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きよの漫画考察日記2407 名探偵コナン

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名探偵コナンの表紙にはどこかの風景写真が使われているんですが、13巻は戦車とか映っているので相当異質ですね。これは「ゴジラvsデストロイア」の特撮セットだそうです。


赤ちゃんぴえん


ホームズ・フリーク殺人事件の続きから。

暖かいと死後硬直の進行が早まるのか…そうなってくると死亡推定時刻というのを割り出すのも大変な作業なんでしょうな。もちろん死後硬直だけが死亡推定時刻の判断要素ではないんだろうけども…


つーわけで今回のトリックは「被害者の死後硬直を意図的に早く解く事によるアリバイ工作」でした。

このトリックの問題点はですね、被害者を車の運転席に座らせたまま20時間以上放置しないといけない点です。誰かがガレージに行ったりしちゃったら死体が発見されてその時点でアウトですからねぇ…


そして2件目の焼死体に関するトリックはこれ。

被害者自身がガソリンの漏れている車の中でライターを使ったことによるものでしたww

これって…殺害トリックといえるかね?あまりにも被害者の偶然の行動に依存し過ぎてるので、この殺人を法廷で有罪に持ち込むのは正直無理っぽい気がしますけど。それにそんな場所でライターを着火する女もアホ過ぎて…


そして決め手となる物証がこれ。

これを物証というのはほぼ無理ですけどね、殺害行為との関連性がほぼない。あんがいこの犯人には無罪判決が下るかもしれませんよ、第1の殺人、第2の殺人、第3の事件、全てにおいて決定的な証拠がないですからねぇ…


さてさて今回の連続殺人の動機はこちら。

まぁ…誰しも人にバカにされたくはない作品の一つや二つあるのかもしれませんけど…創作上の人物への思い入れはほどほどにしておく方が良いですよねぇ…


さてここで問題が発生。

まぁあれだけやってりゃそりゃバレますわなww



次はエピソード34「三つ子別荘殺人事件」園子の義理の兄が登場。

この富沢財閥の三男と園子の姉が結婚するわけですが…富沢財閥内でこれから殺人事件が起こってしまうんですけど大丈夫なんでしょうかね?


つーわけで殺されるのは富沢財閥会長。

まぁ…セギノールとかデストラーデくらいかなぁ?


さてこの会長を石で撲殺した犯人の顔は明らかに雄三さん。即解決の時間かと思いきや…

一卵性三つ子が誕生する確率、それは約2億分の1の確率なんですけどねw

まぁそりゃそうです、1つの受精卵が分裂して双子になり、その内の片方だけがさらに分裂して三つ子になる、そんな確率天文学的に低いでしょうからねぇ…


さて次男もアリバイを偽っていました。

むしろ国内線のチケットなんて何をチェックされてるの?と思いますけども。


さてここで長男のアリバイ供述の矛盾を指摘するコナンくん。


例外もあります。静岡県では10:30まで、逆に愛媛では23:30まで、沖縄は23:45まで、そして三重・青森・宮城では24:00までとなっております。それ以外の都道府県は全て23:00までなので、この長男が勘違いしてしまった事に関してはまぁ理解できる余地あり。


つーわけで犯人である長男は、留守番電話をトリックに使い、犯行に及んだのでした。

今回の話の問題点は「計画的に練られた殺人計画であるにも関わらず、凶器が石」という点ですwまぁ凶器から犯人を追及できる余地を残さないためにあえて石を使ったという解釈もできますけどね…


そんなこんなで長男は被害者の行動を盗聴してました。

腕時計に仕込めるような超小型の盗聴器なんて当時存在しないでしょ、というか2023年現在でも相当難しいでしょと思いますけどねw


さて父親を殺した息子の動機は何なんじゃい?

まぁ全ての家庭を一概に語れるわけはないんですが、父親や母親を殺すなんて俺には考えられん。しかもそれが金銭絡みなんて、最低の動機です。


さらに最低だった長男。

親子関係だけじゃなく兄弟関係も腐ってますね。財閥のボンボンなんてまぁこんな奴らばかりなんでしょう。むしろそうあって欲しいw



次はエピソード35「イラストレーター殺人事件」被害者と加害者は愛人関係でした。

いいですよね、こーゆー典型的な愛人は。愛人たるものこーでないとw


そして愛人の行動に激昂する犯人。

このガラスの灰皿、確かに昔はどの家庭にもありましたし、凶器としては定番中の定番です。鈍器として最も多く使われてきたのは金属バットかこの灰皿じゃないのかな?


さて転落死した愛人、しかしコナンくんはあっさりと事故死ではない事を指摘します。

自殺に見せかけようとするコナンの犯人は毎回毎回詰めが甘いんだよなぁ…


そんなこんなで謎解きパートへ。

今回の犯人である花岡さん、口ヒゲさえなければほぼ次元大介だと思っている読者は私だけではないはず。


さて離れた場所から被害者を転落させたトリックは…



釣り糸で女性の身体を吊る、まぁこれはできなくはないと思う。ただドアの外で行う最後の工程がクソ難しそうですけどね。ドアを閉めた後糸の余りが出ないようにピッタリ調整しないといけないし、その作業は女性の体重を支えている釣り糸を引っ張りながら行わないと死体がズリ下がってしまうし。

そしてそれ以上にこのトリックの問題点はここにあるんですよ。

普通のマンションで玄関の扉が内開きなんてまずありえなくないですか?

これに関しては基本的に欧米は内開きなんです、理由は不審者が侵入しようとしてきたときに内側から押さえることができるから。しかし日本ではほぼ外開き、この理由は簡単で、日本人は玄関で靴を脱ぐからです。だからこのマンションが欧米仕様ならまぁなくはないのかもしれないけども…


さらに問題点はこれだけではない。

バイク便がドアを開けるタイミングと、皆の視線を誘導するタイミングをバッチリ揃えないとこれは出来ません。そんな時間ピッタリにドアを開けてくれるバイク便なんていないだろうしねぇ…


さて今回の動機はもちろん痴情のもつれもあるんですが…

まぁ愛人関係の終焉なんてこんなもんなんでしょう。少なくとも男性か女性のどちらかが不幸になるオチはつくもんですよね…



ラストは「大怪獣ゴメラ殺人事件」殺されるのは映画プロデューサー。

怪獣映画を子供だましなんて言う大人にはなりたくないもんですよね。我々が子供の頃ゴジラやガメラ、ウルトラマンにどれほどの夢を抱いたことか。それを理解できない大人というのは、子供の頃から夢のないつまらない奴だったんだろうとは思いますけども。


さて今回は犯人の逃走ルートがポイント。

まぁこの犯行を行ったのが誰よりもゴメラを愛していた着ぐるみ俳優だったというのが解せませんけどね。思い入れもあり、一着しかないゴメラの着ぐるみを、証拠隠滅のためとはいえ火を付けて投げ捨てるなんてことできますかね?動機と犯行方法が矛盾しているんだよなぁ…


さらに犯人は疑いの目を逸らすために自傷行為も行なっていました。

プロデューサーを殺したかったのなら殺せばよい。問題は刑事責任を逃れるためにこういった隠蔽工作を行なっている点なんですよね。どんなに崇高な殺害動機があったとしても、保身のために行った隠蔽行為のせいで台無しです。まぁそれが無いとそもそもコナンくんの推理の必要すらなくなってしまうから仕方ないんだけども…


そんなこんなで事件後。

俳優がプロデューサーを殺害した映画が普通に放映される…やっぱ昔はコンプラとか緩くて良い時代でしたよねw









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