さてついに始まったインターハイ、まず登場したのは掛川!
このシュート第4章の副題である「新たなる伝説」これは久里浜学園と伊東ヒロの創り出す伝説の事だと思いがちですが、掛川高校サッカー部が創り出す伝説でもあるわけだ…
そんな掛川の相手は光明、掛川はGK河野の弱点を突いて前半だけで3得点。河野の弱点とは…「前後の動きがダメ」という点。
大原「キーパーってのはただ単に左右に動いてゴールマウスをふさいでいりゃいいってもんじゃない。プロの試合でもよくあるだろ。」
サッカーに限らずハンドボールでもアイスホッケーでも、シュートを防ぐ最も効率的な方法は「キッカーとの距離を詰めること」です。例えばサッカーのPKはほとんど止めることはできないけども、あれはボールとGKとの間に適度な距離があるからです。あの位置からPKを蹴るのは、GKに近付きすぎると逆にシュートコースが狭まっちゃうからとも言えます。サッカーを観ててシュートが外れた時やGKにセーブされた時「決定力無いなぁ」と思うのはまぁ勝手ですが、シュートを打つ瞬間のGKのポジショニングとDF陣のシュートコースの切り方、ここに注目できないのであれば永遠にサッカーの醍醐味は感じられないのかもしれませんね…
さて弱点を突かれ続けたGK河野はハーフタイムに自ら交代を申し出ますが…
監督「このゲームを無駄にするな。オレはお前達に試合は勝たなくては意味がないと言ってきた…しかし…それもどうやら難しくなった今…お前達がすべきことは…」
3点ビハインドとはいえまだ45分も残ってるのに勝利を諦めてる監督、ダメだこいつぁ(笑)
そして後半、4点目を取っても攻撃の手を緩めない神谷。
日本人的発想なのかもね、これは。アメリカ、メジャーリーグでは6回を終わって5点差以上で勝っている場合、リードしているチームの選手が盗塁したり、カウント3ボール0ストライクから打ちにいくことは暗黙の了解として禁止されているのは有名な話。いかなる場合でも手を抜くことなく全力でプレーすることを教えられて育つ日本人にはなかなか馴染めない感じはします。俺は日本人は日本人のやり方でいいと思ってますがね。メジャーのプレーを取り入れることはいい事だけれども、メジャーの考え方まで取り入れる必要は無いでしょ。海を越えメジャーで戦う日本人はメジャーのルールに従うべきだけれども、日本国内で戦ってるんであれば最後まで手を抜かず全力でプレーすべきだと思います。だって…そーゆー試合をファンが望んでるんだから。