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改訂版きよの漫画考察日記2249 北斗の拳第7巻 前編

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北斗の拳第7巻はついに北斗の長兄次兄が登場。北斗の掟は俺が守る!

おばけ

さてついにカサンドラに到着した一同。
壁が高過ぎる気がしますけどね。進撃の巨人じゃあるまいし(笑)

つーわけでまずは門番が立ちふさがります。
ライガ!&フウガ!
見分け方は「アゴに縦ヒゲをはやしてるのがフウガ、ヒゲがないのがライガ」です。ただアニメ版だとこのヒゲが無くなってしまうんですよ。でも安心、アニメ版だとより分かりやすく服の色で判別可能になっています。やっぱ色があるって便利ですよね(笑)
ちなみにライガの声は魁!男塾の王大人と、フウガの声はスラムダンクの野間と同じです。

そんなライガ&フウガ、鉄壁の門番だけあってなかなかやります。
二神風雷拳!
2人の指の間に張った鋼線により相手を切り裂く、拳法と呼べるかどうか微妙な技。2人の間にさえ入らなければ何の問題もないし、双子で完璧に息をそろえる必要性もそれほど感じません。フウガとライガは拳法の選択を間違えたな…
そんなライガ&フウガ戦、貼っときます。
うん、やっぱり色分けされてると見分けやすいです。おそ松くんやキャプテン翼の立花兄弟も色違いの服を着てくれればいいんだよなぁ…

つーわけでついにカサンドラへ乗り込んだケンシロウ。
ウイグル獄長に褒められたケンシロウの返しは…
結構無謀なことやってんですけどね、ケンシロウは。本人にその自覚が無いのが最も怖い(笑)

さてライガ&フウガがウイグル獄長に従っていたのは弟を人質に取られていたからでした。
ミツ!
ずいぶん兄と似ていない弟です。しかも名前がフウガ→ライガときてのミツって。三番目に生まれたからミツなのかもしれませんが、それにしたって名前にも兄との関連性が感じ取れない。そう考えるとライガ&フウガとミツとは父親もしくは母親が違う半弟なのかもなぁ…
ちなみにこのミツ、原作では死にませんがアニメ版では見事に殺されます。北斗の拳においてはタキのように原作では殺されるのにアニメ版では生き延びるというパターンは非常に多いんですが、その逆という珍しいパターンです。アニメ化に際してミツを殺さなきゃいけない必要性は特に無いんだけどなぁ…

さてミツの処刑に使われるのはこれ。こんなのが襲ってきたら俺でも「ううわあ〜‼︎」と叫んでしまいます(笑)ちなみにライガとフウガはミツが処刑されるのを歯を食いしばって耐えながら見ているんですが、なぜ助けに行かないのかね?

つーわけでケンシロウvsウイグル獄長。
「なにぬね‼︎ぬおお‼︎」いきなり獄長がブッ込んできましたね(笑)北斗の拳の連載的に見てこのカサンドラ編周辺はこういった面白セリフが頻発します。まぁやり過ぎは北斗の拳の世界観を壊してしまうので気をつけなくてはいけないんですが。

さてここでウイグル獄長の恐怖の儀式。
抜いたヒゲの本数で処刑する者の獄舎を決定するというこの儀式なんですが…これ、だいたい出る数字は2〜5くらいでしょ。15号獄舎とかに入っちゃえばもう安心です(笑)

そしてウイグル獄長はこの武器を取り出します。

泰山流千条鞭!
何が凄いってもちろんその収納方法です。常識で考えると絶対に兜には入りきりませんからね…これはもう四次元ポケットということにしときましょう(笑)

さてこの千条鞭でケンシロウの動きを封じておいてのこの技。
猛古覇極道!
単なるショルダータックルといえばそれまでなんですが、強靭な肉体を有するウイグル獄長に複雑な技は必要ないんです。やはり技というものは弱者が用いる技術なんですよ、なんか刃牙みたいなこと言ってますけど(笑)

そんな猛古覇極道の威力はこの通り。
ケンシロウを失神KOに追い込んだのは作中サウザーとカイオウくらいのもんですが、一撃で失神させた技はウイグル獄長の猛古覇極道だけです。そう考えると破壊力は作中屈指の技なのかもしれません。ラオウの天将奔烈と撃ち合えば勝っちゃうかも(笑)
一応猛古覇極道の破壊力を確認しておきましょう。

うん、やっぱ天将奔烈より凄えわ(笑)

しかしそんな猛古覇極道も2度目以降は弱体化。
ウイグル獄長の体重は350kgあります。小錦がMAX重い時でも285kgでしたからね、そんなのが突進してきたらそりゃケンシロウも失神します。ちなみにアニメ版だとウイグル獄長の体重はなぜか500kgに増量されています。迫力を増すためなのかもしれませんが、さすがに体重500kgはリアリティに欠けますかね…

そしてこの技。北斗鋼裂把!
鋼鉄を引き裂ける握力があるのならもはや相手の身体を掴んでさえしまえば勝ち確定のような気もしますがね。ハート様だろうがサウザーだろうが、秘孔を突くことにこだわらず掴んじゃえばいいんだもんな…
そんな北斗鋼裂把の動画がありました。
握力で握り潰すって、どちらかといえば悪役の技だな…

そんなわけで追い詰められた獄長。
気になるワードが獄長の口から飛び出してきましたね。「劉家北斗神拳」原作においてこの言葉が他に登場することはないんですが…実は蒼天の拳において「北斗神拳には北斗曹家拳・北斗孫家拳・北斗劉家拳の北斗三家が分派として存在する」という設定が判明しました。この中の北斗劉家拳が北斗琉拳へとへと変化していくわけですが…でもそれだとウイグル獄長がここで劉家北斗神拳という言葉を使うのは辻褄が合いません。これ実は北斗の拳の連載が始まる前に掲載された読み切り版北斗の拳に由来するんだそうです。この読み切り版北斗の拳の主人公である霞拳四郎が使用する拳法が「劉家秘伝北斗神拳」なんです。その時の設定をそのままウイグル獄長が口走ってしまったということなんでしょうね。

つーわけで善戦したもののウイグル獄長も戦死。

一発屋といえば一発屋なんです、ウイグル獄長も。でもやはり北斗の拳の読者に強烈な印象を残しましたよね。強いのはラオウやサウザー、ファルコやカイオウ、カッコいいのはレイやシュウ、でも印象値という観点だけで考えるとジャギ様やアミバ、ウイグル獄長は上位にランクインしてしまうんですよね。これは不思議な現象だわ…

そしてここでケンシロウの名言。
後にケンシロウは最終回で「俺の墓標に名はいらぬ」という名言を残しますが、逆に考えると名はいらないけど墓標だけは必要だって事です。その墓標すらも与えない、うーん、やはりケンシロウは悪党に対して容赦が無い。


後編に続く…



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