ついにキャプテン翼小学生編が決着を迎えます!
さて南葛vs明和は延長戦前半、翼くんのオーバーヘッドシュートは若島津の身体を弾いてゴールと同時にホイッスル!その結果は…
バスケならこーゆーことはあります。試合終了と同時に打ったシュートがノーゴールと判定されることはあります。だけどサッカーではまずお目にかかりません。それは試合を終わらせるタイミングが主審の笛に委ねられているから。これからシュートを打つぞというタイミングで試合を終わらせる審判はまずいませんからね…
つーわけで延長前半が終わってもまだ同点、岬くんはさらに負傷したにも構わず後半も出場!
岬「翼くん。そういえばボクと翼くんがはじめてプレイしたのも延長戦だったね。」
まぁ今更言うようなことではないんですが、高橋陽一の描くキャラクターは顔が同じです(笑)翼くんと岬くんですら髪型が同じなら見分けがつきません。岬くんと三杉くんと松山くんをパッと見で区別できる奴はなかなか居ないでしょう。主要キャラクターですらなかなか見分けがつかないんですから、雑魚キャラクターに至ってはもはやクローン祭り状態です(笑)
そして延長戦後半も残り1分、攻めるのは大空翼!
迎え撃つのはもちろん日向小次郎!
サッカーに賭けるその動機という点だけなら翼くんよりも日向の方が上ですな。ここまでハングリーなサッカー選手は日本ではまずお目にかかれないでしょう…
つーわけでボールを奪った日向、南葛陣内に攻め込みますがさすがに疲労でボールをクリアされちゃいます…がしかし!
タケシ「まだだ日向さん!」
これでまだ4年生だってんだから沢田タケシ恐るべしです。俺が小学4年生の頃なんてまだ鼻垂らしてたよーな気がしますがね(笑)
そしてタケシからのラストパスは後に東邦ゴールデンコンビと称されるだけあって日向の元へピタリ!
日向「そうだタケシ、おまえとも約束したな、いっしょに優勝するって…そうだ、おまえがおれにパスを送るかぎりおれは必ずシュートをうつぞ!」
長かった延長戦の最後の最後にシュートを放ったのは日向、これはもはや決まる流れです。そりゃそーですよ、もう時間も無いんですから。これが止められちゃうなら引き分けになっちゃうけど、そんな展開はさすがに無いでしょ…
…
……
若林くんはちょっと凄すぎです。まぁ凄すぎるがゆえにこの先若林くんの出番は激減してしまうんですがね。南葛や全日本Jrユースが失点して苦しむ展開を描くためには若林くんの完璧さは逆に制約になってしまうんですよ。高橋陽一によって西ドイツに追放されたような感じです(笑)
つーわけで延長戦終了!
…ん?じゃあ引き分けになるのか?それともPK戦?と思わせておいてなんとここから…
延長戦で決着がつかなかった場合に再延長戦を行うスポーツは多くはありません。バスケとハンドボールくらいのもんでしょうか?
ちなみにバスケの場合は決着がつかない限り永遠に再延長戦が続きます。NBAでは再々々々々延長戦にまで突入した記録が残っておるんです。ほぼ二試合分戦ったようなもんですよ…
さて再延長前半か始まりますが、南葛は翼くんと岬くんの体力回復を図るために前半はひたすら守るという戦術にでます。これではさすがに攻めあぐねる日向がパスを出したのはまさかまさかの…
どこまで上がってきとんねん(笑)しかも掛け声が「きえ~っ!」って(笑)
そんな若島津のシュートすら防いで再延長前半を守り抜いた南葛、再延長後半は攻めに回りたいんですがやはり岬くんの足はもう限界。
岬くんはね、母親の顔をたった一枚の写真でしか知りません。会ったこともない母親が息子に力を貸してくれるのかは分かりませんが、岬くんはこれを信じて石崎くんからのセンタリングに飛びます!
だけどここに立ちはだかるのはもちろん日向、岬vs日向の空中戦の行方は…⁉
これでこそ岬くんです。この状況でも翼くんのサポートに回れる、これこそが岬太郎の真骨頂です。
つーわけで散々苦しめられた若島津の牙城を打ち破ったのは…南葛ゴールデンコンビのこのシュートです!
時間差オーバーヘッド!
もはや発想がサッカーではなくバレーボールですな(笑)
そーゆーわけでついに勝ち越した南葛、あと2分耐え切れば優勝だったんですが…
ついに限界を迎えちゃった若林くん、うずくまって動けません。このチャンスに日向がジャンピングボレーシュート!
それでも止めます!これだからこそ若林くんはSGGKなんですよ!
がしかしこのこぼれ球に詰めたのはまたしても若島津(笑)お前はFWかぁ⁉
しかもジャンピングサイドキックというよく分からん蹴り方(笑)
このシュートにはね、さすがの若林くんといえどももはや反応できません。頼みの綱の翼くんは日向のシュートブロックにいって倒れたまんま。明和が再び追いついたかと思いきや、この男がいくんです!
岬「勝つんだ!」
不覚にもウルッときてしまいました普段はどちらかといえば控えめで大人しい岬くんがみせたこの熱い闘志、心に響いちゃいます…
つーわけで岬くんが防いだボールは翼くんの元へ。ゴールポストに大激突した岬くん、もう動くこともできない若林くんというこの状況を考えればフィールドの外に蹴り出すという選択肢もあったんですが…翼くんは明和ゴールを目指します!
たしかにそーゆー事は考えてしまいますな。2戦して1勝1敗だったから互角だなんて灰色決着はなんとなくスカッとしない。ならばスコアで決めたいという心境はよーく理解できます。
さて独走する翼くん、止めに行くのは沢田タケシでしたが…
なんと眼光だけで道を譲らせるという極道的な技を翼くんが披露(笑)
そんなわけでタケシをかわせば後は明和ゴールまで無人かと思いきや…
あっち行ったりこっち行ったり、よく走る2人だのぅ(笑)
つーわけで正真正銘、両雄最後の激突!
日向が力で奪うのか、翼くんが技でかわすのか、さぁどーなる?
これはええシーンやね。ここで日向を弾き飛ばすとは予想外ですもん。キャプテン翼は先の展開がすぐに読める漫画だと思いがちやけども、実は読者の予想を裏切る展開がてんこ盛りなんだと改めて気付かされました。
つーわけで残るは若島津ただ1人、ここはあっさりといきます。
こーなればあとは無人のゴールに蹴り込むだけです。チョンと蹴ればそれで済む話なんですが、あえて目一杯蹴り込んだ翼くんのシュートが奇跡を起こします!
ゴールネットを突き破りましたぁ(笑)
まぁキャプテン翼においては定番の出来事です。サッカーのゴールネットの素材はナイロンかポリエステルであり、柔らかそうに聞こえるけども刃物使わない限りまず切れることはありません。たぶんね、キャプテン翼の世界においてゴールネットに使われてる素材は糸こんにゃくなんですよ(笑)
ちなみに実際にゴールネットを突き破ることは可能なのかという点について科学的考察がなされたことがありますが、それによると必要とされるボールの速度は時速2800km/h。驚愕のマッハ2.3です。そりゃ森崎くんだって吹っ飛びますよ(笑)
つーわけで長い戦いでしたが優勝は南葛SC!得点王は翼くん、アシスト王は岬くん、そして大会優秀選手20名も選ばれました。
若林・若島津・中西・翼・来生・滝・日向・和夫・政夫・三杉・松山・タケシ・岬・井沢・高杉、この15人は当然分かります。武蔵のFW一ノ瀬くん、MF本間くん、ふらののMF小田くんもキャプテン翼マニアなら抑えておることでしょう。がしかし問題は日立のDF大里次郎です。この男だけは全くもって謎です。このあまりにも華の無いDF陣の反省として、中学生編では次藤や早田が登場するわけですな…
さて全国大会も終わり、それぞれの旅立ちを迎えます。若林くんは三上コーチに誘われちゃうんです。
そーです、当時は「西」ドイツです。ドイツ代表はW杯において優勝3回、準優勝4回の超絶なる成績を収めていますが、そのほとんどが西ドイツ時代の記録です(東西ドイツ併合後は日韓大会の準優勝1回のみ)「西ドイツ」という国家は世界地図からは消滅したけれども、サッカーの世界では永遠に消えることのない偉大な国家ですな…
そして岬くんも父親と共に九州へ引越し。岬くんを乗せて走り去るバスに対し翼くんは…
ナイスキャッチ(笑)たぶん100回やっても成功しないであろう奇跡のプレーです。
そして岬くんが受け取ったこのボールに書き込まれていた翼くんの言葉はあまりにも有名です。
「全日本でもコンビをくもう」日本代表という言葉は当時は無かったんです。昔は全日本と呼んでおったんですな…
まぁ改めて読み直してみて初めて気付いたんですが、若林くんが「おれも旅立つ」と書き込んであるんですよ。これもいい感じですねぇ…
そして若林くんも西ドイツへ。
若林「翼、おれは西ドイツでプロになれるまで日本には帰ってこないつもりだ。だから今度会うときは全日本でだ。」
石崎くんは岬くんに対しても若林くんに対しても「元気でな」の一言(笑)
つーわけで小学生編終了!次は中学生編かと思いきや、ここで番外編が挟まれます。
なんてダサい題名だ(笑)
さて日本各地を父親と共に転々と渡り歩く岬くん。がしかし父親はフランスへ渡ることとなり、岬くんは顔も見たことのない母親と一緒に暮らすことになりました。
父親「おまえと二人暮らしを始めて11年もワシはおまえを連れ歩き、かあさんのいないおまえは仲良くなった友達ともいつも別れなければならなかった。そう、いつと寂しい思いばかりさせてきた…ワシは…」
まぁ誰が悪いのかというと、岬くんが産まれた直後に離婚なんかした両親が一番悪いんですがね(笑)
ちなみに岬くんの親父、岬一郎の声はブロッケンJrと同じです。フランスじゃなくてドイツに行けばよかったのに(笑)
つーわけで岬くんは横浜へ。そこで人生で初めて母親に出会います。
岬くんのお母さんの山岡由美子さんなんですが…腰の位置が高すぎるでしょ(笑)
ちなみに横に居るのは岬くんの異父妹にあたる山岡美子ちゃんですが…この妹が数年後に大問題を引き起こしちゃいます。この子が道路で転んだりしなければ…
がしかし、岬くんはお母さんには会いません!
岬くん「だって…だってボクは岬太郎だもん。山岡太郎じゃない。」
そりゃやっぱ両親のどっちについて行くかっつったら男の子は父親について行くでしょ。まぁそもそも山岡家で暮らし始めても肩身狭いだろうしね(笑)