からくりサーカスは全43巻構成、最終巻の一歩手前であるこの42巻ではやはり多くの登場人物が退場していきます。まずはこの子から。
そんなヴィルマ、最後に思い出すのは弟ジムとの思い出。
日本ではなかなかナイフ投げショーというものには出会えませんね。やっぱなんか規制があるんでしょうな…そこにやって来たのは勝。勝にジムの面影を重ねるヴィルマ…
さて結末は…
刺さっとる、刺さっとる(笑)
さて機関車前部で待機してる鳴海としろがね、ここでしろがねは鳴海の記憶が戻っていることを知ってしまいます。
鳴海「今の状況が何か変わるのか…?子供達…いや、世界中の人間のゾナハ病が治るとでもいうのか…?オレが何かを思い出してそれでお前が救われたとして、それがなんになる…ロケット発射場に着いたらオレはシャトルで宇宙へ行くんだ。」突き放すのもまた鳴海の優しさなんでしょうけども、それにしたって千代大海クラスの突き放しっぷりです。でもまぁここで突き放せば突き放すほど最終巻での感動も膨らむんですけどね…
さて襲撃してくるブリゲッラとハーレクインの迎撃に向かうのはアルレッキーノとパンタローネ。
この2人もいつの間にか仲間入りしてましたね。オートマータは人間とは違い元々ニュートラルな存在ですからね、仲間に加えることも不可能ではないんです。ただ最古の四人に深い恨みを抱くルシール婆ちゃんとかが生きてたらさすがに無理でしょうからね、仲間入りはこのタイミングでなければいけないんですよね…
この2人もいつの間にか仲間入りしてましたね。オートマータは人間とは違い元々ニュートラルな存在ですからね、仲間に加えることも不可能ではないんです。ただ最古の四人に深い恨みを抱くルシール婆ちゃんとかが生きてたらさすがに無理でしょうからね、仲間入りはこのタイミングでなければいけないんですよね…
ずいぶん前の前フリをここで活かす、これこそ藤田和日郎の真骨頂でありからくりサーカスの醍醐味です。全43巻、無駄なストーリーは1話たりとてなかったんですよ…
そんなわけで3人まとめて死亡。
正直俺は仲町一家に対してはどーでもよいキャラという風に認識していたんですが、改めてこのレディスパイダー戦を読むと目頭が熱くなってしまいました。からくりサーカスは1度2度ではなく何度も読むことによって新たな発見ができる漫画です。
正直俺は仲町一家に対してはどーでもよいキャラという風に認識していたんですが、改めてこのレディスパイダー戦を読むと目頭が熱くなってしまいました。からくりサーカスは1度2度ではなく何度も読むことによって新たな発見ができる漫画です。
さーてお次はアルレッキーノvsブリゲッラ。ここでアルレッキーノがようやく楽士らしい新技披露。
そんなわけで格闘技マニアのブリゲッラを遠距離攻撃で追い込んだアルレッキーノ、しかし次の瞬間アルレッキーノの身体が吹き飛ばされます。
つーわけで怒ったハーレクイン。
人に何かを捧げればその人から受け入れられるという事にはならない、だけどそれでも捧げる、それが「愛」なんでしょうな…
楽器で殺人的音波を放つ、しずかちゃんのバイオリンみたいなもんですな(笑)
このパンタローネ様の最後のセリフも見事です。フランシーヌ人形に付き従い笑わせることだけが目的だったはずのパンタローネ様、しかしフランシーヌ人形とは別人だということを認識しながらエレオノールに付き従っていたというのであれば、それはもう自らの心を持ったんだと評価して構わないでしょうからね…
人に何かを捧げればその人から受け入れられるという事にはならない、だけどそれでも捧げる、それが「愛」なんでしょうな…
鳴海「そんなんなって何を言ってんだ⁉︎」
しろがね「あなたは知らないでいい…私があなたからいかに多くのものをもらったか…」
このエレオノールのセリフを見てピンと来ない人はもう一度からくりサーカスを1巻から読み直す必要がありますな。まぁからくりサーカス第15巻のシーンですからね、41巻ともなれば忘れてもおかしくはないんですが…改めてもう一度あのシーンを貼っておきましょうか。
生まれ変わってもまた白銀に出会いたいというフランシーヌの願いは、2人の記憶を引き継いだエレオノールと鳴海が出会うという形で叶ったわけですが…今まさにエレオノールと鳴海もまた今生の別れを迎えようとしておるわけなんです。この悲劇のスパイラルを断ち切れるのは鳴海しかおらんのですよ!
さて残ったのは鳴海とブリゲッラ。拳法で鳴海を圧倒したブリゲッラはミサイルでトドメを刺そうとしますが、そこで鳴海が反撃。
中国拳法の中でも劈拳という技は有名ですが、「劈」という漢字は「劈く」と書いて「つんざく」と読みます。勢いよく突き破る、強く裂き破る、それが「劈」という漢字なわけです。まぁそれを漫画の効果音に使える漫画家は藤田和日郎だけですけどね…
このエレオノールのセリフを見てピンと来ない人はもう一度からくりサーカスを1巻から読み直す必要がありますな。まぁからくりサーカス第15巻のシーンですからね、41巻ともなれば忘れてもおかしくはないんですが…改めてもう一度あのシーンを貼っておきましょうか。
生まれ変わってもまた白銀に出会いたいというフランシーヌの願いは、2人の記憶を引き継いだエレオノールと鳴海が出会うという形で叶ったわけですが…今まさにエレオノールと鳴海もまた今生の別れを迎えようとしておるわけなんです。この悲劇のスパイラルを断ち切れるのは鳴海しかおらんのですよ!
さて残ったのは鳴海とブリゲッラ。拳法で鳴海を圧倒したブリゲッラはミサイルでトドメを刺そうとしますが、そこで鳴海が反撃。
中国拳法の中でも劈拳という技は有名ですが、「劈」という漢字は「劈く」と書いて「つんざく」と読みます。勢いよく突き破る、強く裂き破る、それが「劈」という漢字なわけです。まぁそれを漫画の効果音に使える漫画家は藤田和日郎だけですけどね…