22巻からは千年帝国の鷹篇、まずは聖魔戦記の章!
さてキャスカを連れ戻ったガッツ、だけどゴドーはもう死んじゃってました。
まぁ確かに死に顔を誰かに見てもらいたいとは思いませんな。生きてるうちに会えれば、それが一番いいことなんでしょう…
そしてここに現れたのは…受肉したばかりのグリフィス!もちろんガッツは斬りかかろうとしますが…
グリフィス「変わらないな。」
ここからのグリフィスはもはや絵画です。人を超越した存在だということを見事に描ききっておると思いますよ。
さてグリフィスがガッツの前に姿を現した理由はただ一つ。
グリフィス「確かめに来たんだ。この新しい肉体でおまえの前の立って、心を揺さぶる何かがあるのか。」
グリフィス「確かめに来たんだ。この新しい肉体でおまえの前の立って、心を揺さぶる何かがあるのか。」
ガッツに会っても何も感じなかったという事ですからね、グリフィスに復讐するためにグリフィスの事だけを考えてきたガッツにとっちゃこれほど屈辱的な言葉はありません。
ガッツ「何も…お前がやったことに…お前が裏切ったあいつらに…何一つ感じちゃいねェってことか⁉︎」
こーゆー事を言われると考えてしまいますな。俺は俺の夢を裏切って生きてきたのかなと…
さてそこまで言われちゃ黙ってらんないガッツ、がしかしグリフィスに辿り着くにはこいつを越えていかなきゃなりません。
ガッツ「そこを退けェ!オレはグリフィスに用があるんだ!」
いや~そうは言われてもゾッドですからね、ここを押し通るのは人間には不可能です…
つーわけで立ち去るグリフィス。
ガッツ「待て!何処へ…!」
千里眼・念話・預言を使いこなすテレパスです。彼女は…純粋な人間なんでしょうかね?普通の人間にしては能力が異端すぎる…
そしてクシャーン相手にゾッドと二騎で戦いを挑むグリフィスの下へ一番に参じたのが…
「月光の騎士」ロクス!
ロクスを初めて見たとき俺はヤットデタマンの大巨神と大天馬を思い出しましたがね。若い子には分からねえか…
そんなロクス、さっそく鷹の団に入団。
「恐悦」これはなかなかに渋い単語だと思います。何が渋いかって「至極」という言葉以外に組み合わせが思いつかん。そーゆー単語は珍しいんじゃないでしょか。
そしてゾッド、ロクスに次いで入団したのが…
ラクシャス!
彼は非常に気になる存在です。ロクスやグルンベルドと異なりラクシャスはそもそも使徒なのかどうかすら不明。バーキラカの裏切り者だということだけは判明してますが…まぁ一つだけ確かなことは、20世紀少年の「ともだち」の覆面はラクシャスの仮面を真似したんだろうということですな。
さらにこの使徒も登場。
「炎の巨竜」グルンベルド!
北の小国を10年に渡り大国から防衛し続けていた英雄なんですが…まぁそのグルンベルドが戦死したということはいいですよ、問題はグルンベルドが転生に際して何を捧げたのかというところです。まぁその辺りまで掘り下げていったらベルセルクは100巻越えちゃうでしょうけど…
そんな使徒達の動きを見ていた人物がいます。彼女の登場なくしてこの先のベルセルクは語れません!
シールケ!
ついにこの子が登場しました。このシールケの登場でベルセルクワールドは新たな「魔術」というカテゴリーに踏み込みます。これまではただひたすらに斬るというバトルでしたが、ここからの展開も面白くて好きですね…
さてここで話はファルネーゼとセルピコの昔話へ。ヴァンデミオン家に仕えることになったセルピコ、実は彼はヴァンデミオンの血筋の者だったわけで…
さて政略結婚の道具となるファルネーゼ、セルピコに連れて逃げてとお願い。
異母兄妹だという事実をファルネーゼが知っておればこの展開はなかったのかもしれませんが…まぁ血が繋がっていようが男女間に恋慕の情が生じてしまうことはありますよ、いや、血が繋がっていたからこそ生まれた愛情だったのかもしれません。でもこーなるとファルネーゼとセルピコが結ばれるという結論は無いでしょう、そーなるとやはりセルピコはいずれ死ぬか?
これで気まずくなっちゃった2人、その後ファルネーゼは異教徒の火刑に喜びを見出しますが…ここでセルピコの母親が異教徒として火刑に処せられることに。
母親が火刑に処せられるのは母親を疎んだセルピコの罪、その場にセルピコを立ち会わせてしまったのは炎に魅せられたファルネーゼの罪か…
つーわけでセルピコは自分の母親に火をかけます。