さてジオンを離れたシャア、どこで何をしてたかというと…
ブラジルでモビルワーカーに乗りながらジャブロー建設に従事してました。なるほど、こーゆー経緯があったのであればいろんなところの辻褄が合いますね。シャアがジャブローにいとも簡単に潜入できたこともこれなら納得です。
そしてここで運命の出会い発生。
この出会いには諸説あるんですがね、ララァは売春宿から買われたんだとか。まぁそこは公式設定が無いんで何でもアリなんですけどね…
つーわけでようやくこの子が登場します!
ララァ・スン!
ガンダムという物語はアムロとシャアの物語ですが、アムロもシャアは共にララァへの愛と確執と後悔に縛られ続け、そして最後までこれが解消されることはありませんでした。この子がガンダムにおける最重要女性キャラということで間違いありません。そーゆー重要人物がインド人だという設定も今思えば斬新ですけどね…
そんなララァの声はこの人と一緒ですよ。
アテナ!
ちなみにもう一つ言うと、ララァはこの人とも同じ声なんです。
この子を憶えてる人は30代後半以上に限られますな。伊佐坂さん一家が磯野家の隣に引っ越してくる前に住んでた浜さん一家、そこの娘の浜ミツ子さんです。懐かしいなぁ…
そんなララァを殺し屋から奪い返したシャア。
つーわけでシャアはララァを連れて旅立ちます。
ニュータイプはスペースノイドから生まれるというのがダイクンの考えだったようですが、ララァは生粋の地球っ子です。アムロも生まれは地球ですし、ミライさんやカミーユ、さらに言えばシロッコも地球生まれです。スペースノイドとニュータイプというものに相関関係はあまりないのかもしれませんな…
さて舞台は月面基地グラナダ。ここでは地球連邦がテム・レイを責任者としてモビルスーツの開発を急いでいました。
これがRX-77!
これガンキャノンだろと思うようではまだまだ。ガンキャノンの形番号はRX-77-2なんですよ、だとすればRX-77-1が存在しているはず。おそらくこのモビルスーツがプロトタイプの77-1で、その後量産モデルになったのが77-2ガンキャノンなんでしょう。
そんなグラナダで亡命を図るミノフスキー博士、その阻止に動くのはランバ・ラル、黒い三連星、そしてシャアという超豪華布陣。
ザクです。がしかし盾をよーく見てください。ランバ・ラルが搭乗している前にいるザク、これは盾に04と記載されていますが、黒い三連星が登場する後ろの三機のザクの盾には05の刻印。つまり後ろにいるザクはMS-5、つまり有名な「旧ザク」なんですが、前にいるザクはMS-04、旧ザクのそのさらに前に製造された機体ということになります。「旧々ザク」とでも呼ぶんでしょーかね(笑)
さてグラナダへ強襲舞台を派遣したキシリア、自らも民間人に扮装してグラナダへ潜入。
つーわけでグラナダで旧ザクとガンキャノンもどきが衝突!
つーわけでジオンとのMS開発力の差を見せつけられた連邦、しかしまだ諦めたわけじゃありません。
ガンダムが他のロボットアニメの追随を許さぬほどに日本人に愛された理由、それはとにもかくにも「リアリティの追求」にあったわけなんでしょうが……やっぱりガンダムの設計者であるテム・レイの息子であるアムロがうまい具合にガンダムのパイロットに収まるというこの設定だけはいただけません。さすがにそこまでの偶然はリアリティが無い。まぁ面白いストーリーを書く上では必要なことなんですけどね…