これはね、考察をやるかどうか迷いました。キャプテン翼はやはり第1作である「キャプテン翼」が一番面白いからです。第2作「キャプテン翼 ワールドユース編」はやはり蛇足感が拭えず、子供の頃キャプテン翼を読んでいた世代のほとんどがこの辺りで読むのをやめちゃってますからね。そして第3作であるこの「キャプテン翼 ROAD TO 2002」に至っては週刊少年ジャンプからヤングジャンプに移ったがゆえに俺も内容はよく覚えてません。でもまぁだからこそ新たな発見に期待して読んでいきましょう。
さてまずは前作のおさらいから。
巨大日の丸に選手それぞれの異名が書かれているんですが…新田のところに「隼ファイター」と書かれているのはミスですね。早田が「カミソリファイター」なのであって、新田の異名は本来「隼シューター」のはずです。
闘将ラドゥンガ!
もちろんモデルはドゥンガですな。キャプテン翼もついに実在の選手をモデルに使い始めたということです。賛否両論あるところだとは思いますがね…
そんなブラジルから旅立つ翼。
例えばフランスリーグならアフリカ系が多かったりプレミアリーグならEU籍の選手が多かったりするんですが、それでもやはり欧州リーグ全体を見れば外国籍選手の中でブラジル人選手の多さはブッチギリです。さらに言えばJリーグや中国リーグはそれ以上にブラジル人選手ばかりですもんね。ブラジルの輸出力は凄えわ…
例えばフランスリーグならアフリカ系が多かったりプレミアリーグならEU籍の選手が多かったりするんですが、それでもやはり欧州リーグ全体を見れば外国籍選手の中でブラジル人選手の多さはブッチギリです。さらに言えばJリーグや中国リーグはそれ以上にブラジル人選手ばかりですもんね。ブラジルの輸出力は凄えわ…
まぁ理論的にできなくはありませんがね。つーかオーバーヘッドシュートの後1回転して着地するくらいの事がまずできないとダメかな…
つーわけでブラジル編終わり。
2002年、これはもちろん日韓ワールドカップの事です。ちなみにこの「キャプテン翼 ROAD TO 2002」が連載されていたのは2001年〜2004年。2002年を過ぎてしまっとるがな(笑)
2002年、これはもちろん日韓ワールドカップの事です。ちなみにこの「キャプテン翼 ROAD TO 2002」が連載されていたのは2001年〜2004年。2002年を過ぎてしまっとるがな(笑)
つーわけで移籍先を求めヨーロッパを巡る翼くん、まず訪れたのはブンデスリーガ。
確かにそれはそれで面白いですわな。ちなみにこれまでチャンピオンズリーグに出場した日本人は15人。奥寺さんに始まり稲本、小野伸二、鈴木隆之、中村俊輔、長谷部、本田、長友、内田篤人、香川、岡崎、宮市亮、柿谷、宇佐美、清武。意外にも中田英寿は出場できていないんです。
確かにそれはそれで面白いですわな。ちなみにこれまでチャンピオンズリーグに出場した日本人は15人。奥寺さんに始まり稲本、小野伸二、鈴木隆之、中村俊輔、長谷部、本田、長友、内田篤人、香川、岡崎、宮市亮、柿谷、宇佐美、清武。意外にも中田英寿は出場できていないんです。
そして日向の記者会見。
そんな松本香、日向を一躍スターへと押し上げてました。
まぁこういう広告塔として使うのであれば野球選手よりもサッカー選手の方がスマートでいいですよね。野球選手はどうしても野暮ったさが抜けないんだよなぁ…
松本香、懐かしいですな。この人は翼たちが小学生の頃には東邦学園スカウトとして、ワールドユースの頃には全日本ユース広報部長として登場しています。相当やり手なんでしょうが、社長を務めるマネージメント会社の社名が「(株)スクランブルエッグス」というのが致命的にダサいですな(笑)
まぁこういう広告塔として使うのであれば野球選手よりもサッカー選手の方がスマートでいいですよね。野球選手はどうしても野暮ったさが抜けないんだよなぁ…
そして出遅れた黄金世代の面々。ここには18人の黄金世代が描かれていますが、それぞれの進路はこのようになっています。
若島津 横浜フリューゲルス
松山・小田 コンサドーレ札幌
三杉 ベルマーレ平塚
立花兄弟 ジェフ市原
次藤・佐野 アピスパ福岡
早田 ガンバ大阪
井沢 横浜マリノス
来生 セレッソ大阪
滝 東京ヴェルディ
高杉 サンフレッチェ広島
新田 柏レイソル
反町 ヴィッセル神戸
石崎・浦辺 ジュビロ磐田
シャーク岸田 清水エスパルス
世代が違う沢田タケシはこの翌年浦和レッズに入団するわけですが…何かに気付きませんか?そうなんです、我らがSGGK森崎侑三の姿がないんですよ!前作「キャプテン翼ワールドユース編」の最後の翼くんの結婚式にも森崎の姿だけがありませんでしたからね、森崎愛というものに関して読者と高橋陽一との間に隔たりを感じてしまいますね…
そんなこんなで翼くんがたどり着いたのはここ。
カンプ・ノウ!言わずと知れたバルセロナのホームスタジアムであり、ヨーロッパ最大の収容人数を誇る偉大なスタジアムです。東京ドームで46,000人、日産スタジアムですら72,000人なのにカンプノウは99,000人の収容人数ですからね。約10万人のスペイン人が騒ぎ立てるカンプノウの雰囲気は経験した人間にしか分からないんだろうなぁ…
そして翼くんはまずこのチームの練習に参加。
つーわけでバルセロナのDF陣登場。まずは…
ペドロ・フォンセカ!
スペインリーグの中でもやはりバルサとレアルは別格で、Bチームが日本でいうところのJ2に所属しているんです。選手層の厚さが尋常じゃなきゃこんなことはできませんよね…
ペドロ・フォンセカ!
ポルトガル人DFです。ポルトガルもエウゼビオやフィーゴ、ルイコスタ、そしてクリロナと攻撃面では一流選手を多く輩出してるんですが、DF陣となるとなかなか思いつきませんな…
キャプテン翼におけるDFの必殺技としては珍しい「マーク」系の技です。これほど地味な技も他にありませんがね…
マルコス・アウミージャ!
ようやくここでスペイン人が登場。スペイン人DFもプジョルやイエロ、そしてセルヒオ・ラモス、屈強ながら足元も上手いという印象はありますな…
ブラジル人でバロンドールを獲得したのはロナウド・ロナウジーニョ・カカ、そしてリバウドの4人。この4人が全員揃っていた2002年日韓ワールドカップのブラジルが弱いわけがない。とは言え日韓ワールドカップももう18年前の出来事なわけですからね、リバウドを知らない世代も多いんだろうなぁ…
そして翼くんは国内で自主トレ。
そしてイタリアへ旅立つ日向の前には赤嶺真紀が。
そんなこんなで翼くんもスペインへ。
ボールが友達なのは良いとして、話しかけちゃうのは頭がおかしい(笑)
9人ものプロサッカー選手を同時に輩出することになった南葛中学黄金世代の中の落ちこぼれがそろってますな。ちなみに彼らにだって名前はあります、大川学・長野洋・岩見兼一・小田強・中里正人。彼らだって立派に生きているんです(笑)
赤嶺真紀はこの後ソフトボール日本代表のエースにまで登り詰めますから、豪華なアスリートカップルです。例えるなら谷佳知と田村亮子みたいなもんです(笑)
ボールが友達なのは良いとして、話しかけちゃうのは頭がおかしい(笑)
さて翼くんが入団したバルセロナ、そこの監督が…
アヤックス、バルサ、AZ、バイエルン、マンUの監督を務めた名将ですわな。W杯ブラジル大会でPK戦直前にGKを交代してオランダ代表を3位に導いたり、香川真司が移籍した時のマンUの監督でもありましたから日本人にも知名度の高い人ですね…
つーわけでここまでが「キャプテン翼 ROAD TO 2002」の第1巻。つまりこのキャプテン翼第3作の舞台はスペインです。連載が始まった2001年には中田英寿だけでなく小野伸二や稲本、川口能活や高原も海外へ移籍しており海外サッカーというものが日本人に深く認知され始めていた時期ですからが、その中でもスペインリーグに着目したのはさすが高橋陽一です。ただやはり海外を舞台にしたスポーツ漫画というのはなかなか流行らないものなんですよ。MAJORくらいのもんかなぁ…