武装戦線の副ヘッドの歴史は平間和友→九能秀臣→九能龍信→村田十三→柳臣次→清広義巳→藤代拓海。頭に比べて副ヘッドの方が個性的なメンツが揃ってる感もありますな。
まぁ甲斐の言ってることも分からんではない。人間が悪の道に進むときにはそこに外部的要因があることは否定しない。でもさ、凶悪事件の裁判において弁護士側が加害者の家庭環境や生活環境の劣悪さを主張して情状を求めてるのは情けないですな。どんな環境であってもどんな人生を歩んできたとしても、それを言い訳にしてるようじゃ人間として終わりです。
つーわけで甲斐の一件を見事にまとめた5代目武装戦線。3人でスタートした武装戦線も川地幸吉・室田賢三・鈴川信之介・柳臣次が加わり7人体制に。それにしても鈴川信之介は先代4代目のメンバーの事をよく知っておるようですが、それなら何故5代目武装戦線の初期メンバーでなかったのかねぇ?
さてその頃鈴蘭では…
未成年、懐かしいですな。俺が高校三年生、ちょうどドンピシャの時期に放送してたドラマです。最終回でさ、いしだ壱成が校舎の屋上から叫ぶ長ゼリフはシビれましたもんね…懐かしいからちょっと書き出してみよーか。
「俺はずっと考えてたんだ
俺たちはなぜ生まれ なぜ死ぬのか…けどいくら考えてもちっとも答えなんか出やしねぇ
けど俺たちはいつも何かを考える
花や木や虫たちはそんなことを考えたりはしない
花はただそこに咲いてるだけだ
ただ無心に精一杯咲いて いつかは何も言わずに枯れていく
俺はそんな花が大好きだ
永遠じゃないから いとおしく思って大事に水をやる
俺たちも永遠じゃない
やがては誰もが死んじまう
ただ花と違うのは考えることだ
もっと沢山の栄養を吸収したい
もっと太陽の光を浴びたい
できれば一人で独占したい
嵐が来て他人が流されても 同情はするが助けることはない
俺たちは同情が好きだ
俺たちは他人の不幸が好きだ
俺たちはいつもいつも自分を他人と比べている
いつもいつも小さな不満がある
孤独で 自分の無力を嘆いている!
…もうそんな生き方は辞めよう
初めからやり直すんだ
ただ自分の足元と空を見つめるだけでいい
ただそこに咲いている花みたいに…
俺自身も比べられてきた
けど俺自身も友達のことを比べていたんだ
知らない間に…そいつに同情して
そいつを…友達なのに デクを…
あいつは許してくれた
だから俺も初めからやり直すんだ
あんな事件を起こした俺でもやり直せる
俺の愛する人が教えてくれた
ただ精一杯そこに咲いていた彼女
人間の価値を測るメジャーはどこにも…どこにもないってことさ
頭のデキや体のデキで簡単に測ろうとする社会があるなら その社会を拒絶しろ!
俺たちを比べる全ての奴らを黙らせろ!
お前ら自分が無力だとシラけるな!
矛盾を感じて 怒りを感じて 言葉に出してNOって言いたい時
俺は 俺のダチは みんな一緒に付き合うぜ!」
……懐かしいなぁ、でも再放送は無理だろうなぁ。諸事情で(笑)
そんなわけで新たに形成されたゼットン・武田・中島・キングジョーの四天王。しかし彼らが3年間でタイマンを張ったのはこの1回だけ。
うん、いいと思いますね。ゼットンvs武田とか中島vsキングジョーじゃ何か違うような気がします。武田vsキングジョー、これが一番盛り上がる対戦かもしれません。
がしかし、この戦いの結果は読者には知らされません。まぁ想像するに、もし武田が負けたんだとするとこのセリフは出てこないでしょう。素直に「負けたよ」と認めるのが武田好誠という男でしょ。あえて結果をはぐらかしたのは、武田が勝ったからに他ならないと俺は思っていますけどね…