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きよの漫画考察日記1077 修羅の門第26巻

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photo:01  


お月様

つーわけでバーリトゥードも準々決勝、第1試合はラモン・グラシエーロvsイグナシオ・ダ・シルバ!

さて優勝候補のラモン、イグナシオの打撃をかわし組み付いて足を掛けます。もうこーなればラモンの勝利は確定なんですが…
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なんとこの体勢から蹴り一発でラモンを振りほどくイグナシオ!
これはね、無理です。考えてみてください、80kgの人間が片足にしがみついてる状態ですよ、そこから足を上げるなんて人間の筋力では不可能です。イグナシオ、こいつは人間じゃありません。

つーわけで腕をへし折られたラモン、だけどもタオルは投げてもらえません…
ビクトル「立ていラモン!まだ負けたわけではないぞ!」
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グラシエーロ柔術が強すぎたために恐怖を知ることなく成長してしまったラモン、初めて知った恐怖に負けてしまいました。まぁいってみればイグナシオ用の噛ませ犬になってしまいましたね…

さて準準決勝第2試合、ジョニー・ハリスの対戦相手は…
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トーマス・ムーア!
テコンドー使いが登場しましたが…基本的に異種格闘技戦でテコンドーは通用しないというのが定説です。テコンドーが弱いというのではなく、むしろ他の格闘技とはジャンルが違うというべきでしょう。
そもそもテコンドーと空手、何が違うかというと「防具を付けるか否か」です。そしてテコンドーにおいて有効とされる攻撃は1胴体への蹴り2胴体への突き3頭部への蹴り、この3種類しか無いんです。つまり防具を付けていない場所への攻撃、例えばローキックとかは反則になってしまうんですよ。つまり極論を言うとテコンドーとは「ひたすら相手の防具を蹴り続けてポイントを稼ぐスポーツ」だと言えるかもしれません。ゆえにテコンドーの選手は相手にダメージを与える事が苦手。ダメージをくらう事も苦手。相手をKOしようとする他の格闘技とは根本が違うんよね…

そして第3試合はレオン・グラシエーロvs…
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ペーター・ベルカンプ!
柔道も空手もやってるベルカンプ、強いです。組まれても大丈夫という自信があれば打撃も活きてきますからね。複数の格闘技をマスターしてる奴はやっぱ強いですよね…

さてこのベルカンプを相手にして、レオンは実戦感覚を取り戻すために手加減しまくりでまさかの練習。もちろんナメられて黙ってらんないペルカンプは右ストレートにいきますが…
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こんなカウンター関節が取れるならそいつは無敵です。正直言うとレオンvsイグナシオという対戦が見てみたかったですな。あのイグナシオをレオンがいかにして関節に引き込むのか、興味深いとこですよ…


そして準々決勝最後の対戦は陸奥九十九vsブラッド・ウェガリー!
ハイレベルな打撃戦が繰り広げられますが…

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陸奥圓明流において最も注意すべき技は虎砲です。一撃必殺の威力がありながらモーションが極端に小さいという反則技ですから。陸奥圓明流と対等に対峙するためにはこの虎砲に最大限の注意を払うというのが最低限の条件です。

つーわけでウェガリーの攻撃をかわし続ける九十九。
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下から飛んでくるバックブローをスウェイバックでよけるのは神業。もうこれは完全に「勘」でしょう。

がしかしよけたはずのバックブローで切り裂かれた九十九の右眼!
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ブラッド・ウェガリー、凄い発想します。これこそホントのバーリトゥードなのかもしれません。最強の格闘技は何なのか、この議論は実は暗黙の内に軍隊格闘技を除外しておるんよね。互いに武器の使用を前提とした制圧術と殺人術から構成される軍隊格闘、そこから見れば格闘技なんてしょせんはスポーツか…

つーわけで右眼を潰された九十九。
ウェガリー「アマちゃんにはちょっとこたえたかな…」
九十九「ちょっと…な。だけど…こういう戦いならオレの方がなれてる…なにしろ…」
ウェガリー「へえ…」
九十九「千年こういう戦いを練ってきた。」
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こーなった九十九は強いですよ…

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