ここでまさか200年前の兄弟のやりとりが再現されるとは。からくりサーカスの物語は200年前の白兄弟とフランシーヌとの出会いを発端としてますからね、やはり物語が終わる時にもあの時の出来事を避けて通るわけにゃいきませんわな…
そしてようやく心が動き始めた白金。フェイスレスの目的はただ一つ、フランシーヌの笑顔だけでしたからね。フランシーヌの生まれ変わりとも言えるアンジェリーナやエレオノールを手に入れようと色々画策したけれど、結局その目的を達成するためには天国で待っているフランシーヌに会いに行く他なかったのかもなぁ…
さらにここでグリュポンくんも退場。
グリュポンはうしおととらにおけるイズナと同じ役回りでしたが、異なるのは最終的に退場してしまうという点ですかね。物語のフィナーレとして生き残るオートマータがいてもそれはそれで良かったとも思うんですが、まぁこの方がケジメはつきますか…そして7年後。まずはミンシア姉さんとエリ公女。リシャールなんて奴もそういえばいましたな。まぁポイントはそこではなく世界中から病気がなくなってほしいと神様にお願いし続けていた優しい誰かが大昔にいたということですよね…
涼子の腰に付けられた木彫りの小鳥、この意味に気付けないようならもう一度からくりサーカスを最初から読み直す必要があるでしょう。何度でも何度でも、飽きるまで読み返してこそからくりサーカスを真に理解できるってなもんです。
百合さんとれんげさんはまぁいいとして、直太をあてがわれた菊さんは不憫ですよ…
さらにリーゼさん。
そして鳴海としろがねは…
しろがねのリュックからはみ出てるのが白面の者のしっぽにしか見えない(笑)
リーゼさんも大人になったのはいいんですが、ちょいとケバくなってしまいましたな。まぁこれはショービジネス用のものだと考えておきましょう。
しろがねのリュックからはみ出てるのが白面の者のしっぽにしか見えない(笑)
そんなわけで最後を締めてくれるのはやはりこの人。フウさんはあらゆるしろがねの行動を蟲目で見聞きしていましたからね、そういった意味でフウさんは演者というよりもむしろ読者に近い存在です。演者と読者を繋ぐ、実はからくりサーカスという物語に最も必要な人物だったのかも。
そしていよいよフィナーレ。
「とびこまない」という選択肢が挙げられてはいますが、ここで「とびこまない」を選択するのはナシです。飛び込まざるを得ませんな(笑)
そしていよいよフィナーレ。
「とびこまない」という選択肢が挙げられてはいますが、ここで「とびこまない」を選択するのはナシです。飛び込まざるを得ませんな(笑)
そんなわけで悪人に追われる子供を助ける謎の犬。
勝は結構アクアウイタエを飲んでたように思うんですが、しろがね化はせず普通に成長してるようです。まぁ鳴海とエレオノールが2人で永遠の時を生きていくのに、勝はたった一人で生きていかなきゃならないってんじゃあ辛いですからね…
そしてついに43巻にも及んだ物語に幕引き。
からくりサーカスは「完」とか「FIN」とかじゃなくて「閉幕」という言葉がしっくりくる唯一の漫画かもなぁ…まず1列目。
さて左半分を拡大。
そして懸糸傀儡が2体。アクエリアスとグリモルディ。
最古の四人から2体。アルレッキーノとパンタローネ様。
仲町サーカスから2人。生方涼子と生方法安。
しろがねからは3人。マリー先生、ギイ・クリストフ・レッシュ、才賀アンジェリーナ。
自動人形からフランシーヌ人形。
通常の人間が7人。才賀エレオノール(赤ん坊ver)、才賀善治、才賀善治の秘書、才賀善治のメイド、物語初っ端の列車の脱線事故に巻き込まれて骨折した女の子、加藤ケンジロウ、菅野医院の先生。
そして自動人形からメリーゴーラウンド・オルセン。
3列目。
自動人形からは2体。ギャンブラー・ジョーンズとドリル・セプテンバー。
後編へ続く…