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きよの漫画考察日記2306 キン肉マン第58巻

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猿

さてキン肉マンVSネメシスの対決中、この人が登場。

真弓からすればネメシスは叔父にあたりますからね。ただここで真弓ではなくソルジャーの登場というのも選択肢としてはあったとは思いますが…

さて幼い頃にネメシスことキン肉サダハルに会ったことがある真弓と委員長。
キン肉大王の額の文字が「王」ではなく「王子」なのが渋いところです。王位を引き継いだ時に修正液でも使ったんでしょう(笑)
しかしそれ以上に渋いのは少年時代の委員長の姿です。アニメ版なら委員長の額には「委」の文字があるので分かりやすいんですが原作においてはこの文字がありませんからね、逆に初めて委員長のアゴに注目する機会となりました。息子のイケメンマッスルも同じような形のフェイスガードが付いているので、キン肉族とハラボテ星人はこのアゴのフェイスガードの形で区別できるという事実に初めて気付きました。まぁハラボテの娘であるジャクリーンにはフェイスガードは付いてないんですが…ハラボテとイケメンはキン肉族と同じようにマスクを着けていると考えるべきなのかもな…

そして幽閉されていたキン肉サダハルに巡り合った真弓。
考えてみるとキン肉一族もタツノリ・サダハル・真弓・スグルと野球選手揃いの中、やはりキン肉アタルの存在は異質ですね。でもまぁ万太郎もいるしなぁ…

さてこの頃はまだキン肉王家を愛していたキン肉サダハル。
こういった王族にとって兄弟ほど邪魔なものはないのかもね。天皇になった皇太子と秋篠宮は仲良くできてるんでしょーか(笑)

さてさて王位についたキン肉タツノリでしたが、反対派からの暗殺の危険が付きまといます。
久しぶりの読者投稿超人が登場しました。この超人の名はアスタリスク。登場してたった3コマで刺殺されるというのはあの伝説超人レオパルドンに繋がるところがあります。

さらに読者投稿超人が5人登場します。
この5人の超人の名前がそれぞれアムドロイド、THEケンザン、ウォーコング、ザ・スレッジハンマー、ザ・ペンシルマシーンという事は判明しているんですが、どれが誰なのかが分からない。なので1人1人検証していきましょう。
右手に鉛筆、額に「削」の文字、この超人がザ・ペンシルマシーンだという事は確定しております。何故ならこの超人の投稿者は升野英知、そうつまりはバカリズムなんです。「そんなバカなマン」というバナナマンとバカリズムの番組でゆでたまごの仕事場を訪問した際にバカリズムが考案した超人なんだそーな。やはり画力のある芸人は強いですね…

ここからは超人名が確定していないんですが…
腕がハンマーになっているこの超人、さすがにこの超人がザ・スレッジハンマーである事は間違いないでしょう。ハンマーヘッドとのハンマー対決に興味が集まるところではありますが、工具系超人にしては珍しくちゃんと手があるので日常生活にも支障が無さそうなところもポイントです。ジャンクマンやペンチマン、モーターマン辺りは物を持つ事すら困難だったもんなぁ…

次は…この超人ですかね。
左端で見切れてはいますが、ツンツン頭に針の付いた腕の超人がTHEケンザンでしょう。名前とフォルムが一致している超人は分かりやすいものです。

問題はここからです。
この超人がウォーコングかアムドロイドのどちらかと考えると、さすがにウォーコングでしょうかね。腕にバレーボールみたいなのが付いているのが気になりますが、コングというからには大柄な超人だと考えるしかないもんな…

つーわけで消去法で残ったのが…
♂マークと♀マークが合体している考え方次第では卑猥な超人、彼がアムドロイドと考えるべきでしょう。ただこの超人には謎が多いんですよ、顔のマークの意味もよく分からないし胸の13の文字の意味もよく分からない。さらに言えばこれらの外見的特徴とアムドロイドという名前に全く関連性を見つけられない。消去法で仕方なくこの超人をアムドロイドだと認定しましたが、手にハンマーを持っているためもしかするとこいつこそがザ・スレッジハンマーなんじゃないかという可能性も捨て切れなくもなってきます。まぁこういう想像をするのもキン肉マンという漫画の1つの楽しみ方ではありますかね…

さて戦いの方はキン肉マンがテリーのアドバイスから反撃。さらに…

どうも本格的にロビンは死んでしまったようです。でもそうなるとケビンも生まれないし…やはりどこかでロビンの復活はありそうです。洗脳されて悪の手先として登場し、ウォーズマンとの師弟対決…うん、それなら面白そうですな。

さらにネメシスドライバーを火事場のクソ力でひっくり返しての…
キン肉ドライバーがまともに決まったのは…ミスターVTR戦以来初めてでしょうか。スパーリングでラーメンマンに決めた事もありましたかね。とはいえキン肉マンのフィニッシュホールドとしてはさすがに旬を過ぎた感もあります。決まれば一撃必殺ですが、ゼブラに容易く返されてしまったのが致命的だったかな…

さてこのキン肉ドライバーに嫌な思い出があるのはもちろんこのお方。

軽くイヤミを言われているバッファローマンを眺めるサンシャインの顔がイラッときますね(笑)

そんなこんなでダメージ的には五分五分のキン肉マンとネメシス。







これはさすがに「ネプチューンマン汚くね⁉︎」と思ってしまいました。昨晩キン肉マンに対して「ネメシスに勝て」と言っておいてのこの変わり身、これはいかがなものでしょう。とはいえネプチューンマンの言葉によりキン肉マンもネメシスも迷いを振り払えた事もまた事実ではありますからね、結果的に見ればネプチューンマンは良い仕事をしたのかもしれませんなぁ…

そんなこんなでネメシスのバトルシップ・シンクが発動。


…ホントにゆでたまごは今後ロビンを復活させないのかな?ちょっと心配になってきちゃいますね…

そしてこのアドバイスにより耐えきったキン肉マンはここからマッスルスパークに切り返しますが…

火事場のクソ力の正体は「人のために使う力」ということでいいんでしょうかね。それならスニゲーターが発動させた事もまぁ理解できなくはないですけどね…

つーわけでネメシスが繰り出した技が…

俺はここでネメシス勝利を確信しました。キン肉マンという漫画は主人公キン肉マンを絶対無敵で描かなくてはならない漫画ではありませんからね、負けさせてもいいんです。ネメシスの凍てついた心を溶かすにはキン肉マンが勝つしかないとも思うけども、あえてネメシスを勝たせるというルートもなくは無いですもんね…

がしかし、技をかけた側のネメシスが大ダメージを食らってしまいます。

これはアロガントスパークに限ったことではなく、マッスルスパークも使用者へのフィードバックはあります。この辺りはキン肉マンⅡ世で詳細に語られているところですが、果たしてキン肉マン読者の何%がキン肉マンⅡ世を読んでいるのかというところもありますからね。俺の感覚ではおそらく3割に満たないんじゃないかと感じてます。

さて使い慣れたマッスルスパークではなくぶっつけ本番のアロガントスパークで勝負に出たネメシス。
アロガントスパークとマッスルスパークは似て非なる技です。アロガントスパークは「必ず殺すという殺意を込め、相手を確実に死に至らしめる」技であるのに対し、マッスルスパークは「対戦相手を確実に倒すが、決して殺さない」という技なわけですから。そう考えてみるとネメシスのマッスルスパークをくらったピークアブーとラーメンマン、どちらも死亡していないという事実とも合致するんです。であるならばやはりマッスルスパークは正義超人のみが使いうる技ということになってしまいますね…

つーわけで瀕死のネメシス、完全に形成逆転。後はトドメを刺すだけです。






ネメシスvsキン肉マン、単行本3冊くらい使うのかなとも思いましたが思ったよりコンパクトに収まりましたね。キン肉マンの良さであるスピーディーな展開、これは明らかにⅡ世の時には失われていましたからね、その反省もあるのかな?



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