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きよの漫画考察日記2387 修羅の門第弐門第15巻

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ハムスター

さて九十九vs姜子牙、ここでようやく九十九の記憶喪失が回復。

まぁ漫画における記憶喪失はここしかないというタイミングで回復するのがお約束ですから。ちなみに俺は記憶喪失という事象自体の存在を信じていません。実際記憶喪失の人になんて会ったことないし、だいたいが嘘ついてるだけなんでしょ、アレは。

が一方の姜子牙も負けちゃいません。

三人目というのが含みを持たせてきますね。呂家3000年の歴史の中にたった2人、とんでもなく強い男がいたということですな。まぁこの伏線は回収はされないんでしょうけども、もしかすると修羅の刻の方で初代か2代目の姜子牙が登場する可能性もあるということかな?


さてさて過去に自分の父親を殺していたことが判明した姜子牙、しかしこれに輪をかけてとんでもない事実が判明。


つまり大爺は自分の息子の嫁と関係を持ち、子供を作らせたということですね。不貞行為というのにも色んなパターンはあるんでしょうが、一番ゲスいやつです。しかも子供までできちゃったパターンですからね。祖父だと思ってた人が父で、父だと思ってた人が兄…これ聞いちゃったら錯乱必死ですよ。

つーわけでここからは九十九の反撃ターン…とはなりません。


打撃だけで九十九をここまで追い込んだのは、過去海堂、アリオス、イグナシオの3人だけでしょうか。まぁアリオスとイグナシオに関しては体格がヘビー級ですからね、姜子牙とアリオスが対戦したら好試合になるとは限りませんが…小柄な体格とそれに見合わない破壊力、アリオスやイグナシオからすれば姜子牙との対戦は陸奥と対戦しているような感覚にはなるんでしょうね…


さてここからはまたケンシン・マエダ戦へ。

よく格闘家が腹筋を鍛えるためにメディシングボールを落としたりしてる映像を目にしますが、やっぱり硬い腹筋を作るためにはああいった身体を痛めつけるトレーニングが必要だそうな。見せかけだけの腹筋作りであれば楽みたいですが…

そんなこんなで互角の両者。



結局九十九は異常なまでの負けず嫌いという事ですよね。まぁこれがなきゃ千年不敗なんて成立しません。死を恐れる本能が欠落しているのではなく、負けることを恐れる気持ちが人より異常に突出しているんですよ、陸奥の男というものは…


そしていよいよジャングルでの戦いも最終局面へ。


投げ方としては変形の河津掛けですね。俺は河津掛けは人を投げる技術としては全然アリだと思うんですが、やはり柔道で禁止されてしまっているが故に日本国内ではその技術が廃れ気味だと感じますねぇ…


そしてここからこの技。

変形の片羽締めといったところでしょうか。気道を圧迫して窒息させるという視点で面で見ればスリーパーホールドの方が早い気はしますが、頸動脈を圧迫して落とすという視点で見れば片羽締めがベストなのかもしれませんね…


さてここまで完璧に決まった片羽締、柔道やプロレスならここで勝負ありなんですが…


目突き、金的、噛み付きを使ってOKというのであれば、世の中にあるほぼ全ての絞め技は抜けられるのかもしれませんね。陸奥は右手でケンシン・マエダの股間を握りつぶすこともできたでしょうし…


つーわけで片目を潰されても怯まないケンシン・マエダ。

これはその通りなんでしょうな。やはり分身を生み出すほどの高速度を生じさせる四門は脅威以外の何者でもないわけですからね、最終局面を想定した上で引き算していくと、終盤で寝技に持ち込むというのはベストな判断かもしれません。

さてさて問題はここから九十九がどんな技で脱出するかです。



まさかの力ずくでした(笑)まぁ指穿ではケンシン・マエダなら耐えるだろうし、俺はこの状態から陸奥が立ち上がるんじゃないかなと思ったんですけどねぇ…


そしてここから、まさかの座ったままの四神発動!




白虎!
青龍、玄武と来て白虎はまさかの両脇腹への抜き手という、いささか地味な印象もあります。ありますが、まぁ理にかなってはいるのかもしれませんね。やはり四神はそれぞれが四つの神を象形した技である以上、白虎は虎が噛み付くイメージの技であるべきだし、何よりも四神は相手を必殺するような人体にとって致命的な技であるべきです。朱雀が首関節、玄武が後頭部であったように、白虎も人体にとって致命となる一撃でなければならない。だとするならば両脇腹への抜き手というのもアリですよね。こんな一撃が両サイドから来たら、肋骨や内臓は無事じゃ済まないもんなぁ…

そんなわけで再び現在へ。




千年不敗の歴史が、先人である陸奥圓明流伝承者達の足跡が、九十九のメンタリティを形成しそして支えているんでしょうなぁ…

そんなわけでようやく九十九の反撃。



シンプルです。シンプルですが強烈です。柔道では脇固めの体勢から倒れ込むと一発反則になるんですが、これは怪我する確率が非常に高いからであって、逆に言うなら人に怪我させたいのであれば脇固めの体勢から倒れ込めばいいんです。

しかしここから反撃を狙うのが姜子牙という男。
俺もこれまで足首の靭帯、膝の靭帯、開放骨折等経験してきました。まぁどれも痛みで泣き叫ぶほどの痛みではなかった。ではなかったんですが、その状態で即座に他の行動取れるかと言われたらそりゃ無理です。痛みでのたうちまわるのが普通です。でもその一方で、鉄の意思さえあれば動けなくもないとも思えるんですよね…

そんなわけで両雄は再び立っての展開へ。
この試合が寝技で決着するわきゃありませんからね。まぁこの試合に限らず、やはり寝技での決着は地味の一言に尽きますからね、漫画では表現しにくいわな…

そんなこんなで腕が折れても戦うのが姜子牙。

呂家は3000年不敗というわけではないんでしょうが、それでも姜子牙という名前に負けは許されていないというのも重いですよね。まぁ今の世の中で名跡の引き継ぎなんてのが行われているのは落語家や歌舞伎役者、それに相撲取りくらいのものでしょうが、あんまり好きにはなれませんね。俺たちは歴史があるんだぜというのをアピールしたいがためのシステムにしか見えないんですよねぇ、特に歌舞伎は…






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