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改訂版きよの漫画考察日記232 ダイの大冒険第37巻

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7年間続いたダイの大冒険もついに最終巻!

お月様

そんなこんなで最終決戦、ダイの最後の手段は竜魔人化!
{3CD68B0C-7428-4D6F-BB3A-7FB4BF17EF7C}バランとは違い、それほど風貌は変わりませんでしたね。ここはむしろもっと怪物じみた姿に変わってもよかったんじゃないかな…

つーわけで竜魔人化したダイ、大魔王バーンを圧倒します。
ダイ「「力が正義」…!常にそう言っていたな…バーン!これがッ!これがッ!これが正義か⁉︎より強い力でぶちのめされればお前は満足なのかッ⁉︎こんなものが…」
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最初から竜魔人でやっとけばポップやヒムが死に物狂いで頑張る必要もなかったね(笑)

その頃ポップたちは大魔宮の心臓部に閉じ込められちゃいます。この壁を破壊できるのはドルオーラくらいのもんです。
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まぁたしかに獣王が5人いてもドルオーラには及ばないでしょう、がしかし獣王が10人いたらどうだろうか?100人いたら黒の核晶すら越える破壊力を生み出せそうな気もしますが(笑)

そんなわけでこの壁を破壊するのは獣王ではなくヒム。
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身体が砕けながらも仲間のために闘うヒム、これはちょっと卑怯です。こんなことされたら誰だって感動しちゃいますもんよ…

さてダイにやられっぱなしのバーンはついに鬼眼の力を開放、二度と元の姿には戻ることのできない魔獣へと変身!
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鬼眼王バーン!
基本的にデカいというのはそれだけで強いもんです。DQⅤのブオーンなんて誰しも一度は全滅させられてるでしょうしね…

さて逆に追い詰められたダイ、そこに現れたのはバランの真魔剛竜剣!
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そういえば真魔剛竜剣はバランの死とともに行方不明になってましたな。キルバーンの血液により斬れ味が落ちちゃってたのは治ったんでしょうかね?

さぁダイの最後の攻撃!
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よかった、クロコもいた(笑)
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なんとなく鉄腕アトムの最終回を彷彿とさせますな。ちなみにアトムが太陽に突っ込んで死亡したのはアニメ版ですが、原作の鉄腕アトムの最終回はもうムチャクチャです。あのデビルマンの最終回を凌ぐほどに救いようのない悲劇的な結末を迎えます。手塚治虫と石ノ森章太郎作品を読むときは要注意です(笑)

さて鬼眼王バーンの左腕を砕くもののあっさり折れちゃった真魔剛竜剣。バーンに握り潰されそうになったとき、ダイが思い出したのは友のあの言葉でした…
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ダイはもはや地上にも魔界にも並び立つ者がいないくらいの力を持っていますが、まだ12歳の子供です。どれだけ肉体が強くなろうとも精神的には誰かが引っ張っていってあげなくちゃいけないんです。アバン先生が序盤でいなくなっちゃった以上、その役割を果たしていたのが実はポップだったんですよね…

つーわけでようやく決着。{9447C4E5-15FA-47C7-89D6-A4D5B645050A}
最後は敗れ去るのが大魔王たる者の務めではありますが、数あるバトル漫画の中でも大魔王バーン級に主人公を苦しめたラスボスはなかなかいませんよね。大魔王バーン様とうしおととらの白面の者、この2人は二大ラスボスとして認定してもいいんじゃないでしょーか。

そんなわけでさぁエンディングだと思いきや、まだ生き延びてた悪がいます。{8E276A7B-8E38-4F1D-88CB-DFEF8EE5BAE4}
アバン先生の討ち漏らし癖が招いた悲劇ですね。アバン先生はずーっとそうなんですよ、ハドラーは結局何回挑んでも殺せなかったし、バルトスもキルバーンも討ち漏らしてますし。そう考えるとアバン先生は作中1匹もモンスターを殺していないんじゃないかとも思えましたが、最初の方にガーゴイルを一匹始末してましたっけ(笑)

さて黒の核晶を作動させて立ち去るキルバーン。
{0BB63F51-1BD1-45D3-856D-210BB4B8CC0E}さすがアバンの使徒は反応が速い。我らが獣王は多分事態が飲み込めずポカーンとしてたことでしょう(笑)

そんなこんなで爆発まで残り10秒、黒の核晶を抱えて飛ぶのはダイとポップ。
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しかしここでダイはポップを蹴り落とします。
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ソアラはバランのために命をかけ、バランはダイのために命をかけ、そしてダイはポップと全ての人のために命をかけたわけですよ…
まぁこんな感動的なシーンに水を差すのはどうかと思いますが、キルバーンの黒の核晶の爆発を防ぐ方法はあったと思いますよ。ヒャド系魔法で凍らせることができないとしても、メドローアなら黒の核晶を見て消し去ることができたはずです。まぁ10秒では間に合わなかったのかもしれませんがね…

そしてダイは行方不明に。{6E67F5D2-553C-4CAE-ACDF-DFCF3C14951A}主人公が行方不明になって終わるという漫画も珍しい部類に入るんですかね。バーンを倒してハッピーエンドで終わらすという選択肢も作者にはあったはずですが、まぁこれはこれでアリです。

そんなわけでラストはDQお馴染みのスタッフロール。
{975F589D-E3C9-4495-80DF-090D389E4DD5}マァムとメルルを引き連れての3人旅に出たポップ、ヒュンケルの後を追うエイミ、大魔王を倒したというのに世界は平和になるどころかドロドロですね(笑)
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我らが獣王クロコダインはデルムリン島で暮らしているんでしょうかね。魔王が死んだとはいえ人間社会の中で普通に暮らしていくのは難しいでしょうからね、デルムリン島でゆっくりと余生を過ごしてもらいたいもんです(笑)

そしてラストカット。
{5CF44FD2-61F9-452A-A729-8DD746E3A7B6}続編を書こうと思えば書けなくはない終わり方ですが、さすがにそれは無理でしょうね。ダイがここまで強くなっちゃったらもうどーしようもありません。もし書くとするならダイの息子や孫でいくしかありませんかね…

これで終わり。と思ったらまだ次のページがありました。
{ACE07CEE-68A5-4BA9-B2A0-E91610E4E425}いやいや、最後の最後で違うでしょと感じた。DQシリーズの締めの言葉はやはり「THE END」ですって。そりゃもちろん「Fin」の方がハッピーエンド感はありますよ、でもDQシリーズのエンディングにおいてスタッフロールが流れた後は「THE END」だと決まってるんですよ(唯一DQⅢだけは「THE END」ではなく「TO BE CONTINUED TO DRAGON QUEST Ⅰ」ですが)。なぜ最後の最後でそこをハズしちゃうかねぇ?

さらに単行本では堀井雄二登場。
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俺はあまり作者の後書き的なものには興味がないんですが、ここで堀井雄二が最後に使ってる言葉はダイの大冒険という物語を締めるに相応しい言葉かもしれません。「人生はロールプレイングだぜっ!」う〜ん、まさにその通り!

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