さてキャスカの火炙りを阻止されたモズグス様、第2形態へと変身!
悪の手先だと勘違いしないでください、これでも正義の味方です(笑)今の子供たち100人中100人が好きにならないであろうフォルムですが、これでも主人公なんです。
そんなサナギマン、史上最弱の変身ヒーローです。何の特殊能力も無く、毎回敵の雑魚に袋叩きにされるという驚愕のスーパーヒーローです。がしかし、このサナギマンの状態でエネルギーが溜まると今度は「超力招来!」の掛け声と共にこっちに変身するんです。
イナズマン!
つまりイナズマンは特撮ヒーローの中でも特殊な「2段変身」というものを行うヒーローなんですよ。発想が斬新ですよねぇ…
さてキャスカが死ねば何千何万もの信者の命が助かると諭すモズグス様、もちろんガッツはそんなの突っぱねます。
ガッツ「ふざけんじゃ…ねェ…祈ってるだけだろうが。これだけ雁首並べて、自分のケツに火がついてる時に拝んでるだけだろ、こいつら。」
信仰というものが人間にとって本質的に不可欠なものだとは思いませんが、人類の大半が何らかの神を信仰している事実からすれば、信仰というものの有益性を否定することもできません。だけれども……神にすがりつくのであればそれはもはや信仰ではないと思いますよ。神を心の支えとするのが信仰であるならば、神にすがりつくのは単に己の努力の放棄ですよね…
人間は神により作られた物であるとしても、もはや人間は自由意思で行動する独立した個体である以上、人間は神の所有物であるということはできないでしょう。であるならば神が人間社会に奇跡を分け与える事は余計なお世話なのかもね…
そんなわけでモズグス様死亡。あとは楽しい食事の時間です。
さて逃げるルカ姉とニーナ、ルカ姉は樽の中にニーナを隠します。
そんなこんなでなんとか生き延びた一同、がしかし一連の騒動はこの男が復活するための序曲でした。
人間を捨ててゴッドハンドへと昇華したグリフィスが、受肉して再び現世に降臨。この瞬間です、この瞬間に世界は変わりました。はたしてグリフィスは人々に平穏をもたらすのか、それとも破滅をもたらすのか……そこまで連載は継続できるんでしょうかね(笑)
そんなわけでキャスカを奪い返したガッツ。
ルカ姉「あの剣士がついてりゃ心配ないさ。あのモズグス相手にひるみもしない男だもの。ただ…ちょいと気になるね。」
そして守られ続けてきたニーナ、最後は旅立ちます。
ニーナ「私…みんなやルカ姉のこと大好きよ。けど…一緒に居たらまたいつか、私ルカ姉のこと憎んでしまう…自分のことも…人は強いってだけで誰かを傷つけてしまい、弱いってだけで誰かを憎んでしまう。私には…そういうのよくわかるから…だから…私…」