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きよの漫画考察日記2307 修羅の門第弐門第12巻

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ボクシング

さーて陸奥vsライアン。
実際日本の柔道選手がアマレス出身の外国人選手の低い姿勢からのタックルに苦戦してる姿が一時期よく見られましたからね。低い姿勢の相手は殴ったり蹴ったりするのはいいかもしれませんが、投げるとなると途端に難しくなっちゃうんですね…

つーわけで寝技で攻める陸奥。


普通の蟹挟みは相手を背中側に倒すんですが、これは膝下を刈ることによって相手を前向けに倒しているわけですな。まぁ膝関節を取りにいくなら確かにこちらの方が合理的ですかね…

さてここからは一転打撃で攻めまくる陸奥でしたが…


膝を取ってそのままスープレックス、さすがにそんなの見たことありません。理由は簡単、さすがに持ち上がらないからです。人間の身体にも重心というものがありますからね、さすがに膝じゃ無理ですよ…

さてここで陸奥は今戦っているライアンが一回戦で陣雷と戦ったライアンとは別人だという事実に気付きます。
1日に複数回試合することは他のスポーツならまぁ普通ですが、これが格闘技となると話は全く別になってきますよね。単にスタミナの問題だけならいいんですが、格闘技の場合はダメージの蓄積がありますからね、お互い公平な状態からの試合開始というスポーツの大前提が崩れちゃうんですよ。見てる側からすれば面白いんだけどな…

とまぁ一回戦の蓄積したダメージがないとしても、あまりにも打撃に対して打たれ強過ぎるライアン。
ドーピングどうこうはまぁ置いておくとして、鎮痛剤を格闘技の試合に持ち込むのはさすがにアンフェアですかね。とはいえ格闘技の試合後にドーピング検査で引っかかったなんて話はほぼ耳にすることはありませんからね、実際には相当数の格闘家がドーピングやってるんじゃないのかなぁ?

そんな両者を冷静に分析する山田さん。
解説者っぷりがテリーマンみたくなってきましたな(笑)

そして試合はエクストララウンド突入。ライアンの投げで陸奥がダウンし試合が決まったかと思われましたが…




ここで斗浪かぁ!
不破が龍造寺館長戦で使って以来の登場ですかね。まぁ首関節を極めての投げは死に直結しますからね、九十九が公の場で使用するのはこれが初めてです。でもこういう技こそがやはり陸奥圓明流の本質ですよね…

そんなわけでライアンを打撃で攻め続けた九十九、ついにライアンの身体も動かなくなってきました。

痛み知らずの最強の耐久力でも打倒陸奥圓明流は果たせなかったということですな。アリオスでもダメ、イグナシオでもダメ、レオンでもダメ、こうなってくるともはや陸奥圓明流を倒せる可能性のあるのは…最強の速度を誇る姜子牙しかいないとなってきますわな。上手くストーリーをもっていきますね…

それでも陸奥を掴んで投げたライアンでしたが…


さすがには無理です。しかもこれは羽山戦で使った雷ではなく、西郷四郎戦で使った裏の雷ですからね。ドーピングしたところで人間では耐えられません…




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