さてカルト教団の魔女として祭り上げられたキャスカ、ニーナはもうこの子を世話するのはやめようと言いますが…
ルカ「まっぴらだね、途中でほうりだすのは。エレーンもあんたもね。あんたの言う通りあたしには高飛車で人を見下したふうな所もあるかも知れない。」
ルカ「一度運命共同体だって大口たたいちまったからにはそれを引っ込める気はないよ。たたいた大口に後から自分を追っつけるのがあたしのやり方なのさ。その分痛い目を見て来たけどね。」
ベルセルク史上最も強い女性ではないでしょーか、ルカ姉は。男でもこんな事言える奴はざらにはいません。口だけ偉そうで態度が伴わない奴ばっかですからね…
そして聖鉄鎖騎士団に捕まったのはペペ。馬上から鞭打つ指揮官に対し飛び出したのはやはりルカ姉。
社会において警察権というものは不可欠なものやけども、歴史上民衆を最も苦しめてきたものもこの警察権なんでしょう。恣意的な警察権行使に対する監視と抑制、これが機能していない国家はやはり先進国とは呼べない。中国がアジアを代表する国であると世界から認められるためにはまずここからだろうな…
つーわけでやっとガッツ到着!
聖地なんてものは信仰心の無い奴には何のこっちゃ分かりませんわな。エルサレムだろーがメッカだろーが、他の都市と何ちゃ変わりませんよ、日本人にとってはね…
さてガッツとすれ違いでカルト教団に拉致されたキャスカ、ここで俺が大好きなこの人物が登場!
雄山羊様!
ベルセルクの登場人物で人気投票したら…まぁTOP10はガッツ・キャスカ・グリフィス・ファルネーゼ・セルピコ・イシドロ・シールケ・パック・ゾッド・骸骨の騎士あたりになりそーですが、俺なら雄山羊様に一票を投じます(笑)俺の好きなキャラTOP3は雄山羊様・ラクシャス、そしてやっぱりワイアルドでしょーかね。「エンジョイ&エキサイティング!」
そんな雄山羊様、唯一のセリフがこれ。
最後までかぶりものを取らなかったのは雄山羊様の評価できる点ですな。カルト教団の教祖ってのはだいたいが酷い顔してるもんですからね。まぁ誰の事かは言いませんが(笑)
そしてついに…
雄山羊様覚醒!
身体は山羊、股間は蛇というちょっと鵺っぽい生物として生まれ変わった雄山羊様、俺はホント好きです同意してくれる人は少ないでしょーが。
そんな雄山羊様、キャスカとまぐわろうとしますが…もちろんこの男が阻止!
感慨深いシーンですよ、ガッツがキャスカに会えたのはこれが2年ぶりですからね…
そんなこんなでガッツに叩き殺された雄山羊様合掌…
だけどさらにガッツの前に障害が。
セルピコ「ぼくは抜かせないのが信条です。」
一本道でどーやってセルピコが先回りできたのか、そんなことは気にしませーん。
さてカルト教団の次は教会に捕まったキャスカとニーナ、まずはニーナから魔女としての拷問にかけられますが…
いや、これは仕方ないと思いますよ。爪を剥がされる痛みってのはとんでもないもんね。俺も爪が半分めくれちゃったんで残りを無理やり引っぺがした経験がありますが、あんな痛いとは思わんかったもんなぁ…
つーわけで次はキャスカへの拷問。
鉄の処女、アイアンメイデンですな。拷問器具としては非常にメジャーな器具ですが…拷問器具じゃなく完全に処刑器具ですよね。
つーわけで処刑寸前のキャスカ、だけどもここで魔が溢れます。
ベルセルクはホント1コマ1コマしっかりと描き込まれておるよね。これは週刊連載では到底無理だわ…
一方ニーナの救出に向かったルカ姉、手引きしてくれたのはジェローム。
ルカ「ごめんよジェローム、こんなことに巻き込んじまって。」
ジェローム「ほんと、焼きが回ったぜオレも…でもま、いいわな。どうにもいけ好かない任務だったし、これでふん切りもついたぜ。」
惚れた女のために己の地位や名誉や権力を捨てる、できそうでなかなかできることじゃありません。ジェローム、漢だわ…