まだこのブログで触れてなかったかもしれませんが、ベルセルクの作者である三浦健太郎さんが亡くなってしまいましたね。正直なところを言うと俺は作者に会ったこともないので「ご冥福を祈ります」とかそんなテンプレな哀悼の意を示す気にはならないです。だけど高校生の頃から20年以上俺をその作品で楽しませてくれたわけですからね、これは素直に言えます「今までありがとう」
うーむ、荘厳。つーか人類はこの規模の建造物をもう作れないのかもしれないね。耐震性とか安全性って言葉が邪魔をするし、ここまでの建築物を建造しようとする強力な権力がもう存在し得ないからなぁ…
そしてこのファルコニアでリッケルトを出迎えたのは…
王権神授説、まぁ昔の人たちはよく考えたものです。民衆を支配する上で権威付けは絶対に必要ですからね、それを信仰と結び付けるのはまぁ妥当な考え方でしょう。それが故に教会勢力の台頭も招いてしまった訳ではありますが、それでもやはり自分の権力を正当化する上でこれ程使いやすい理論はないからなぁ…
しかーしファルコニアの闇の部分も見てしまうリッケルト。
たしかにそう言われてみるとファルコニアは理想郷かも。人と人がもう争うことはなく、そして死を恐れることもない、そんな世界が理想郷でなくて何だというのか。ただ…この理想郷が全ての人にとっての理想郷なのかというのがまた別の話になるんですけどね。でもグリフィスを間違っているなんて思えるのはそれこそ蝕に立ち会った人間か、もしくは読者くらいのもんですからね…
そしてついにグリフィスと再会を果たすリッケルト。
元鷹の団の誰がこれをやってもダメでしょう。リッケルトだからこそ、誰よりも頼りなかったリッケルトだからこそここは心に刺さるんですよね…
ベルセルク屈指の名シーンだと思いますけどね。ベルセルクの読者ってのはなかなかグリフィスに対してどのように思い感じればいいのか難しいところなんですよ。完全悪なら楽なんですが、グリフィスがそうでないことは誰もが知っています。モヤモヤする部分もあった中で、リッケルトが出した結論はどこか爽快感もあります。
つーわけでファルコニアを離れる決心をしたリッケルト。
ルカ姉はホント男前です。このセリフを男性が言うと鼻につくかもしれませんが、ルカ姉が言うと沁みますね。
そんなこんなでラクシャスの襲撃を受けるリッケルト、助けてくれたのはこの人たち。
ここで登場バーキラカ。良いですよね、ガニシュカ大帝が倒れた今、グリフィス陣営に仇なす勢力が少なくなり過ぎていますから。一矢報いるためにはやはり反グリフィス陣営が大同盟するしかないでしょう。そのためにバーキラカの戦力は欠かせません。
さて逃げると言ってもどこに逃げればよいのやら。
また新たな舞台が出てきましたね。バーキラカの隠れ里、まぁ使徒の襲撃により壊滅するイメージは容易に湧きますが、ただでは落とされない展開が待っていそうです。
そんなこんなでラクシャス戦。
使徒の中ではやはりラクシャスがダントツで謎の多い人物であり、それゆえに魅力もありますよね。使徒に転生した経緯とか、いずれ語られたりするのかなぁ?
さて身体に火を付けられたラクシャス、その消化方法が秀逸です。
頭の上で馬を引き裂き、その血で消化。いいですねぇ、やっぱこーゆーのがベルセルクですよ。PTAとかは読まなくて結構ですよねw
さらにこの人も加勢。
つーわけでリッケルト・エリカ・シラット・ターパサ・ダイバという予想外のパーティが成立しました。魔法使い・鍛冶屋・鍛冶屋の娘・武闘家・武闘家・武闘家という6人パーティ、これは面白そうな気配しかしませんね。
さてその頃ガッツ一行は妖精島についに到達。
これがもしかすると物語のキーポイントになってくるのかもしれませんね。何か大きな転換ポイントがないと、ガッツがグリフィスに対抗できるビジョンが見えませんから。精神と時の部屋システムで、まさかイシドロが大人になって登場するとか…それくらいやらないと勝てないんだもんなぁ…