背負いにいきながらヒジ、たしかにこれは効くでしょう。だけどもこれで投げれるかといえばそれは疑問。とゆーのもね、この九十九の背負い投げは回転が逆なんです。右組み手の状態から背負い投げにいこうと思えば反時計回りに背負う他ないんですが、この九十九は時計回りなんです。引き手を切って釣り手一本での背負い投げというのはよくある技ですが、逆回転したこの形では釣り手に力が入りません。この形で相手を背負うのは無理だと思うけどなぁ…
さて九十九の狼牙をくらいつつも倒れないイグナシオ、飛田にはその意味が分かりません。
飛田「なぜ倒れない…⁉︎」
つーわけで何やっても倒れないイグナシオ、これに対し九十九が決め技として選んだのは…
両手で相手の襟を持って締め上げれば「送り襟絞め」になりますが、方羽絞めは一方の手を相手の脇の下に通します。これにより相手の腕の自由を奪うと同時に、この手で相手の後頭部を押すことによって首への圧迫を強くする、これが方羽絞めです。もちろん上着を着ていない相手には使えませんがね…
そして準決勝第2試合はジョニー・ハリスvsレオン・グラシエーロ。
マッイイツォ「決勝の相手…どっちがいやだ⁉︎」
九十九「弱い方がなにかの手違いで勝ち上がってオレの前に立つのがいやだ。が…心配はいらないさ…」
まぁどんな勝負にもマグレってのはあると思いますが。じゃなきゃ世の中退屈でたまりませんよ…さて試合ではレオンがアキレス腱固めにいきますが…
これはムチャでしょ。足首の力だけで70kgくらいのバーベルを挙げることができなければ折れちゃうということです。とんでもなく太いふくらはぎが必要になりますね…さて関節技ではハリスを倒せないと判断したレオン、ハリスの右ストレートをかわして…
マウントポジション!
総合格闘技はマウントポジションの取り合いの様相を呈しています。まぁこれほどリスク無く相手を攻撃できる体勢は他に存在しないでしょうけども…そのおかげでちょっと戦い方がワンパターンになりすぎちゃって、総合格闘技人気が下火になる原因となったのかもしれませんね…