第308話「傑作・アサルトライフル」
今回は銃の実戦テスト場面から。
AK74、通称カラシニコフはソビエト製の自動小銃です。
1974年に開発され、未だに現役。ここまでのロングセラーはなかなかありません。例えるなら…かっぱえびせんとかカールとかですか、古いんだけども現役で充分いけるんですよねぇ。
さらにこんな銃も。
先ほど出てきたAK-47にG3、FAL、M-16、これが世界四大アサルトライフルです。ちなみに「世界四大〜」となると最初に挙がるのが世界四大文明。次がルーブル・メトロポリタン・エルミタージュ・故宮の世界四大博物館。そしてパンダ・オカピ・ボンゴ・コビトカバが世界四大珍獣。でもまぁこの辺りは世界三大になったら五大になったりするので適当なんでしょうけどね…
さてそんな四大アサルトライフルを打ち破ったサビーヌ兄弟の使う銃は…
弟のG11という銃はこんなのです。
このG11の最大の特徴は、使う弾薬にあります。通常の弾薬とは異なり、ケースレス弾というのを使うんです。
分かりますかね?通常の弾薬というのは弾丸と火薬、そしてそれらを包む薬莢により構成されるわけですが、ケースレス弾は弾丸をそのまま火薬で包み込んでいるため薬莢というものが存在しないんです。考え方としては、銃に弾丸と火薬をそれぞれ詰め込んでいた火縄銃の頃の発想に近いのかも。
これに対し兄のAUG77とはこんな銃。
近未来感が伝わってきますね。FATE/ZEROで久宇舞弥が使用していた銃というのが一番イメージしやすいでしょうか。
そんなこんなで最新銃vsゴルゴの戦いの舞台はこちら。
ニジェール!
国土の4/5がサハラ砂漠というゴリゴリの内陸国ニジェール。ナイジェリアと非常に似ておりますが、イギリスから独立したのがナイジェリアでフランスから独立したのがニジェールというだけの話であって、両者はほぼほぼ同じ意味合いです。
そしてニジェールの面白い点は…日本との関係性がめっちゃ薄いという点です。距離的に遠いのは分かりますが、それを差し引いても日本とニジェールは経済的・文化的交流がほとんど行われていない疎遠な関係なんです。まぁニジェールの最大の産業がウラン鉱山というんじゃ仕方のないことかもなぁ…
さてここから再び突撃銃の話へ。
そもそも突撃銃とは、射撃の際の反動を抑えることによって連射を可能とした銃の事を指します。機関銃とライフルの中間なんでしょうが、そりゃ爆発的にヒットするのも分かります。今となっては単発式のライフルで戦場に立つなんて考えられないもんなぁ…
さて最新銃と世界四大突撃銃は何が違うのか?
まぁ確かに。建物内部での銃撃戦とかを想定すると銃が長いというのは致命的な欠陥になり得ますからねぇ…
さてさて結局はサビーヌ兄弟を打ち破ったゴルゴ、そしてここで大きな転換点を迎えます!
ゴルゴの愛銃はアーマライトM16なのは当たり前の知識ですが、それがここで変わったわけです。アーマライトM16A2がゴルゴの愛銃となった、これはゴルゴ13という作品にとって非常に大きな事件ですよ…
ゴルゴが殺した人 4
ゴルゴが抱いた女
増刊29話「ジョーカーを砕く」
舞台は国連。
第5代国連事務総長ですな。確かに私が最初に記憶している国連事務総長はこの人です。ちなみに歴代国連事務総長はこのようになっております。
初代 トリグブ・リー(ノルウェー)
2代目 ダグ・ハマーショルド(スウェーデン)
3代目 ウ・タント(ミャンマー)
4代目 クルト・ヴァルトハイム(オーストリア)
5代目 デ・クエヤル(ペルー)
6代目 ブトロス・ガリ(エジプト)
7代目 コフィー・アナン(ガーナ)
8代目 潘基文(韓国)
9代目 アントニオ・グテーレス(ポルトガル)
会話の中にあったように、1981年に第4代ヴァルトハイムが3期目を目指して立候補するもののタンザニアのサリムと激しい争いになり、そしてどちらが投票で勝とうともアメリカと中国が拒否権発動を繰り返すというどうにもならない事態になった結果選出されたのがこのデクエヤルです。
そしてゴルゴが狙撃する舞台はこの大会。
ラミィキューブなるゲーム大会。世界には俺が知らないゲームがたくさんあるもんなんですな…
そして事件解決後、事務総長が交代。
これはもちろんブトロス・ブトロス・ガリ事務総長ですな。個人的には国連に多くを期待してはいないけども、この頃はまだ世界情勢への影響力も強かったように思いますね…
ゴルゴが殺した人 0
ゴルゴが抱いた女
第309話「ノー・リレーション」
さてゴルゴには頻出するこの事件から。
当然ケネディ暗殺事件ですな。陰謀論渦巻くアメリカ最大の闇ですが…案外裏も何もないシンプルな事件だったりするのかもしれないな…
さて殺し屋と同じ名前だったが故に命を狙われる可哀想な女性。
欧米では同姓同名ってのは結構起こりそうな気がしますが、日本ではやっぱりレアですわな。俺は同じ名字の人に出会ったことはありますが、下の名前が「義起」なので、おそらく死ぬまで同姓同名に出会う事はないだろうな…
ゴルゴが殺した人 2
第310話「最後の顧客」
まずはゴルゴの狙撃から。
俺はこーゆー本格的な登山はできませんね。ロープ一本に己の命を委ねるということができない。同じ理由でスキューバダイビングとかスカイダイビングもできない。道具というものにそこまで信用を置けないよ…
てなわけで今回はここが舞台。
スイス銀行!
スイスというとアルプス山脈やら自然の豊かさがイメージされがちですが、国家としての完成度は経済面、生活面共に日本を上回るほどの優良国家です。そんなスイスのイメージを唯一下げてしまうのがこのスイス銀行の存在かもしれませんね。でもまぁ…これもまたスイスの文化として捉えることもできるんだけどな…
さてこちらもゴルゴには頻出、ナチスによるユダヤ人迫害。
水晶の夜事件、これはドイツ国内で反ユダヤ主義の暴動が巻き起こり、後のホロコーストへ繋がって行くきっかけとなった事件のことです。我々日本人には反ユダヤ主義というのは全く理解できないところでもありますが、世界中の国々から嫌われてきたユダヤ人問題を解決する事は、人類に課せられた大きな課題だと感じますがね…
さて自分が貯金している金塊の部屋に閉じ込められたゴルゴ、あっさり脱出。
ゴルゴの貯金額というのも気になるところです。だいぶ後に描かれる話ではゴルゴの貯金額はおよそ2兆円ということになっていますからね、さすがに依頼料だけでこの貯金を成し遂げるのは不可能です。資産運用もしっかりとしているんでしょうね…
ゴルゴが殺した人 1
ゴルゴが抱いた女 0