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きよの漫画考察日記2262 ベルセルク第37巻

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波

さて色々ありながら海神を倒したガッツ、それは人魚のおかげでもありました。
人魚の繁殖システムというのも永遠の謎なところはありますよね。そもそも人魚の雄というものが見当たらないし、卵生なのか胎生なのかも不明だしね…


さてここで本編からズレて短編の「遠い日の春花」。少年時代のガッツが会ったのは同じ傭兵のマルティノ。
たしかに命を張れるほどの仲間なんてものは戦場くらいでしか出会えることがないのかもね。学校の同級生、会社の同僚程度じゃ命は張れないもんなぁ…

そんなわけで幽閉されたガッツ。
俺も極限状態に陥れば生きてるネズミにかじりつくことができるんでしょうか、それとも飢えて死ぬのを選んじゃうんでしょうか?さすがに理性が残ってたらかじりつくのは無理ですよね、意識朦朧となってたらいっちゃうかもしれないけどなぁ…

そんな牢獄の中には一輪の草が。
、つまり「なずな」ですな。今の世の中で草花に興味を持つ若い子なんてほとんどいなそうですけども「ぺんぺん草」といえばちょっとは伝わりますかね。せめて春の七草くらいは若い子にも覚えててもらいたいもんですけども、覚えてない大人が多過ぎて偉そうに言えないんだよなぁ…

そんな薺の妖精チッチも1人ぼっち。
我々人類は移動することのできない植物を生物的に下等な存在と見ているところもありますが、光合成という手段を得たことによって移動という行為がもはや不必要となった高次元の存在こそが植物なんだと考えることもできますしね…

そんなチッチにガッツは約束。
しかし翌日ガッツが見たものは…
この地球上で最も長く生きる生物は植物です。屋久杉を考えれば分かるように1万年以上生きることだってできます。このように「樹木」というものは想像以上に長生きなんですが「草花」ってのはそのほとんどが寿命1年以下です。でも短い寿命だからこそ美しいんだよなぁ…

そしてガッツは約束通りチッチを仲間たちの元へ連れていきます。


殺伐としたベルセルクの世界においてこのエピソードは心癒されます。とはいえ殺伐とした世界観も嫌いじゃないんですよね、ワイアルドがめちゃくちゃやってた頃は楽しかったですし(笑)

さて心癒されたのも一瞬、こんな魔獣が登場。
鶏獣(コカトリス)!
魔獣の中では珍しく食べたら美味しそうなタイプですな。焼き鳥にして良し、唐揚げにして良し、親子丼や水炊きでも美味しそうです(笑)



































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