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きよの漫画考察日記1644 からくりサーカス第36巻

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お月様

さてしろがねを救出しに単身フェイスレスの元へ乗り込もうとする勝、それを止めようとする平馬。
ヴィルマ「坊や、行くのかい?」
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ヴィルマ「くくっ…悪かったわ「坊や」なんて呼んでさ。へーまちゃん、そいつ、止めらんないわ。」
平馬「なんでだよ⁉︎」
ヴィルマ「だってさ…もうそいつの目は…」
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平馬「バッ…バカヤロウ!マサル、わざわざ死にに行かせっかよ!たとえぶっ倒しても行かせるもんかよ!」
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平馬「ああ⁉︎」
「ヴィルマさんか言ってくれた「男」ってのにぼくはずっとなりたいと思ってた…でも…なれなかった。ぼくは子供で…小さくて力もなかったから…なんでぼくは大人じゃないんだろうって…ぼくはいつも思ってたよ…大人は子供のコトを「ガキ」なんて呼んで…なんでも言うコトを聞くと思ってて、いつも振り回すのにさ…」
平馬「だから行くのかよ…?この騒ぎを起こしたそんな奴をやっつけによ…」
「…うん。」
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からくりサーカスの中でもかなり印象に残ってる名言ですよ、これ。たしかに我々大人は血の熱さでは子供にかなわないんですよ、子供たちの持ってる夢や希望を我々が持とうと思っても持てないもんね。ただその事実を大人は認めたがらないんだよなぁ…


さて舞台はここでアメリカへ。生き残っていた少年トムを襲う自動人形。
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ランバージェイコブ!
…特に特筆すべき点は何もないんですけどね、一応名前が付いてる自動人形は全員紹介していくと決めてるからなぁ…

がしかしケンカキック一発で粉砕されたランバージェイコブ。
ランバージェイコブ「たっ、助けて…おまえは、だっ、誰…」
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鳴海2度目のアメリカです。前回はルシールとギイというパーティーでしたが、今回のパーティーは鳴海、ギイ、ジョージ、阿紫花、ミンシア、法安。最終的には全員がいい仕事をこなすベストメンバーです。

つーわけでこのメンバーを集めたのはフウさん。法安さんを入れる必要は無かったようにも思えますが…
法安「ワシらは芸人なんじゃ、なんの戦力にもならんぞ…」
フウ「それはどうかね。人には人のやりかたがあるからねえ。」
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ご名答です。自動人形を倒すには自動人形を観客にするしか方法がありませんからね…

さて鳴海たちが向かうのはレイ疫病研究所、そこを攻撃していた自動人形が…
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バス・ナッシュ!
このフォルム、好きです。自動人形ってのは人間離れしてるほどかっちょいいもんです。メリーゴーランドオルセンとか良かったもんねぇ…

さてこのバス・ナッシュと戦うのはジョージと阿紫花。
ジョージ「アシハナ…おまえはタイクツなのだろう?」
阿紫花「またそれかい?そのコトバにのってサハラじゃ大変な目にあったんですぜ。その手にゃのりませんて!」
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ジョージが人間の頃にやりたかった事、これも伏線のひとつですかね…

つーわけで結局参戦することになった阿紫花。
阿紫花「…アンタのやりたかったコトってなんですかい?」
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なんだかんだいって良いコンビです。どちらも大活躍するタイプではありませんが、人知れず命を懸けることができる熱いコンビです。

つーわけで人間だった頃は音楽家を志していたジョージ、バス・ナッシュを粉砕。
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音楽に一番大切なものは心。
…なんてことを言う輩を俺は信じません(笑)技術や楽器の良し悪しは伝わるかもしれませんけども、心は音楽なんかで伝わらないって。

さーて次は久しぶりにギイの出番。対戦相手は…
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クピディアー!
よーく見るとですね、瞳の奥に天使の輪っかと天使の羽が隠されています。心憎い造形だなぁ…


そんなクピディアー、ギイを仲間に勧誘します。
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確かにギイはそうです。若かりし時はともかく、鳴海と出会ってからは全く感情を表には出していません。がしかしそれはゾナハ病を撒き散らす自動人形に対してギイが怒りを抱いていないというわけではないんです。
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うん、確かにそーです。人間の怒りというものには赤色の怒りと青色の怒りとがあります。基本的によりパワーが出るのは赤く燃え上がる怒りなんですけどね、だけどもクールに青く燃え上がる炎ってのも良いものなんですよね…

さてその頃、ミンシアの前に立ちはだかるのがこの自動人形。
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ギャンブラー・ジョーンズ!
ミンシアと戦う自動人形はこーゆータイプが多いんです。人間のことをバカにするだけバカにしてしっぺ返しを食らうタイプなんです。最初から真面目に戦ってればミンシアなんかには負けないんだけどねぇ…


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