さてこの戦いに絡んできた他の使徒たち、変身してガッツを倒そうとしますが…変身の途中では攻撃しちゃダメ、これは正義の味方はもちろんどんな悪党でも守る絶対のルールです。どんなに優勢に戦いを進めていようが、相手が変身を始めたらそれが終わるまで攻撃を中断する、バカな話ですが誰も破っちゃいけないこの絶対のルールを簡単に破っちゃうんだもんなぁ、ガッツは…
さてガッツの自我を取り戻すため、その深層意識に潜るシールケ。
シールケ「思い出して!彼女の名はキャスカ!」
いいシーンだと思いますよ。ガッツが戦う原動力は良くも悪くもグリフィスとキャスカです、そしてその天秤がどちらに傾くかで物語は大きく変わります。もしかするとグリフィス側に傾いた方がガッツは強くなれるのかもしれません、復讐の鬼と化した方が良いのかもしれません、だけどここでのガッツの心の天秤はグリフィスへの復讐よりもキャスカを護ることに傾いたわけです。烙印の剣士ガッツは烙印の娘キャスカを守る者なんですよね…
いいシーンだと思いますよ。ガッツが戦う原動力は良くも悪くもグリフィスとキャスカです、そしてその天秤がどちらに傾くかで物語は大きく変わります。もしかするとグリフィス側に傾いた方がガッツは強くなれるのかもしれません、復讐の鬼と化した方が良いのかもしれません、だけどここでのガッツの心の天秤はグリフィスへの復讐よりもキャスカを護ることに傾いたわけです。烙印の剣士ガッツは烙印の娘キャスカを守る者なんですよね…
そしてシールケに訪れたのはフローラとの別れ。
フローラ「命はその形を変えるだけ。あなたの夢の中でまた会えるわ。」
使徒を繋ぎ合わせて作った子宮の中を羊水で満たし、そこに妊娠した女性を放り込むことで胎児が魔を帯びて母親の身体を食い破って産まれる、それが鬼兵誕生のシステムです。つまり鬼兵を1匹作るためには1人の妊婦を犠牲にしないといけないわけですからね、生産効率は悪いようにも思えるけども人口さえ確保できていれば大軍団を作ることも可能か…
ベルセルクの第4篇である「千年王国の鷹」篇における最重要人物といって差し支えないでしょう。ゴッドハンドにも匹敵するんじゃないかとも思えるその戦闘力、それでいてゴッドハンドには無い人間らしい欲望と支配欲、ガニシュカ大帝ほど使徒らしさに満ちた使徒はいないかもしれませんね…
好きです、この発想。相手が神であろうが弓を引く、その意味では根っこのところでガニシュカ大帝とガッツは同種なのかも。
その巨大さはもちろんなんですが、身体が霧に変わるためあらゆる物理攻撃は無効。さらに雷撃をも自在に操る最強の使徒です。たしかにこれだけの能力を持っているのであればグリフィスに反抗するのも分からんではないですな…
さてグリフィスの目的はガニシュカ大帝を倒すことではなくシャルロット姫の救出でした。