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Channel: きよの漫画考察日記
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改訂版きよの漫画考察日記248 魁!男塾第25巻

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台風

さてここまで1勝4敗と劣勢の冥凰島十六士。
ゴバルスキーはまぁ別として、ラジャマハールや黒バラのミッシェルが十六士の中で格下のわけがないんだけどなぁ…

つーわけで洪師範が満を持して送り出すのがこの3人。
蒙古三凶撰!
この3人が冥凰島十六士の格を下げたと言っても過言ではありません。ここまでは良キャラが続いていただけに残念なんですよね…

そんな蒙古三凶撰の一番手。
キルギスカーン!
この巨体でありながら30メートルの高さから音もなく飛び降りる体術の持ち主。ただこの身軽さは相撲という競技には全く活かされていませんけどね…

そんなキルギスカーン、見た目通りモンゴル相撲の使い手。
日本の相撲の歴史が約1500年ほどであるのに対し、モンゴル相撲の歴史はなんと9000年だそうです(笑)それならまぁ日本の相撲の源流がモンゴル相撲にあるというキルギスカーンの主張も分からんではないがな…

そして今回の土俵は落ちたら即死亡の地獄相撲!
「どすこい」の語源が地獄相撲最強の戦士として知られたドスコイカーンの名に由来するという説を紹介している民明書房の書籍「相撲人生待ったなし」のタイトルが秀逸で俺は好きですねぇ…

そしてキルギスカーンの唯一の技がこれ。
蒙古三凶撰奥義 浹滑溜汗!
全身から特殊な脂を含んだ汗を大量にかく技ですが…この技の使い手は現代社会にも結構いますよね(笑)デブの汗ほど不快なものもないからなぁ…

つーわけで試合内容ははしょって虎丸の勝利。
虎丸の勝率は決して悪くありません。驚邏大四凶殺ではあの桃をチョップ一発で失神させ、さらにあの冷静沈着な月光を激怒させた上引き分け、鎮守直廊では男爵ディーノを粉砕し、この天挑五輪大武會では冨樫と組んで阿們呍們を、卍丸と組んで頭傑體傑を、そしてこのキルギスカーンを撃破しており、実質的に見て作中無敗です。ぜひ虎丸vs伊達、虎丸vs邪鬼といった頂上決戦が見てみたいものです(笑)


さてさて。続いて登場した男塾第2の助っ人翔霍に対し、蒙古三凶撰も二番手が登場。
フビライカーン !
このフビライカーンをググると「もしかして:フビライハーン」と表示されてフビライカーンの記事は全く表示されません。ググった時に「おそらくコッチでしょ」と修正して検索してくれる機能も助かる時は助かるんですが、余計なお世話な時も多々あるんですよねぇ…

つーわけでフビライカーンが用意した闘場がこちら。
究極決闘法 水龍䩬球!
これはね、俺を褒めてもらいたい。とゆーのもおそらくネット上においてこの「水龍䩬球」を正しく漢字表記できたのは俺が初だからです。何が難しいって「䩬」この漢字を変換するのがメチャむず。ここまで男塾に登場してきた難読漢字の中でもこれは最高クラスです。ネット上では皆さん男塾用語に関して結構適当に当て字を使っているんですが、やはり正しい漢字を使いたいですからね…
ただし、そんな俺でも変換しきれなかった漢字が1つあります。それは蝙翔鬼や翔霍に使われている「翔」の字です。これ、正しくは「翔」ではなく旧字体の翔なんです。でも翔の旧字体はどうやっても変換できない。どうやってもできないんですよ…

つーわけで始まる水龍䩬球。観客は大盛り上がりしてますが、中の様子が全く見えないこの対決方法の何がそんなに面白いんでしょうか(笑)
ただこの民明書房の記述は見事だと思います。「ちなみに、この決闘で負けた者をモンゴル語で「ドザイモーン」(水死の意)と言い、日本で溺死体を「土左衛門」と呼ぶのはこれに由来する。 」実際には土左衛門という言葉は実在した力士である成瀬川土左衛門に由来するんですが、ドザイモーンの方が夢があっていいですもんね(笑)
さらに言うのであれば、水龍䩬球を紹介しているこの民明書房の書籍が「泳げ!騎馬民族」というタイトルなのも秀逸です。数ある民明書房の書籍の中でもこのタイトルセンスはトップクラスですね…

そして水中で対峙する両者。
水中にも関わらず普通に会話してるなんていうツッコミをいまさら入れるつもりは毛頭ございません。だって…この漫画は男塾なんだもの!

さてまずはこの技。
蒙古水中闘法奥義 渦蕉魚雷刃!
こういったスクリュー回転ってのもよくできてるものです。まぁプロペラもスクリューも力学的には同じですからね、推進力を生み出すために理にかなった構造なんだなぁ…

これに対して翔霍は煙幕で対抗。
黒染料で水槽内を視界ゼロにしてしまうんですが…そのためには膨大な量の黒染料が必要になるんじゃないの?

それにしても用意のいい翔霍。
フビライカーンから突如提案されたこの水龍䩬球に対し、即座に黒染料を用意できた翔霍。どこかに四次元ポケットでも隠し持ってるんじゃなかろうか(笑)

そしてついに謎の男翔霍の正体が明らかになります!
とっくの昔に知ってたわ(笑)

しかしここでフビライカーンがこいつらを使って反撃。
モングール・ピラニア!
民明書房刊「喰うか喰われるか‼︎世界食通事情」やはりこの辺りは民明書房のタイトルが秀逸なものが続きますね。これだけタイトルにセンスがあると、モンゴルにピラニアなんているわけない事なんてどうでもよくなってきます(笑)

つーわけでさすがにモングール・ピラニアには苦戦する翔霍。
男塾においては猿や象のような哺乳類、ヘビやワニといった爬虫類、さらには蟻や蜂や蜘蛛といった昆虫ですら調教してますからね、それなら魚を調教することも可能な気がしますがね…

そんなこんなで瞬く間に連敗した蒙古三凶撰、最後の一人が登場。
シャイカーン!
蒙古三凶撰最後の1人、当然強いんだろうなと思わせておいて全くパッとしないという期待外れ感の強い男です。結局蒙古三凶撰って何のために出てきたのかよく分からんのだよなぁ…

そんなシャイカーンに挑むのはこの男。
準決勝の梁皇戦で死亡した雷電がここで復活。復活までのスパンが短すぎてありがたみに欠ける感はありますけどね…

つーわけで復活した雷電vsシャイカーンの舞台はここ。
蒙古超極決闘法 硫陿氷樹!
出典が「SKATERS WALTZ」というのも面白いんですが、注目すべきは「民明書房洋書部刊という記述ですね。民明書房という会社はホント奥が深いですよ…

さて樹上での戦いで雷電はこの技。
大往生流 月鎖刃!
中国拳法最古の歴史を持つ大往生流、なんでもできるが故に器用貧乏的な雰囲気はあります。まぁ他の流派が一芸に特化し過ぎているのもありますけどね…

これに対しシャイカーンは硫陿氷樹でしか使えないこの技。
蒙古三凶撰奥義 砕氷凍界!
出展の「かき氷屋三代記ー我永遠に氷をアイスー」たまりませんね(笑)まぁ当時子供だった俺もさすがにこの辺りまで来れば民明書房がフィクションだという事に気付いていたとは思いますが、インターネットの無い当時にヘルベリン冷凍効果という記述までがフィクションだという事に気付くのは無理だよなぁ…

さらにこの技。
蒙古三凶撰超奥義 灼炎畷掌!
シャイカーンは氷と炎という両属性を自在に操る良キャラです。がしかし結局は雷電の猿ごときに敗れたというのが致命的なんですよね、もうそれだけでシャイカーンは雑魚キャラの1人に転落してしまうんですよ…

さてその頃、ようやく男塾大応援団が冥凰島に到着します。桃たちが冥凰島に向かってからまだ数日しか経過していないはずですが、そんな僅かの期間でボルネオから北氷洋までさまよっちゃえるのがさすがの男塾です(笑)

そんなこんなでここまで1勝7敗とボロボロの冥凰島十六士サイド、ついにこの人が出てきます。
洪礼明!
盲目でありながらあの藤堂豪毅を簡単にあしらうその実力、これはやはり作中屈指の実力者と考えるべきでしょう。もしかすると1人で男塾塾生全員を倒せたのかもしれませんが、対戦相手が悪過ぎたわな…

つーわけで男塾側にも第三の助っ人が到着。
零式戦闘機の通称はもちろん零戦もしくはゼロ戦です。「0戦」という書き方は正直初めて見ましたね…

ラストに読者からのファンレター。神戸市の松田誠くん考案のジェガン・シン、そのステータスを見ると身長199cm、体重58kg。これじゃガリッガリです(笑)


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