さてニコガクvs笹崎も10回裏、追い込まれた安仁屋に対し…
新庄「ピッチャーが近く見えんのか?」
安仁屋「あ⁉」
バッターボックス内での立ち位置、これがまた難しいとこなんですよね…基本的にはバッターボックスの後ろに立つ方が打ちやすいです。なぜなら投手の球をより長く見極めることができるから。こんな事は教えられなくても常識として分かるはずです。がしかし、バッターボックスの前に立った方が良い利点も2つあります。それは「変化球の変化の幅が小さい」という点、そして「ヒットゾーンが広がる」という点です。2点目の利点はちょっと分かりにくいんですが、バッターボックスの後ろで打つよりも前で打つ方が打球がフェアゾーンに飛びやすくなるんですよ。角度の問題なんですけどね。
そんなこんなで笹崎との激闘を制したニコガク、だけどもまだタバコ吸ってる濱中。
まぁ高校野球に不祥事はつきものですが、最近は不祥事の内容も変わってきてます。一番増えたのは「いじめ」ですが、最近では強制わいせつや強盗なんてのも聞きます。甲子園常連校にとって一番怖いのはこの不祥事でしょうな…
さてグラウンド外で乱闘事件を起こしてしまったニコガク、負ければその瞬間1年間対外試合禁止という処分が…
さて謹慎処分のためベンチには入れない川藤、必死で勝つための打順を練りました。
まず1番バッター、要求されるのはとにかく出塁率の高さです。最も多く打席が回ってくる、しかも後ろにはクリーンナップが控えているとなれば1番は塁に出なけりゃ話になりません。俊足で投手にプレッシャーをかけるってのももちろん1番バッターの仕事ですがそれは副次的なもので、やはり出塁率こそが最も優先されるべきでしょう。それともう一つ、7番8番の下位打線が出塁した場合、9番が送って得点圏で1番バッターに打順が回ってくることは試合展開の中で結構頻繁にあります。そこでチャンスに強い打撃力も要求されます。
とゆーわけで理想の1番打者は…落合博満でしょーか(笑)落合さんが1番だったら極限に嫌な打線だと思いますよ。イチローは俺の中では3番打者なんでね…
さて2番バッター、これは小技ができる打者という印象はあるでしょう。だけども後ろに3番打者が控えてるという点を考慮すればやはり最重要視すべきは出塁率ですよ。後ろに3番がいるんだから送りバントが上手いことは2番として当然のことですが、とにかくチャンスを広げるため早打ちせずにじっくりボールを見ていく打者がいいでしょう。監督もいろんなサインが出しやすいからね…
理想の2番打者は…宮本慎也、小坂誠といったところでしょーか。2番がブンブン振り回す打線は面白くない。
そして3番バッター。昔から日本では4番打者こそ最強という風習はありますが、いやいや最強の打者は3番にもってくるべきです。1.2番でチャンスメイクするんである以上、ポイントゲッターは3番であるべき。そこで3番バッターに要求されるのはズバリ高打率。チームで1番打率が高く、そしてチャンスにも強い打者が3番に座るべきです。
理想の3番打者はイチロー、張本さんといった感じになるでしょーか。
さて4番バッター。これは難しいところなんですが、やはり4番はチームの顔であるべきです。期待するのはズバリホームラン、しかも相手エースのウイニングショットをバックスクリーンに叩き込むようなバッティングを一打席でもみせてくれればそれだけで十分です。
理想の4番打者は…松井秀喜、掛布雅之、清原和博ってとこですか。
次に5番バッター、どうしても3番4番に対しては四球が多くなるので5番はランナーを置いて打席が回ってくる機会が一番多い打順ではないでしょうか。そんな5番にはやはり長打を期待したい。前に走者が詰まってることを想定して、走力は無いけど打力はピカイチ的な打者が適任ですな。
理想の5番打者は…バースやラミレスとか。まぁ外国人には5番が似合います。
6番バッター、ここは難しい打順です。一発はあるけど三振も多い、そーゆー打者が入ることが多いでしょーか。クリーンナップが終わって一息ついたところで一発、クリーンナップでたたみかけてトドメに一発、そーゆー印象はありますな。
理想の6番打者は…6番にブライアントやカブレラ、ローズがいたら嫌だねぇ…
さて7番バッター、ここから下位打線と呼ばれるわけですが、ここにどーゆー打者を持ってくるかで打線の特徴が出ますな。7番に大きいのを打たれると嫌だし、7番に繋がれても嫌なもんなんですよ。そーゆー意味ではどちらもできる打者、何でもできる打者が7番にすわってる打線はいやらしい。
理想の7番は…秋山さんや金本のアニキですかね。
そして8番バッター、これはチームで一番打力が無いバッターを持ってくるのが基本だと言われます。だけどセリーグ6球団を見ても投手を8番にしてる球団はありませんな。なぜなら8番に投手がいると6番や7番打者との勝負が避けられてしまうからです。草野球レベルなら8番が一番打てない打者でもいいんですが、プロレベルになると8番にも打力が期待されますね。
理想の8番打者は…古田敦也ですかね…
9番バッター、ここには投手がきます。全く打力は期待されていない打順といってもよいですが、草野球レベルだと1番につながる打順として8番よりも重視されます。特に9番が四球を選んでトップにつなげると相手としてはとても嫌な感じがするんでね、選球眼がいい打者を置きたいもんです。
理想の9番打者は…鳥谷や松井稼頭央なら最高だけども豪華すぎるか。
そしてベンチに入ることのできない川藤先生から熱い言葉が。
川藤「今まで積み重ねて来た努力を信じろ。負けたらなどとは一切考えるな。俺はおまえらがここ一番で発揮する奇跡的なパワーを何度も目の当たりにしてきた。大丈夫だ。」
川藤「おまえらは勝てる!絶対に勝てるんだ!」
道を切り拓くものは自信と勇気…これも川藤先生の名言の一つとして記憶に残る言葉ですな。そのうち漫画の名言TOP100とかを俺はブログでやるでしょーが、これは70位くらいにランクイしそーです(笑)