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きよの漫画考察日記2238 黒博物館スプリンガルド 後編

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黒博物館スプリンガルドの考察、その後編です。


さて黒博物館スプリンガルドは6話で完結なんですが…形を変えてまだ続くんです。
{E02B6E81-2BF8-4464-9C48-B5B76E67888F}黒博物館スプリンガルド異聞 マザア・グウス!
黒博物館シリーズというものが藤田和日郎にはありましてね、①黒博物館スプリンガルド②黒博物館スプリンガルド異聞マザア・グウス③黒博物館ゴーストアンドレディと繋がります。ゴーストアンドレディは時系列的に月光条例の考察が終わった後にやりますけどね…

さてこのマザア・グウスの主役はこの2人。
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男の子のアーサー・シェルビーはスプリンガルドのヘンリーとマーガレットとの間にできた子供で、女の子のジュリエットはロンドンの公爵オスカー・ピーポディとウォルターの妹ベアトリス・デ・ラ・ボア・ストレイドの子供です。マザア・グウスはスプリンガルドの十数年後の物語ということになりますね…

さて2人は家系が全然違うわけで…{9814971D-04E1-4015-BE93-B855883D8687}
昔はこういう縛りが強かったでしょうからね。まぁ今の世の中でも勤めてる会社の社長の子供とかには敬語を使ってしまいがちですけどね、階級社会おそるべし。

さてそんなジュリエットに催眠をかけて裸の写真を撮っていたのがウィリアム・ホルム教授
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児童ポルノというものも需要があるからなくならないんですよね。これを完全に法規制するのは難しそうですし、正直言って結婚もできる16歳以上の女の子も「児童」に含めて規制するというのはもはや社会の実情に合っていないようにも思えます。逆に範囲を16歳未満もしくは13歳未満の女の子に絞って、その分厳罰化した方が児童の保護は図れるんじゃないでしょうか。

しかしさすがに大人の腕力には敵わないアーサー。
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アーサーが才賀勝に見えない人はいないでしょうね。特定の漫画家の作品を長年読んでるとこうなってしまうのは仕方ないことか…

さてこのピンチにウォルター登場。
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{1147B543-E219-444E-8390-5C3506844AC4}「人間にとっての「最高」ってヤツは「変わっていく」ってコトだろうからな」これも同じような趣旨のことを勝がシルベストリ相手に言ってましたね…

つーわけでウォルターはホルムたちを一蹴。
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恋愛感情というのにも遺伝はあるのかもね。男が母親に似た女性を好きになってしまうというのは母親への愛情からではなく、父親から受け継いだ恋愛遺伝子のせいなのかもしれないもんなぁ…

つーわけでウォルター退場。
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まぁ敬語で喋ってちゃ愛は生まれにくいですからね。
とはいえ歳の若い奥さんが旦那にタメ口で喋ってるのを外から見ると若干イラッとはしてしまうんですけどね。2人っきりの時は好きにすりゃいいけども、公共の場では控えた方が年の差夫婦は美しく見えますね…

がしかし両親に連れ戻されるジュリエット。
{9A7908F9-2CDD-4CA9-8499-2903EDB63A78}まぁ今の世の中ではウォルターの意見の方が普通なのかもしれませんが、それでもやはり結婚相手に家柄を求める親というのはたくさんいますよ。結婚ってのは個人と個人の結び付きというのを越えて家と家の結び付きだというのはありますからね…

つーわけで物語が終わったところで再び学芸員さん登場。{658C3EB4-CB2D-4C5F-B7EA-B99EDB887317}

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うん、1冊に上手い感じで収まったいい短編ですな。ただこの黒博物館スプリンガルドは本屋でよく分からないところに陳列されているんでね、なかなか見つけにくいところはあります。出版社が違うから他の藤田和日郎作品と同じところに並べられないんですよね…

ふぃ〜。邪眼とスプリンガルドの考察も終わったし、いよいよ月光条例に踏み込むか…


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