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改訂版きよの漫画考察日記68 うしおととら第14巻

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この14巻から16巻くらいまでは読んでても全く楽しくないてす…とにかく徹底的に潮が打ちのめされますから!

お月様

第39章「業鬼」
タイトルの「業鬼」とは、妖の事を指しているのではありません。もちろんあの男のことてすな…

さて今回の敵は香港からやって来た兄弟。まずは弟の…

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暴!
潮を戦闘不能にするほどの突進力を有しておりますが、弱点はかなり頭が弱い点。でもこの暴のしゃべり方、俺は好きなんです。
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「恐恐恐恐恐恐…怖怖怖怖怖怖…」と書いて「おそおそおそおそおそおそ…こわこわこわこわこわこわ…」と読みます(笑)

さて依頼を受けてこの兄弟の抹殺に現れたのは…
「道教の「札」はいう、「急ぎて律令の如くこの世から去れ、妖」と…だがな…私は命じはしない…ただ…妖の存在を停止させるために、こう断言するだけだ。」
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鏢さんはね、登場の仕方が毎回かっちょええんですよ!

そんな鏢さん、暴を倒すために呪文を唱えます。
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全く読めん(笑)

つーわけで1人残された兄が…
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魏!
かなーり斬新なフォルムの妖です。頭部と胴体部分、さらに三日月型のパーツと知恵の輪みたいなパーツの4部分から構成されてるんですが…この知恵の輪みたいなのは一体何なんでしょーかね?

さてこの魏、相手の心を覗いてその最も大切な者に変身するという特技を持ってまして、ここで魏が変身したのは…
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ジーンズにシャツをIN(笑)時代を感じますなぁ。
ちなみに俺は友達の女の子のアルバムにジーンズにセーターをINしてる写真を発見したことがあり、そのネタで未だにその子をからかい続けています(笑)

さらに魏はレイシャとハイフォンにも変化!これには潮も怒ります!
「鏢さん…ダメだ…それは妖の幻なんだ。でもこの妖…許せ…ねえ!鏢さんの…心の一番つらい傷をよォ!ぜったいにゆるせねええ!」
がしかし、そんな潮の杞憂は無用なんです。
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「潮…戦いで父や母をも殺さなくてはならない時、おまえはどうする?」
「オ…オレは…何にも…できないよ…」
「そうか…」
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偽物だとは理解していても、愛する人間の眉間を突き刺せるかといわれたらさすがにちょっと躊躇はするね…

つーわけで魏もやられちゃいました。
「げえええ…おまえにゃ…こ、心がねえのかァァ!に…人間じゃア…ねえ…」
「そのとおりさ…私は人間じゃない…でも…戦いには…その方がいい。」
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第39章「業鬼」の業鬼とは鏢さんのことです。背負った業があまりに重すぎて鬼になってしまったのか、それともあまりに重すぎる業を背負うためには鬼とならざるを得なかったのか…どちらにせよ哀しい男なんですよ、鏢という男は…


第40章「記録者の独白」

ここではこのテレビ記者が登場します。
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守矢克美!
この第40章は守矢さんによるこれまでの潮ととらの旅の邂逅です。なぜここで急にダイジェストが入るかとゆーと、次の41章から最終話までが一つの話だからです。ここからは白面との戦いへ一直線です!


第41章「獣軍復活」

さて潮、とら、鏢さんの前にこの3体の妖怪が登場します!
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字伏!
字伏はね、うしとら誌上で計10体が確認されていますが、名前が付いているのはとらと紅煉の2体のみ。そこで便宜上右の奴から順に「キツネ顔」「ソバージュ」「ホスト」と呼ぶことにします(笑)

さてその頃東シナ海上空でやられた字伏が…
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こいつは「ライオン丸」にしようか。

さらに島根県でやられた字伏も。
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この字伏はね、見た目が一番とらにそっくりなんです。見分けるポイントは鼻が高いという点と、肩に毛がはえているという点。そこでこいつの呼び名は「肩口にファー」(笑)

さらに大阪でもやられる字伏。
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うーん…こいつは…「パンクバンド」と呼ぼう。

そんな中なんとか東京までたどり着いた字伏がこいつ。
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こいつは見たまんまです。呼び名は「出っ歯」(笑)

さらにいつの間にやらこっそりと参戦していた字伏が一体。
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こいつは…「垂れウサギ」(笑)

そしてついに登場します。
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紅煉!
うしおととらにおける悪の大ボスが白面の者ならば、悪の中ボスはこいつです。うしとらの中でも白面とシュムナに次ぐくらいの戦闘能力があります。こいつにゃあ勝てません…

がしかし、そんな紅煉に出会うのを待ちわびていた男がいます!
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まぁ鏢さん、嬉しそうな顔(笑)

さてここからは1700年前の過去を見てきた鏢さんが語ります。中国があの三国志の時代に1人の男がいたんです。
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捉影!
中国人はなぜか頭にトイレのドアノブカバーを付けるんですよね(笑)

さて人を殺すのが大好きだった捉影、偶然にも獣の槍を手にいれます。快楽のために妖を殺し続け、その代償として魂を削られ…
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「うしお、おまえは前に旭川で槍に魂を吸い取られそうになった。」
「う…うん、そうらしいけど…」
「おまえは助かったが…助からなかった者はどうなるか知っているか…」
「…まさか…」
「そのうちに男は変わってゆく…その心のままに黒く…黒く…」
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う~ん、見事な展開だわ。あの神居古潭での潮の変貌はこのための伏線だったんですね…

とゆーことはこの結論にも至ります。
「じゃ…じゃあ…字伏は…もとは…獣の槍を使ってた…人間⁉なら…そっ…それなら…‼それなら…」
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そーゆーことです。とらも元は人間です。だけども普通の人間ではないんですよね。うしとらをジグソーパズルだとするのなら、これこそが最後の1ピースです。

だけどもとらはそんな事実にはおかまいなし。
とら「けっ、それがどーした!わしはそんなコト、覚えてもねえや!」
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まぁそーでしょな。自分が憶えていないんであれば過去なんて物は無価値です。

さてそんな紅煉の口には白面からもらった霊刀が刺さってます。獣の槍クラスの強度を誇るこの霊刀で紅煉はやりたい放題。
紅煉「面白えぜえ~!妖も人間も、すぱすぱ切れる!けひひひひ…しくじったのは…」
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因縁です。少年漫画を面白くさせる要素、それは兎にも角にも因縁です。因縁が深ければ深いほどバトルが面白く描けるといっても過言ではないでしょ。

さて紅煉に挑もうとするとら、だけどそんなとらを押さえつける潮。
とら「うっ、うしお⁉何だよ放せ、じゃますんじゃねえ!」
「だめ…だ。」
とら「何でだよ⁉」
「…鏢さんの…手を見たことがあるか…傷で埋めつくされた手…きっと鏢さんは…奥さんや子供をそいつに殺されて…死ぬほどの思いをしてそいつを探してきたんだ…戦って…探して…また戦って…普通の人だったのに…そいつさえいなければ…いい父ちゃんとして痛い目もせず辛い目にもあわずにすんだのに…紅煉は…おまえのもんじゃねえ…」
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そりゃそーですよ。これで紅煉をとらや潮が倒しちゃったりしたら鏢さんの魂は永遠に救済されません。結果だけに注目するのなら誰が紅煉を倒しても鏢さんの家族の仇は討てるのかもしれませんが、やっぱり仇討ちは自分の手でやらねば意味がありません。

さて字伏ってのは種族的に敵を挑発するのが得意なよーで…
紅煉「おめえ、人間にしちゃ強くなったようじゃねーか。あそこでぶっ殺さなくて良かったぜ。そうそう、これも言っとかなくちゃあなァ…」
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ぐあぁぁブッ倒せぇ鏢さん!!



第42章「三日月の夜」

さて退散した紅煉。これを見届けた字伏たちはアストロン(笑)
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まぁなんと見事なオブジェでしょう。ぜひ庭に飾りたい(笑)

さて鏢さんは戦いの後には酒を飲み体内から憎しみを追い出します。この時飲んだ酒の銘柄は…
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「雪の華」
……中島美嘉か(笑)

そんなわけで妻と娘の仇に巡り合った鏢さん、命を捨ててでも紅煉を倒す覚悟です。
「でもな…その後でおまえ達の白面との戦いも見物したいな。」
とら「はっ、鏢、おめえ変わったんじゃねえか…わしと初めてやりあった時ゃ復讐のコト…つまりてめえのコトしかキョーミのねえ男だったろーが…」
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月には魔力が確かにあります。西洋人が「狂気」という言葉を「lunatic」と呼ぶのも分かる気がします。暗闇の中にポツンと光る月の光を凝視することによって軽い催眠状態になってしまうのかもしれませんね…

そして鏢さんは紅煉との戦いに手を出さなかった潮ととらに対し…
「おまえと潮に…礼を言っておく…」
とら「おまえ本当にどーかしてんじゃねーか。」
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潮はこれでもかというくらい太陽が似合う男ですが、鏢さんには月が似合います!




第43章「風が吹く前」

さて潮の通う中学校も新学期を迎えます。登校前に神棚にお願いをする麻子、同じクラスになりたい男の子がいるんでしょと母親に言われて必死に否定しますが…

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恋をするのは自由ですが、女の子の独り言は少々イタい感じはしますな(笑)

一方真由子も登校の準備。
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分かるんです。まず下着と靴下を身に付けてから肌着→上着と着ていく方が合理的だという考え方も分かるんです。だけど俺はこれ無理ですわ。靴下を履くのは最後の最後じゃないと気持ち悪い。靴下を履いて初めて「さぁ行くかぁ」という気持ちになるんやけどねぇ…
さらに言えば真由子が靴下を右足から履いてるのも俺的にはあり得ません。俺は何があろうとも絶対に左足から履きます。右足から履くなんて考えらんねぇわ…

そんなこんなでお互いに意識し合ってる潮と麻子ですが、顔を合わせるとやはりケンカばかり。だけど潮は気付きます。
「どうしてオレはあいつといっつもこーなんだろなァ。いつもいつも、明日もあさっても…来年も…来年?」
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そーゆーもんでしょな。戦地に赴く男は最後に想いを伝えるもんですよ。こーゆー時の女の子は嘘でもいいから男の想いを受け止めてあげて欲しいもんですよね…

つーわけで…
「ゴホ…ン。」
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「仕方ねえから送ってってやらァ。」
まぁアメリカ人工作員を空手で撃退できる麻子を送っていく必要はないんですけどね(笑)

そしてもちろん麻子のリアクションは…
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はい、楽しいのはここまでです。第43章の章題は「風が吹く前」ですが…ここで風が吹いちゃうんです。
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なんと麻子の記憶から潮が消えるんです!
いや、これは辛いですよ。ちゅーかこれ以上に辛いことなんて世界に一つも無いでしょ。友達や家族から「あなた誰⁉」なんて言われたら…想像するだけで怖いね…


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