さて始まります、劉vsアシモフ。
タコvsカニ、実際ならタコが圧勝する組み合わせですが、漫画的にはどうでしょうか。こーゆーのは引き出しが多い方が勝つというのが定石ですけどね…
さてヒョウモンダコの毒に耐えつつ接近戦に持ち込もうとするアシモフ、そこで劉の奥の手。
タコの墨は水中に溶けて拡散するので目眩し的に使うんですが、イカの墨は粘度が高く水中である程度固まるので目眩しではなく囮としての意味合いが強い。タコとイカは似てるようだけど墨一つとってみても全然違うんですよね…
がしかしこの墨をブロックしてたアシモフ。瞬時に重心を下げてアシモフの投げを防いでおるんです。まぁ人間の重心というものはヘソのちょい下にあるそうですですが、やはり軟体動物の重心は自在に変化するものなのかもしれませんな。まぁ水中において重心というものに大した意味はないのかもしんないけど…
つーわけで逆にアシモフを捕らえた劉、しかしアシモフも負けちゃいません。
そんなオニヤンマ型テラフォーマーの襲撃に対しハリオアマツバメの加奈子ちゃんが空中戦で挑みます。
さすがのオニヤンマも鳥には歯が立たないのは当然の事ですが、絵にもある通りオニヤンマはオオスズメバチすら捕食することがあります。まぁオオスズメバチがオニヤンマを捕食することもあるので両者の力関係は微妙なところですが、あのオオスズメバチに勝てるという時点で大体の昆虫には勝てますよね…カニの「自切」というやつです。切れた手足が再生するのはカニもタコも同じなんですが、自らの意思で手足を切断する事ができるのはカニだけの特徴です。でも自分の意思で手足を切り離す決断ってなかなかできないことですけどね…
さてその頃アシモフの援護に回ろうとするロシア班のアーロン・ユージック、彼の能力は…
俺も少年時代数多くの昆虫を捕獲、飼育してきましたが、さすがにムカデを飼った経験はありません。つーかさすがにムカデだけは触っちゃダメだと親から言われてたような気がしますな。だからこそ逆に大人になってムカデを観賞用に飼う人の気持ちはちょっと分かる気がします。見た目グロテスクかもしれませんが、あのフォルムはある意味完成系でもあるもんね…
さらにこの人の登場で形勢逆転。
がしかーしここでとんでもない強敵が乱入、アーロンは瞬殺されます。
俺が昆虫界最強と考えてるのはオニヤンマです。最強というのは語弊があるかもしれませんが、そのスペックの高さは昆虫のみならず地球上の全ての生物の中でもトップクラスなんじゃないでしょーか。だってあの飛び方は他のどんな生物も真似できないですもん…その能力ベースはスマトラオオヒラタクワガタ。このネーミングだとオオクワガタなのかヒラタクワガタなのかよく分かりませんよね(笑)ちなみに俺は山の中育ちなのでオオクワガタ・コクワガタ・ヒラタクワガタ・ノコギリクワガタ・ミヤマクワガタのクワガタ5人衆を嫌というほど捕まえてきましたが、やはり都会育ちだとオオクワガタとヒラタクワガタの見分けがつかない人が多いですね。この両者は共にアゴの途中にトゲが1つ付いてるんですが、そのトゲから先がギザギザになってるのがヒラタクワガタ、ツルッとなってるのがオオクワガタです。山育ちには常識なんですけどね…
がしかーしここでとんでもない強敵が乱入、アーロンは瞬殺されます。
そんなオニヤンマ型テラフォーマーの襲撃に対しハリオアマツバメの加奈子ちゃんが空中戦で挑みます。
つーわけで空中戦では無敵ともいえるオニヤンマ、その飛行能力もさることながら、この能力も重要なんです。
なるほど、オニヤンマは視力を犠牲にして動体視力に特化してるわけですか。たしかに空中を飛び回る昆虫をたった2つの眼で追いかけるのは至難の技ですからね。
なるほど、オニヤンマは視力を犠牲にして動体視力に特化してるわけですか。たしかに空中を飛び回る昆虫をたった2つの眼で追いかけるのは至難の技ですからね。
さてなんとかオニヤンマ型テラフォーマーからは逃げ切ったものの、5000匹以上のゴキブリに占拠されてしまったアネックス本艦。さすがにこの数で来られてはどーしようもないかと思いきや、この子の力で即座に奪い返します。
これまでにMO手術のベースとなってこの漫画に登場した生物は多岐に渡ります。オオスズメバチやパラポネラといった昆虫類、シャチやハイイロオオカミの哺乳類、デンキウナギやテッポウウオの魚類、タスマニアンキングクラブやモンハナシャコの甲殻類、アシダカグモやオブトサソリの節足類、オウギワシやハリオアマツバメの鳥類は言うに及ばず、チョウセンアサガオは植物類、ヤドクガエルは両生類、ハブは爬虫類、ヒョウモンダコやミナミハナイカは軟体動物、チャツボボヤは脊索動物、プラナリアは扁形動物と多種多様な生物群が手術ベースとなっていますが、紅ちゃんの手術ベースはそれらとはまた一線を画した特殊なものなんです。紅ちゃんの手術ベースは細菌兵器!
なるほど、確かに考えようによっては最強の生物ですよね。ただ一つ疑問なのは「細菌兵器ってあらゆる生物に有効なのか?」という点です。例えば炭疽菌の場合ならもちろん人間は炭疽病を発病しますけど、哺乳類以外でも等しく炭疽病を発病するのだろうかね?
さてさすがに細菌兵器に対しては逃げるしかないロシア班。坑道を掘ってきたのはセルゲイ・セレズニョフ、その手術ベースはミズラモグラ。子供の頃モグラの死体は何度も目にしましたが、生きてるモグラってのは出会ったことがありませんね。俺が子供の頃は「直射日光を浴びるとモグラは死ぬ」という間違った説が世間一般に信じられていたもんなぁ…
マーズランキング20位のアナスタシア・A・ポリトコフスカヤ、その能力はトタテグモ!
縦穴の巣の上部に蓋を作り、獲物が近くを通った瞬間に蓋を開けて獲物を巣穴に引きずり込む、誰しもが一度はテレビとかで見た事はあるんじゃないでしょうか。蜘蛛の狩りの方法ってのはホントに多彩ですからね、見てて飽きませんよね…
そんな中、アネックス本艦に1人残ったのはアレキサンダー。彼にはどうしても紅ちゃんを殺さなけりゃいけない理由があったんです。
家族や友人を守るため、まぁ男が戦う理由としては平凡ですが至高です。正義のためとか世界平和のためとかいう理由はもはや現実世界においてその正当性が疑わしいところですからね…
家族や友人を守るため、まぁ男が戦う理由としては平凡ですが至高です。正義のためとか世界平和のためとかいう理由はもはや現実世界においてその正当性が疑わしいところですからね…
日本語に訳すと「コーカサス地方の花嫁」ロシア語は難しいのぅ…
しかし中国側も命懸けで紅ちゃんを護ります。なのでマーズランキング99位のこの子が参戦。
これでマーズランキング2位、7位、13位、19位が死亡。そう考えるとまだまだ上位ランカーは生き残ってますわな…