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きよの漫画考察日記2360 化物語第3巻

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メロンパン

さて今回の怪異は蝸牛であることが判明。
ぬりかべがいますな。そして当然のように水木プロダクションに許可を取っているのもさすがです。ここから導き出されることは、ぬりかべは日本古来の妖怪ではなく水木しげる大先生により生み出された新しい妖怪だということですよね…

つーわけで八九寺に取り憑いている蝸牛の怪異退治に動き出す阿良々木くん。
まぁ困っている小学生ならそうですよね。逆にこれが高校生くらいになると「自分でなんとかしろよ」と思ってしまうんでしょう。そう考えると周りから常に助けてもらえる小学生ってのは立場的に恵まれているのかもしれませんね…

さて同年代の中では発育が良いと主張する八九寺。




阿良々木くんは戦場ヶ原や神原、可憐&月火との会話では基本的にツッコミの立ち位置に立つのに対し、八九寺との会話においてはボケにもツッコミにも自在に立ち回ります。阿良々木くんの良さを一番引き出せるのはもしかすると八九寺なんだよなぁ…

さらに続く八九寺とのやりとり。


こちらは八九寺がボケに回り阿良々木くんがツッコミに回っているわけですな。ボケとツッコミが自在に入れ替わる、笑い飯のようなスタイルです。

ここで余談。
俺は小さな女の子を可愛らしいなぁと思って見てますが、決してロリコンではありません。だけどもこう言われてしまうと俺の中にもロリコンの素質はあるのかもしれないなぁ…

しかしここで阿良々木くんが素朴な疑問にたどり着きます。

八九寺はあくまで小学生というのもポイントですよね。小学生であるがゆえの言い間違え、それを会話の中に組み込んでいけるというのも八九寺の引き出しの多さに繋がってますかね…

しかしここで戻ってきた戦場ヶ原からカミングアウト。なるほどねと読者に思わせてくる展開、なかなかだと思いますよ。ただこういう練り込んだ展開を週刊連載で作り出していくのは難しいですわな…

さてそれでも八九寺を母親の元へ連れて行こうとする阿良々木くんに対し…














戦場ヶ原の告白、アニメでは一瞬でしたが漫画ではまるまる6ページも使うという気合の入ったものに。ちょいとアニメ版も見ておきましょう。
どんだけ期待されたとしても、「アイラブユー」という言葉だけは恥ずかしくて使うことは俺にはできんなぁ…

そんなこんなで八九寺も成仏し問題解決。

まぁ確かに俺も吊り橋理論には否定的ですけどね。恋愛でのドキドキと吊り橋でのドキドキを同じ物だなんて言う人は、本当に恋愛でドキドキしたことが無いんじゃないでしょーか。

さらに押し込んでくる戦場ヶ原。




うん、良いことだと思います。そもそも男女が付き合い始める前に抱く「好き」という感情と、付き合ってから抱く「好き」という感情に連続性はあっても同一性は無いのかもしれませんからね。付き合いたい理由、それは「好きだから」ではなく「好きになりたいから」その考え方も非常に良いですな。

つーわけで阿良々木くんも覚悟を決めます。







良いシーンですな。こういう告白だとかそれに対する返事だとかのシーンは作家の腕の見せ所だとは思いますが、やはり記憶に残るシーンです。つーわけで「蕩れ」について改めて見ておきましょう。
言葉遊びを大切にしてる化物語だからこそ生まれた名シーンなんですかね…


















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