が一方の姜子牙も負けちゃいません。
三人目というのが含みを持たせてきますね。呂家3000年の歴史の中にたった2人、とんでもなく強い男がいたということですな。まぁこの伏線は回収はされないんでしょうけども、もしかすると修羅の刻の方で初代か2代目の姜子牙が登場する可能性もあるということかな?
さてさて過去に自分の父親を殺していたことが判明した姜子牙、しかしこれに輪をかけてとんでもない事実が判明。
よく格闘家が腹筋を鍛えるためにメディシングボールを落としたりしてる映像を目にしますが、やっぱり硬い腹筋を作るためにはああいった身体を痛めつけるトレーニングが必要だそうな。見せかけだけの腹筋作りであれば楽みたいですが…
結局九十九は異常なまでの負けず嫌いという事ですよね。まぁこれがなきゃ千年不敗なんて成立しません。死を恐れる本能が欠落しているのではなく、負けることを恐れる気持ちが人より異常に突出しているんですよ、陸奥の男というものは…
そしていよいよジャングルでの戦いも最終局面へ。
投げ方としては変形の河津掛けですね。俺は河津掛けは人を投げる技術としては全然アリだと思うんですが、やはり柔道で禁止されてしまっているが故に日本国内ではその技術が廃れ気味だと感じますねぇ…
そしてここからこの技。
変形の片羽締めといったところでしょうか。気道を圧迫して窒息させるという視点で面で見ればスリーパーホールドの方が早い気はしますが、頸動脈を圧迫して落とすという視点で見れば片羽締めがベストなのかもしれませんね…
さてここまで完璧に決まった片羽締、柔道やプロレスならここで勝負ありなんですが…
目突き、金的、噛み付きを使ってOKというのであれば、世の中にあるほぼ全ての絞め技は抜けられるのかもしれませんね。陸奥は右手でケンシン・マエダの股間を握りつぶすこともできたでしょうし…
つーわけで片目を潰されても怯まないケンシン・マエダ。
さてさて問題はここから九十九がどんな技で脱出するかです。
まさかの力ずくでした(笑)まぁ指穿ではケンシン・マエダなら耐えるだろうし、俺はこの状態から陸奥が立ち上がるんじゃないかなと思ったんですけどねぇ…
シンプルです。シンプルですが強烈です。柔道では脇固めの体勢から倒れ込むと一発反則になるんですが、これは怪我する確率が非常に高いからであって、逆に言うなら人に怪我させたいのであれば脇固めの体勢から倒れ込めばいいんです。
この試合が寝技で決着するわきゃありませんからね。まぁこの試合に限らず、やはり寝技での決着は地味の一言に尽きますからね、漫画では表現しにくいわな…
呂家は3000年不敗というわけではないんでしょうが、それでも姜子牙という名前に負けは許されていないというのも重いですよね。まぁ今の世の中で名跡の引き継ぎなんてのが行われているのは落語家や歌舞伎役者、それに相撲取りくらいのものでしょうが、あんまり好きにはなれませんね。俺たちは歴史があるんだぜというのをアピールしたいがためのシステムにしか見えないんですよねぇ、特に歌舞伎は…