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きよの漫画考察日記1047 修羅の門第25巻

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photo:01  


お月様

さてヴァーリ・トゥード2回戦、九十九は元十両の南洋竜に対し相撲でぶつかります!
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当然吹っ飛ばされます。南洋竜は200kgあるんでね、66kgの九十九ではどーすることもできませーん。
ちなみに、力士になるためには4つの条件があります①義務教育を終わっていること②23歳未満であること③身長167cm以上④体重67kg以上。だけど去年まではこの条件が③身長173cm以上④体重75kg以上だったんです。身長体重の要件がかなり緩和された今となっては、頭にシリコンを埋め込んだりする必要はもう無いでしょうな…

さて吹っ飛ばされたにも関わらずまだ相撲で挑む九十九。
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大相撲における力士の番付は横綱・大関・関脇・小結・前頭・十両・幕下・三段目・序二段・序の口の10段階に分かれます。ふんどしかつぎという番付は存在しないんですが、相撲界における最下層の力士を指す言葉として一般化しています。そんな事言われたら南洋竜もそりゃ怒りますよ…

そして二度目の立合い、ここで九十九は南洋竜に張り手一閃!
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力士の貼り手の威力は尋常ではないんですよ。そのエピソードとして有名なのはもちろん旭道山vs久島海戦でしょう。体重100kgの旭道山と体重200kgの久島海が立ち合ったその瞬間に膝から崩れ落ちた久島海、旭道山の右張り手一発で脳震盪を起こしてしまったんです。あの一番は何度見ても衝撃的。
……それにしてもあの当時の大相撲は面白かった。何が面白いって三役にいい力士がたくさんいた。大関には北天佑、小錦、霧島、若嶋津らがいたし、関脇・小結には寺尾や逆鉾、そして旭道山がいた。千代の富士という超名横綱の脇を固めた個性的な三役陣、俺はあの時代の大相撲が一番好きだなぁ…

そんなわけで三度目の立合い、本気で突っ張りにいく南洋竜に対し九十九は…
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ちょっと跳躍力が人間離れしてるけどね…

そして前方宙返りから右踵を落としますが…
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止められちゃいました。がしかーしこれは失敗ではありません!
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さらに左踵を落とす、これが陸奥圓明流「斧鉞」!
脳天に遠心力の乗った踵が落ちてくるわけですからね、当たった時の破壊力は陸奥圓明流の蹴り技の中でもトップクラスでしょう。少々モーションが大きいのが難ですけどね…

つーわけで南洋竜を倒した九十九、相撲をとらせてもやはり最強です。
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くぅ~、そうきたかぁ!
この戦いは修羅の刻第15巻で詳しく語られることになりますが…雷電爲右エ門ですからね!通算幕内成績254勝10敗ですからね!面白いところを題材にもってきますよ、ホント…


さて二回戦第4試合、ついにレオン・グラシエーロ登場!

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いわゆる「逆蟹挟」です。蟹挟とは相手の太腿のあたりを脚を挟み込んで後ろに倒す技ですが、逆蟹挟は相手のスネのあたりに脚を挟み込んで前に倒す技です。この蟹挟という技は俺が高校生の頃までは柔道でも普通に使われていた技だったんですが、その後禁止技ということになってしまいました。別に卑怯だからというわけではなく、他の技に比べてちょっと怪我しやすい技だったというのがその理由なんですがね…

そして第7試合、このプロレスラーが登場!
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破壊王、ジョニー・ハリス!
修羅の門史上最高のパワーを有する化け物です。どのくらいパワーがあるかというと、腕ひしぎ十字固めをこんな外し方しちゃうんです。
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これは人間には不可能です、実際にやってみれば分かりますよ。あおむけに寝た状態、しかも伸び切った腕一本で上げられる重量なんておそらく15kgくらいがいいとこですからね…

そして2回戦最後の試合に再び登場した傭兵ブラッド・ウェガリー、投げ技のプロであるサンボニストに対してムチャクチャします。
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もちろん反則です、がしかしこれこそが究極の投げ方なのかもしんない。投げる時には相手の衣服や腕を掴まなけりゃいけない、この固定観念に縛られないのであれば相手の髪や耳や股間を掴んで投げたり、眼に指を突っ込んで投げるのは当然のことよな…

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