さて第3巻は「豪華客船連続殺人事件」登場人物は籏下一族。
家系図も書いてると楽しいもんですよね。俺の年齢にもなると甥っ子が結婚したりいとこに孫が出来たりもうメチャクチャです。とても把握できんもんな…
さてまず殺されたのはお約束の当主、籏本豪蔵。
死亡最低時刻、これを調べる方法をまとめておきましょうか。
死後2時間 顎関節から死が硬直が始まる
死後8〜12時間 死後硬直のピーク
死後12時間 角膜が混濁
1日〜2日 下腹部が腐敗により変色
3日〜4日 死後硬直が解ける
これさえ覚えておけばいつ死体に出くわしても安心ですw
さてこの部屋は密室でしたが…謎はあっさり解けます。
密室を作為的に作ろうとするとどーしても不自然な結果が生じたり、無理のあるトリックを使ったりとなってしまいますから。やっぱ普通に考えても密室ってものは内側から鍵をかけることにより生まれるものですからねぇ。
そしてここでキーアイテム発見。
この時点で「あー犯人こいつだわ」とか「トリックこれでしょ」と断定できると読んでて気持ちいいんですけどねぇ…
さて全ての財産を孫の夏江に譲るとの遺言を残していた豪蔵さん。
お金があるのも困ったもんです。特に自分で稼ぎもしないのにお金だけは持ってるという甘えた人間の周りには、そのお金を狙うクズが集まるというのはフィクションの世界にとどまらず定番です。
そして連鎖する3つの事件。
こーゆー連続殺人タイプの事件は金田一少年の領域のような気もしますがね。コナンのテリトリーとなる事件は2.3話でカタが付く単発系というイメージですけども。
いとこ同士の結婚、田舎じゃ珍しくはないんですよ。実際俺のおじさんおばさんはいとこですしね。まぁ異様に感じる人も多いんでしょうが、世界に目を向けてみればほとんどの国でいとこ婚は許可されています。ここに厳しいのは中国・韓国・北朝鮮・台湾・ベトナム・フィリピンといった東南アジア諸国なんですよね。まぁいとこ婚の否定は天皇家否定にも繋がりかねないからね、日本では許されているのかも。
さてここで定番の道具が初登場。
時計型麻酔銃!
もちろん違法ですなw他の道具は許されてもこれは完全にクロです。やってる事も傷害罪だしw
さて豪蔵氏の殺害現場の前に花が落ちていたことによって、最有力被疑者扱いされていた武くん。
こーゆーちょこざいな細工をすると最初は上手くいくんですが、最終的には墓穴を掘るというのは定番ですな。どこかに一切のミスをしない完璧な犯罪者はいないのかなぁ?
そんなこんなで動かぬ証拠を一郎くんに突きつけるコナン。
ふーん、パンが消しゴム代わりなんだ…
ちなみに「食パン」の由来には諸説あります。この消しゴムとして使うパンと区別するために食パンと名付けた説、それまでの菓子パンとは違い主食として食べられるパンとして食パンとなったという説等々。こんだけ世の中に浸透してるのに語源がハッキリしないってのも不思議なもんです。
そして今回の事件の動機は…
さっき私の叔父叔母はいとこ婚だと言いましたが、いとこに惚れるなんて事あるかねぇ?俺にも歳の近い女性のいとこが数人いますが、あいつらは身内であって恋愛感情なんて発生する余地がありませんけどねぇ…
そして気弱な青年の泣き言。
男の嫉妬はみっともない、それを体現しているように見えますけどね。なんか豪蔵さんが悪いように描かれていますが、身勝手すぎる理由で殺人を犯し、さらに恋敵に罪をなすりつけようとした一郎くんに同情の余地なし。2人も殺してるし、死刑はないとしても無期懲役クラスです。
そんなこんなで事件のその後。
まぁこの子の遺産放棄によって長女麻里子、次男祥二、姉秋江がそれぞれ1/3遺産を受け取ることとなったんですかね。結果的には秋江なんて取り分増えたわけだし、誰も文句言わんでしょう。籏本家、めでたしめでたしw
さて次の事件は「月いちプレゼント脅迫事件」毎月送られてくる謎のプレゼントの違和感にコナンは気付きます。
日本にバーコードが爆発的に普及したのが1980年代後半。じゃあそれ以前はどーやってたのかというと、普通にレジ打ちのおばちゃん達が一個一個金額を打ち込んでましたね。あのやり方もアナログで良かったとも思いますが、やっぱレジ待ちの時間は昭和の頃に比べたらメチャクチャ短縮されてるもんなぁ…
さらにオモチャだけでなく花も送られてきます。
俺は色々な知識を得るのが好きです。それが役に立たない知識だと思いつつも、なんとなく覚えようとしてしまう性格です。がしかし「花言葉」というものに関しては全く覚える気になれませんね。役に立つ立たないという前に、そもそも花言葉なんて誰かが適当に付けてるでしょ。適当に設定されたものを覚える気にはなれないんですよね…
しかしここでオモチャの中からヒントを見つけ出すコナン。
まぁ普通は自分の名前入れますよね。俺は常に主人公の名前を「よしき」でやっていたので、逆にファイナルファンタジーの主人公のクラウドとかスコールとかジタンとかティーダとか言われても全くピンときません。だって俺の中ではそいつら全員「よしき」なんだものw
そーゆーわけで謎は解決。
盲腸でも死ぬことはあるそうですね。盲腸とはそもそも小腸と大腸が繋がる箇所にあるちょっとはみ出した臓器のことを言いますが、盲腸の炎症を放置していると壊死したり破裂したりするそうで、そこまで進行すると死亡率5%くらいになるそうです。まぁそれでも5%だからなぁ…
そんなこんなで動機は子供を失った事への逆恨みでした。
コナンを読んでいて安心できるルールの一つとして「子供は死なない」というものがあります。まぁ子供が死ぬ漫画が全て悪いわけでは全くないけども、読者層を考慮した時に子供を殺すべきではないという判断を下すこともまた正解ですよね。実際には子供だって普通に死ぬし普通に殺されることだってあるんだけども、わざわざそれを漫画に持ち込むかどうかは別の話なわけだし。
つーわけで今回は事件沙汰にはなりませんでした。
これを警察が処理すると略取誘拐罪からの殺人未遂罪が成立してしまい、相当重い結果となってしまいますからね。まぁこういった犯罪行為を見逃す行為を警察官がやってしまうと問題ではありますが、探偵物であれば上手くまとめることが可能ですね…