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きよの漫画考察日記1962 グラップラー刃牙第36巻

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おばけくん

さて独歩の菩薩の拳をまともにくらった渋川先生、ここで回想に入ります。渋川先生の師匠が出てくるんです。
{307C1EE1-24B5-4797-A78F-DFD0675A07F9}御輿芝喜平!
このモデルは植芝盛平です。合気道の開祖であり、数々の逸話を残してる伝説の人物です。まぁ当時はテレビはもちろん写真すら満足に残っていない時代ですからね、逸話の信憑性を測る術すらないんですけど…まぁやっぱ開祖ということで脚色されてる部分が無いわきゃありませんわな。

そんな御輿芝先生に刃物を持って斬りかかろうとする6人の弟子、しかし…

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合気道の最大の弱点はヤラセっぽさが常に付きまとうという点です。もちろん「型」として合気道を捉えるのであればこれほど見事な格闘技は他に類を見ません。だけど実戦の中での合気道というものを捉えようとすると途端に胡散臭く見えちゃいます。あらかじめ打ち合わせた上でのやり取りにどーしても見えてしまうんですよね…

そんなこんなで独歩の渾身の一撃を食らいながらも立ち上がるタフな渋川先生。
渋川「舐めンじゃねぇェ 空手屋ァァッッッ!
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{4F789064-BEC2-4211-B8D8-A114BBA8370E}この爺さん、ハンパない。序盤は渋川先生が攻勢に出たのでその後独歩が逆転勝利を収める、格闘漫画における定番の流れを無理やりイーブンに戻しちゃってますからね。もはやこの辺りまで来ると作者の思惑を超えてキャラクターが勝手に戦い始めてるのかもなぁ…

つーわけで両雄最後の激突。
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五体全てを武器と化す空手、でもやっぱり最も信頼できるのは右正拳突きなんでしょーね…

そしてその距離を徐々に詰めていく両者、もはやどっちが勝つのか読者にも分からない展開の中…
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{9A78563B-96ED-4991-AE07-C398484F7EAD}これは刃牙シリーズにおけるベストバウトの1つに挙げられるんじゃないでしょーか。まぁ「ベストバウトの1つ」という表現はおかしいのかもしれません、ベストというからには唯一であるべきなのかもしれません。でも名勝負がキラ星のごとく溢れてる刃牙シリーズにおいてこれが最高というのはなかなかに決めがたいですからね…


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