高の監督とはどーゆー監督かという点を考えた場合、それは「弱いチームを優勝に導く」という点が一番大切なんだと思うんですよ。そー考えるとですね、この27人の中で弱小チームを強豪チームに作り変えた監督として名前が挙がるのは広岡・上田・仰木・野村・バレンタイン、この5人でしょう。でも広岡さんと上田さんは俺が子供すぎてあんま覚えてないし、ノムさんは阪神時代が酷かった。結局仰木さんかボビーくらいしか残らないんですよね…
まぁどの監督を好きになるかは人それぞれ好みがあるでしょーが、俺の中では仰木さんがBestだということです。心からご冥福を願ってやまない人ですよ…
さてこの日本代表には現役メジャーリーガーも招集されています。そーです、この人が登場します!
……説明不要ですよね。日本の総理大臣の名前を知らないバカでもこの人の名前は知ってるはずです。そのモデルはもちろん…
イチロー!
…………う~ん、イチローに関しては俺が言うことは何一つありませんね。いや、イチローについて語ってもいいんですが、それをやるとおそらく原稿用紙30枚くらいの分量になっちゃうことが予想されるので回避します。まぁここで1つだけ言うのであれば、マリナーズ時代のイチローのユニフォームを購入したいんですが値段が高くてツラいというくらいでしょーか…
そんなイチロー、打撃練習場で吾郎をあっさり粉砕。
まぁコジローに完敗したもののアピールには成功した吾郎。
そんなわけで直球だけの投球スタイルの限界を感じ始めた吾郎、その前に現れたのはこの投手です!
これもモデルは言うまでもないですし、何より顔も似てますね。そうです、この大投手です!
野茂英雄!
俺はね、日本プロ野球における最高の投手は誰かという議論においては常に野茂英雄の名前を挙げています。それほどまでに野茂は衝撃的でした。ちょうど近鉄で投げてた時に俺が中高生だったもんでね、その衝撃度が鮮烈だったのかもしれません。日本人メジャーリーガーのパイオニアという立ち位置がクローズアップされがちではありますが、俺はドジャース時代の野茂よりもむしろ近鉄時代の野茂に衝撃を受けましたよ。入団一年目で最多勝、最多奪三振、最優秀防御率、新人王、沢村賞、シーズンMVPというとんでもないデビューを果たした後、そこから4年連続で最多勝、最多奪三振のタイトルを保持し続けた野茂に勝てる投手を俺は知りません。俺が選ぶベストナイン先発投手部門堂々の1位ですね(2位江夏豊、3位斉藤雅樹)
さてそんな野呂にフォークを教えてほしいと頼む吾郎でしたが…
フォークボールは最も怪我をしやすい変化球だと言われてます。手首を固定して投げるがために肘と肩に負担が生じるというのがその理由のようですが、野茂も佐々木も村田兆治も怪我で苦しんだことからすればそれはある程度事実なんでしょうね…
そして野呂曰く、いいフォークを投げるにはまず指の力と握力だと。
フォークを投げるには強い握力が必要だとはよく聞く話ですが、ボールを挟んで投げるときに抜くだけなら別に握力は必要ありません。にもかかわらず握力が必要とされるのは、球速の速いフォークを投げる時にスッポ抜けるのを防ぐためなんです。フォークボールってのは球速が速ければ速いほど空気抵抗が大きくなるので落差が鋭くなって効果的になるボールなんですが、球速の速いフォークを投げるためにはもちろん腕の振りを速くしなければいけないわけで、そこでボールが抜けないように強い握力が要求されるんです。
つーわけで野呂からフォークのコツを教えてもらった吾郎、ついにこの変化球を完成させます!
これはね、物議を醸しました。まぁそもそも吾郎のジャイロボールを超絶ストレートとして描いてる時点でメジャーは理論的に間違ってはいます。ジャイロストレートという球は存在しないといってもよいでしょう。がしかしジャイロフォークという変化球は存在します。とゆーかジャイロ回転するボールは全てフォークなんですよ。
そもそも通常のフォークボールはボールの回転数を抑えることによって空気抵抗が増して落ちるんですが、ジャイロボールもジャイロ回転することによって空気抵抗が増して落ちるんです。つまりフォークボールとジャイロボールの理論はほぼ同じです。投げ方が違うだけなんです。
まぁ世の中にはジャイロフォークを投げる投手がほっとんどいないんで確実なデータは取れないんですが、ジャイロフォークには通常のフォークよりも優れている点が2つあります。1点目は手首を固定しないため通常のフォークよりかは肘肩への負担が小さいという点。そしてもう1点はフォークだと気付かれにくいという点です。通常のフォークボールは回転を抑えて投げるがゆえに、動体視力のいい打者にはフォークだと見破られてしまうという弱点が存在してるんですが、ジャイロフォークの場合には回転してるんでストレートとの見分けがつきにくいという利点が存在してます。まぁ存在してますといっても、ジャイロフォークを投げる投手がほとんどいないのであくまでも理屈上のメリットではありますがね…
つーわけで日本代表との壮行試合、まずは若手チームの攻撃から。
もちろんこの選手がモデルですわな。
三振した2番の青井、このモデルはこの選手でしょな。
西岡剛!
まぁアメリカで大コケしたんでね、阪神に来ても大した活躍しねーんじゃないかと疑ってたところがあったことを私はここに謝罪致します。打率.290、出塁率.346はリードオフマンとして及第点です。ロッテ時代に首位打者を1回、盗塁王を2回獲得したその能力は錆び付いてはいませんでしたね。まぁ阪神で再び打撃タイトルを獲得するのは難しいかもしれませんが、マートンとの200本安打コンビはやはり他球団の投手からすれば嫌な存在でしょう(日本プロ野球史上5人しかいないシーズン200本安打達成者のうち2人が現在阪神にいるわけですから)来シーズン以降もタイガースの西岡として頑張ってもらいたいと思ってます。それとは別に女性問題をどうにかせーよとは言いたいですがね(笑)
さらに続く若手チームの打線。
青木宣親!
外野手で左打者で俊足のヒットメーカー、どうしてもイチローと比較されてしまう青木ですが、いやいやどうしてこの打者も天才ですよ。そもそも野球の神域にまで踏み込んでるイチローと比較するのが間違いなわけで、イチローを除いて考えればこれほどのヒットメーカーは見当たりません。メジャーに適応するのに苦労はしてるみたいですが、青木はアメリカで必ずタイトル争いに絡むようになりますよ。日本人野手の評価は年々下がっちゃってますが、外野手はいいのが揃ってるんだぞというのをアメリカ国民に知らしめて欲しいもんですね…