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きよの漫画考察日記2432 三国志第3巻

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義理チョコ


さて鎮圧された黄巾の乱。

花火?この時代に?いやいや、それはなかろう。爆竹も怪しいし。いかに中国とはいえ、この時代にそんなに火薬技術が進んでいたわけがない。


さて黄巾族を壊滅させた面々。

ここで皇甫嵩将軍が初登場。三国志の英雄、英傑達が出揃う前の英雄の1人と言っても良いであろう名将中の名将です。まぁ彼は今後再登場があったような気もします。


さてさて、ここからは政権争い。当時の霊帝政権を実質的に支配していたのが…

十常侍!

いわゆる宦官です、つまり性器を切り落とした男性達ですな。こんな奴らが政権を握るというのも現代人感覚ではおかしな話に感じてしまいますが、宦官は中国だけでなくイスラムや東ローマ帝国でも権力を握っていました。とにかく皇帝の側に居さえすればなんとでもできる、そういった政治体系が生み出した不思議な人類文化の一つですよね…


その頃劉備にはようやく褒美が。

ようやく公務員になれた劉備、ここから皇帝になるまでの道のりはまだまだ長いですねぇ…


そんなこんなで解散する劉備軍。

この人たちは何のために戦ってたんでしょうなw


さて警察署長になった劉備でしたが、都から来た監察官に嫌われます。


読者の思いを代弁してくれるのは、実は劉備ではなく張飛という構成になってるんだよな…


そんなこんなで張飛による復讐開始。

「人のなしえぬ正義をなし、人の逆らえぬ権力に逆らう、それが張飛よ」こーゆー所が良いですよね。つーか中国人はこーゆーのが好きなんだろうな。


そんなこんなであっさり警察署長の役を投げ捨て、逃亡生活に入った劉備、その途中で芙蓉姫との恋に落ちます。

まぁ…そんな事してる場合じゃないというのも理解できますが…恋は突然ですからねw


そして別れも突然に。

恋は路傍の花、上手く言うもんです。男の人生にとって恋なんてものはこんなもんで良いということですよ。恋なんてものは男として成すべき事を成し遂げてからでも十分出来るものなわけですから。


そして久しぶりに帰省した劉備。

おかん、急激に老けましたねw


さて中国全体に目を向けると、まだまだ混乱期。

張挙・張純の乱というのは実際にあったようですが、兵匪の乱というのはどこを探しても見つからない言葉です。そもそも「兵匪」という言葉自体が盗賊化した兵隊の事を指す言葉なので、横山光輝が言う兵匪の乱とは区星による反乱の事を言っているのかもしれません。


さてここからは後漢の朝廷内部の話へ。



めっちゃドロドロしてますが…何后とその兄である何進、その子供の弁王子の一派に対し、王美人と協王子の一派の対立があったと知っておけばまぁ十分です。


そんなこんなで宮廷権力闘争の中心となった元肉屋の何進、その部下にこの人物がいました。

袁紹 本初!

三国志の群雄の中でも最も名門出身と言っても良い袁紹、一歩間違えれば中国を統一していてもおかしくはありませんでしたね。序盤における超重要人物ですので、この顔はしっかりと覚えておきましょう。


そんな中、霊帝が死去。

日本でも天皇陛下が崩御されたら大騒ぎになりますからね、皇帝が死んだりしたら当時はとんでもない騒ぎだったんでしょう。まぁ霊帝が生きていたとしてももうこの歴史のうねりを止めることはできなかっただろうしなぁ…


さて何進の動向を探る密偵。

忍者ハットリくんか(笑)


そんな宮中の混乱に乗じて、この人物が台頭してきます。

董卓 仲穎!

まぁ悪者というイメージの強い董卓ですが、董卓がいたからこそ英雄たちの活躍も生まれたということからすると、必要悪といったところでしょうか。平和な名君の治世を漫画で読んだところで何一つ面白くはありませんからね、やはり暴君くらいはいてもらった方がありがたい。


そして何進はあっさりと退場。

まぁ元が肉屋の店長じゃ無理ですよね…










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