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きよの漫画考察日記2314 ゴルゴ13 第79巻

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ダーツ

第293話「日・米コメ戦争 虎の尾を踏んだ男たち」
さて日米のコメ問題から。
あまりイメージはないかもしれませんが、アメリカの国土の40%は農地。しかも生産効率が良いため、アメリカという国は世界一の農業大国です。主に小麦、とうもろこし、綿花、大豆、オレンジあたりが主要作物なわけですが…確かにアメリカで米作ってる印象は皆無ですね。水田というものはやはりアジアを印象付けるもんなぁ…

とはいえ日本に米の自由化を迫ってくるアメリカ。
自動車産業でぼろ儲けした日本、それなのにアメリカ産の米は買わないと言うんじゃアメリカの言い分も分かるような気もします。これを解決するためには完全に国家間の貿易を自由化してしまえば済む話ですが、それをしたら自国の産業がボロボロになってしまいますからね。だけどもそれは資本主義社会での競争による淘汰として歓迎すべき事象なのかもしんないなぁ…

しかし政治家は日本農業を守ってはくれません。
自国の農業を放棄するわけにはいきません、食料自給率というのは国家にとって重要なファクターですから。とはいえより儲かる産業を追い求めるなというのは無理な話ですよね。実際日本はそうやって近代化、発展を遂げてきたわけですしね…

さてそんな日本がODAの名の下に進出しようとする国はここ。
パプア・ニューギニア!
さて、まずは地図を確認。
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パプアニューギニアとオーストラリアって思ってた以上に近いんですな。まぁそれにしてもやはり「未開の地」という印象は強いですよね…

さてコメの自由化にこだわるアメリカ。
まぁこういう思惑はあったんでしょう、でもアメリカはTTPには参加して来ませんでしたからね。結局のところ全てがアメリカの思惑通りに進まないと嫌なんだろうなぁ…

ゴルゴが殺した人 1
ゴルゴが抱いた女


第294話「マンモスの牙」
今回はこの骨格の争奪戦。
マンモス!
凄まじくデカいゾウ、というイメージがありますが、その体のサイズはアフリカゾウとたいして変わりません。巨大なのはその牙だけなんですが、これはもうイメージの先行ですね…

さてこのマンモス奪還に動くのはペレストロイカ下のKGB。
確かにこの時期の旧ソ連は物不足というイメージが強かったですね。まぁこの時期に限らずロシアという国は慢性的に物不足だそうです。今でこそロシアは経済的に成功しているように見えますが、その大半は石油と天然ガスという資源に頼っているのであり、国内の農業力工業力は脆弱なんですよ。オイルショック的な事が起こればまた物不足国家に逆戻りする可能性は常に抱えているんですよね…

さて武器を失い絶体絶命のゴルゴでしたが、石器を投げつけて逆転。
マンモスは人間が絶滅させたなんていう説もありますが、俺はむしろ誇りに思いますけどね。マンモスやその他の大型哺乳類との生存競争に我々の先祖は勝ち抜いたという事ですからね…

ゴルゴが殺した人 3
ゴルゴが抱いた女


第296話「F1サーカス」
さてF-1の舞台裏が明らかになる今作、まずはここから。
ポルトガルのエストリルサーキット、今ではもうF-1は開催されていません。コースが狭くて事故が多かったのが原因だそうです。F-1の開催地というのは毎年変わるので覚えにくいんですが、最近では年間21戦前後が行われています。いつの間にやらベトナムGPやらアゼルバイジャンGPなんて聞きなれないGPも増えてますからね…

さてヨーロッパでは人気のF-1 。

フィリップス・サワダというのはマクラーレン・ホンダのことで、レネというのがアイルトン・セナのことですね。フェラーリアラン・プロストナイジェル・マンセルティレルジャン・アレジは実名で登場です。

さてマクラーレンのレネ(セナ)にはフラストレーションがありました。


1989年のF-1GPはマクラーレン・ホンダがぶっちぎりで強く、セナとプロストによるマクラーレンチーム内でのチャンピオン争いが勃発してしまったんです。さらに両者の不仲が判明しプロストは翌年からフェラーリに移籍する事を宣言、そこにきて1989年日本GPでのこの裁定、そりゃセナはフラストレーションが溜まってたでしょう。俺は当時高校生くらいですが、よく深夜にF-1は見てたように記憶してますね…

そして1990年、舞台はここへ。
鈴鹿サーキット!
世界的なイベントであるF-1GPが東京ではなく三重県で開催されているというのは痛快です。何でもかんでも東京への一極集中というのは我々地方人からすれば納得いかないところもありますからね…

そしてゴルゴはレネのマシンを狙撃。

これは実際に起こったアクシデントです。1990年の日本グランプリ時点でマクラーレンのセナとフェラーリのプロストとのドライバーズポイントの差は9。プロストが逆転するにはこの日本グランプリで優勝するしかないという状況で始まったんですが、スタート直後にセナがプロストに突っ込んで両者リタイア、セナの年間チャンピオンが決定したという何とも後味悪い結果になったんです。この辺りは意図的にクラッシュを引き起こしているのかもしれませんが、真相はドライバーに聞いてみないと分かりませんね…

その後フェラーリのマンセル、マクラーレンのゲルハルト・ベルガーも相次いでリタイヤした結果…
ベネトンのネルソン・ピケ、ロベルト・モレノに次いで鈴木亜久里が3位入賞、アジア人初のF-1表彰台に立ったわけです。この後日本人でF-1の表彰台に立てたのは佐藤琢磨小林可夢偉の2人だけ、そもそも日本人ドライバーでF-1フル参戦を果たせたのは9人しかいませんからね。100m走で日本人が世界の頂点に立つのは無理かもしれないけど、F-1なら十分可能だと思いますからね、頑張って欲しいところです。

ゴルゴが殺した人
ゴルゴが抱いた女



通算
ゴルゴが殺した人 3485人
ゴルゴが抱いた女 84人



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