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改訂版きよの漫画考察日記230 ダイの大冒険第35巻

いよいよラストバトルが本格的に始まります。

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宇宙人くん

さて大魔王バーンとの最終決戦、その場に立てたのはこの5人。
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まぁ普通に考えると5対1というのも卑怯ではあるんですけどね。なんとなく日本では「主人公側が大勢で相手をボコる」というのは許される風潮があるんですよね…

それにしても我らが英雄クロコダインはどこ行った?
クロコダインは大魔王バーンとの第1ラウンドで重傷を負って捕らえられ、そこからヒュンケルと共に救出されるやいなや休憩も取らずに光の魔方陣を防衛するため魔王軍を蹴散らし、さらにあの難敵ザボエラを始末し、そこからミストバーン戦を乗り越えて今に至ってますからね、さすがの獣王といえどもスケジュール的に相当ハードだったはずです。瞳に封じられてしまうのも仕方ないところか…

しかしポップはクロコダインが瞳に封じられた理由をバッサリ切り捨てます。
獣王の名誉のために言っておきますが、決してそんな事は無いはず。クロコダインは16巻、これは各国の王がサミットを開いてたら鬼岩城が攻めてきた辺りですが、その時点でレベル36でしたからね。まぁこのレベルが高いのか低いのかはさておき、ちから158というのは最終決戦時のダイと同じですし、たいりょくは251で上限255に達しそうな勢いでした。さらに最大HPは515、これはもうブッチギリの数字です。つまりレベルはともかくステータス的には大魔王と戦う資格が充分あったはずです。とゆー事はですね、クロコダインが最終決戦に残れなかったのはレベル不足ではなく別の理由があるんですよ。考えられるのは以下の4点ですかね。
①連戦による疲労の蓄積
②グレイトアックスを失ったことによる攻撃力の低下
③ポップよりも低い守備力81という数値
④ふざけてるとしか思えないすばやさ33とかしこさ25という数値
まぁ俺がどれだけ獣王を弁護したところで最終決戦で二軍落ちしたという不名誉が覆るわけではありませんけどね…

さてラストバトル開始。
バーン「天よ叫べ!地よ!唸れ!今ここに!魔の時代来たる!」
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DQのラスボスのセリフにもいろいろありましたが、一番カッコよかったのはオルゴデミーラではないかと俺は思ってます。それはこんなセリフでした。
われは魔族の王にして絶対無比の存在なりき……。
万物の長たるはわれ以外にはなし。
神に作られしデクにんぎょうどもよ まだそれがわからぬのか。
かってお前たちが神とあがめし者は われが永劫の闇に葬り去った。
おろかなる者よ そなたらにわれをあがめるほか生きる道はないのだ。
わが名はオルゴ・デミーラ。
万物の王にして天地をたばねる者。
さあ来るがよい。
わが名をそなたらのむくろに永遠にきざみこんでやろう』
ゾーマやデスピサロもよかったんですけどね…

ただし。FFシリーズも入れていいのであれば最もカッコいいセリフを残したラスボスはFFⅥのケフカで決まりです。
『命…夢…希望…
どこから来て どこへ行く?
そんなものは…この私が破壊する!』
シンプルでありながらこれが一番です。


さてアバン先生も封じられて残りは4人。ここでポップが提案した作戦は「大魔王バーンの天地魔闘の構えから繰り出される3つの超必殺技を全て受け止め、技後硬直の瞬間にダイが反撃」
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ここにきてラーハルトが男を上げていきますね。まぁこの役がクロコダインじゃイマイチ締まらんわなぁ…

そんなわけで突撃する勇者2人。
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ヒュンケルやマァムが残ってちゃこの展開には持ち込めませんから。マァムにこんな役は任せられないし、ヒュンケルがこの役をやろうとし始めたらマァムがわめきだすからね…

そんなわけでヒムとラーハルトも瞳に封じられて残りは2人。しかし天地魔闘の構えを破る自信を見せるダイとポップ。
連載初期の逃げ回ってたポップの姿はもうありません。魔王軍との戦いを通じて最も成長したのは実はダイじゃなくポップなんですよね…

ま、もちろんポップが天地魔闘の構えを受けきることなどできるわけがないと笑うバーンでしたが…
ダイ「こいつがスキを作ると言ったんだから絶対にスキはできる!それを信じておれは全力を高めておくだけだ!」
ポップ「一つだけ…覚えておくといいぜ。俺たちは2人っきりじゃない。2人ではじまった冒険の旅だったけどここへたどりつくまでには色々な人に会った!闘った!そして…救われた!誰一人欠けていたってこうしてあんたと向き合うことすら出来なかったんだ!」


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よかった、絆の輪の中にちゃんとクロコダインも入ってました(笑)

これに対してバーンは当然の反論。
バーンの言ってることももっともです、そんなもんに殺されちゃたまったもんじゃありません。でも少年漫画の大ボスはことごとくこの「絆」に敗れ去っておるんですよね…

そんなわけで突っ込んだポップ、しかし予想通り自身の呪文は跳ね返され、さらに追い討ちのカイザーフェニックスが直撃。まぁダイの大冒険はある程度有名な漫画ですからね、この先の痛快な展開は説明する必要も無いんでしょうが…

う〜ん、何度読み返しても痛快です。でもふと思ったんですが、胸にシャハルの鏡を隠していたんであればミストバーンとやりあった時にメドローアを跳ね返されて苦戦してたのは何だったんだという話にもなりかねませんけどね。跳ね返されたメドローアをまた跳ね返せば済む話じゃないかと。でもこれは無理なんです、なぜなら「一度跳ね返された呪文はマホカンタでも光の鎧でもリフレクでも絶対に跳ね返せない」というRPGの絶対のルールがあるからです。このルールがダイの大冒険においても守られているからこその展開なんですが…それならばメドローアをシャハルの鏡に向かって放ち、反射させてバーンを狙えばいいんじゃね?という話になってしまいますけどね。それならフェニックスウイングでも跳ね返せないというのが論理的帰結ですけどねぇ…

そしてここにさらにアバンストラッシュの追撃。しかーしそれを迎撃しにかかる大魔王バーン。Image may be NSFW.
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しかしバーン様は知らないんです。普通のアバンストラッシュAはもはや極め技にはなりえないという事実を!
バーンがこのアバンストラッシュXを無防備に食らってしまった理由、それはこのアバンストラッシュXの存在を知らなかったからです。バーンはギガストラッシュは見た事がありますが、このアバンストラッシュXは初見なんですよ。ダイはこのアバンストラッシュXをバーンパレスでハドラーに対し放ってはいますが、その時は互いの闘気により真竜の戦い状態になってたので中の様子が分からなかったんですよね…

そんなわけで左腕を斬り落とされ劣勢に陥ったバーン様、しかし奥の手を隠し持ってました。
ピラァ・オブ・バーン!
直訳すると「バーンの柱」なんとも弱そうな響きですが、大質量の物体ってのは単に落下させるだけで大量破壊兵器になりうるんですよね…

そんなわけで世界各地に落とされたピラァ・オブ・バーンには黒の核晶がセット済み。つまり…ここでバーンを倒そうが倒さまいが、あと数分で地上は消滅してしまう運命なんです。
バーン「…念のために聞いておこう…お前は余を殺すことが目的でこの戦いをはじめたのか…?」
なんかバーン様のアゴ長くねえか(笑)

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