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きよの漫画考察日記1540 ONE OUTS第13巻

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お月様

さてvsフィンガーズ、倉井の160km/hに対し河中も負けちゃいません。
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150kmフォーク、理論的には可能ですよ、ただし初速であればね。回転数の少ないフォークはどうしても空気抵抗による減速というものからは逃げられないですからね、打者の手元で150kmを維持するのはちょっと無理でしょう。それにそんな速度で落ちたらキャッチャーミットを動かすのが間に合いませんし。

さてこのチャンスにムルワカを代打に送った渡久地、しかしムルワカには致命的欠点があります。
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その通りです。バッティングにおいて最も大切なものはタイミングです。タイミングさえ合うのであれば160kmのストレートだろうが130kmのスライダーだろうが俺でも打てます。だけどね、このタイミングというものが合わないからこそバッティングは難しいんですよ…

そんなムルワカ、硬球恐怖症という欠点も抱えていますが…
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分かっちゃいるんです。テイクバックから脇を開かずにコンパクトに振り抜くのが理想のバッティングフォームだってことは分かっちゃいるんです。だけども遅い球の投手と対戦した時にこのスイングを貫くのは難しいんです。どうしても脇が開いたドアスイングになってしまうんですよね…


そんなわけでタイミングが合わないムルワカ、渡久地はそれを肉体的に修正するのではなく、感覚的な観点から修正を加えようとします。
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野球を知ってるのにこれを知らない人は実に多い。なんであんな遅い球を空振りするんだ⁉︎という人は実際に打席で緩急の揺さぶりを受けたことのない人です。例えば140kmのストレートの後に120kmのカーブがくると分かっていたとして、それでもカーブをタイミングを合わせることは難しいですから。脳で認識していても直前のストレートによって感覚はズラされてますからね。次の球種が分かっていてもこれなんだから、ホント緩急の揺さぶりってのは強敵なんですよ…

さて常に振り遅れてしまうムルワカのタイミングを調整するために渡久地が行ったことは…
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野球ではマウンドからホームまでの距離が18.44m、これに対しソフトボールでは13.11m。5m近づくことによってソフトボールでの120km/hは体感速度170km/hぐらいになるとは言われています。よくプロの野球選手がソフトボールの投手に三振してる映像がありますが、あれもまぁ当然でしょう。だけどプロの打者も10球振ればアジャストできると思いますよ。結局は球が速いから空振りしてるんじゃなく、タイミングがとれなくて空振りしてるだけですからね…

さらには菅平が満塁でデッドボールを受けたことにより彩川会長は負債を背負うハメに。
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打点というものは四死球の他にも打撃妨害、フィルダースチョイス、さらには走塁妨害の際にも記録されます。じゃあどういう場合には付かないかというと併殺打の場合です。難しいのはエラーの場合でね、2アウトの場合には付かないんですが、ノーアウトもしくはワンナウトの状況でエラーが仮に無くとも点は入っただろうと認められる場合には打点が記録されます。まぁプロの世界ではたった1つの打点で年俸が大幅に増減するということもありますからね、この辺りは重要なところです。





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