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きよの漫画考察日記2433 三国志第4巻

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スーツ


さて朝廷に攻め入るのは袁紹。

鉄の城門を突き破ろうと思ったら丸太くらいしかないんだろうね。つーか火薬がない時代に城を落とすって相当大変だったんでしょうね、実際城落としてみろって言われても、手の出しようが無いもんなぁ。


そして董卓はこの人物と巡り合います。

陳留王、すなわち後の献帝です。まぁ評価難しいですよね、こんな時代に皇帝にされても何もできないでしょうし。まぁ董卓に庇護されるよりかは曹操の方がまだマシだったのかも。


さてこんな人が登場。

丁原!

どじょうヒゲの可愛らしいお爺ちゃんですが、この人はそんな重要ではありません。重要なのは丁原の養子です。そうです、いよいよこの男が登場!

呂布 奉先!

三国志知らなくても呂布の名前くらいは知ってる人は一定数いるのかもしれませんね。簡単に言えば中国4000年の歴史上最も強い男です。烈海王よりもブルースリーよりもジャッキーチェンよりも強いといえば伝わりやすいんでしょうか。誇張されてるかもしれませんが、三国志演義最強の男という事でまぁ間違いはありません。


さてまずは呂布vs董卓。

呂布にしてはマトモな事言ってますな。まぁ呂布のイメージは武力100知力20ってイメージです、張飛よりも脳筋武将が呂布なんです。まぁ関羽のように武力と知力を高水準で揃える方が本来難しい話ですけどね…


そんな呂布攻略のため、これが登場。

赤兎馬!

真っ赤な馬って相当怖いけどね、馬の赤毛というのはほぼ茶色ですからね…

ただ問題はそんなところではありません。この赤兎馬は1日に千里を走るんです。そして千里とは4000kmなので、この赤兎馬は10日間で地球一周できる馬なんです(笑)


つーわけで董卓から呂布へ赤兎馬をプレゼント。

呂布と董卓を結びつけたこの男が李粛。序盤の大ボスである董卓配下の1人です。序盤はとにかくどーやって董卓倒すかってのが三国志ですからね…


つーわけで赤兎馬に目が眩んだ呂布。

記念すべき呂布の裏切り1回目。まぁ10日で世界一周できるハイスペック馬と引き換えなら、養父くらい殺しちゃうかもなぁ…


そんなこんなで権力を掌握した董卓。

皇帝が強制的に退位させられた、この時点で後漢はもう滅亡したと言ってもいいのかもしれません。紀元前206年に劉邦が建国した前漢と合わせて400年続いた漢王朝、それが中国社会に及ぼした影響はとんでもなく深いんだろうけどな…


そんなこんなでもう用済みの何后と弁。



2人を手にかけたのが李儒。董卓軍の軍師的な存在です。まぁやはりこの時代は「軍師」というのが相当重要な存在だったんでしょうね。諸葛亮、荀彧、周瑜あたりと比較すると、やはり李儒では及びませんね…


さて董卓の横暴ぶりを表すエピソード。立ち寄った村で罪もない村娘に対し…



日本でも戦国時代から江戸時代初期にかけて牛裂きの刑は行われていたそーですが、その1000年以上前から中国では行われていたというのはさすがに中国の歴史の深さを感じますね。でも牛で裂くのはまだ良いとして、誰が遺体を掃除するんだろうか…


そんな中、董卓暗殺に動く男がいます。三国志における主人公の1人、この英雄です!

曹操 孟徳!

もうこの人はどっちから読むのかという話だと思います。横山光輝三国志から読んだのであれば野心に満ちた悪人、蒼天航路から読んだのであれば魅力的な善人ということになるでしょう。私は横山光輝三国志から入った男なので、今回は「曹操の良いところを探していく」という目線で改めてこの三国志を読んでいってみたいと思ってます。


そんな曹操の父親が曹嵩

昔の子供の髪型って、なんでこんな事になるのかね。あと余談ですが、父親である曹嵩があまりにもお爺ちゃん過ぎやしませんかw


そんな曹操の人相を見る許劭

乱世の奸雄、上手い表現よな。英雄じゃなくて奸雄、これは曹操にピッタリくる表現です。逆に「奸雄」と呼ぶに相応しい偉人が曹操の他に誰かいますか?


そんなわけでまずは警備員として働く事になった曹操。

この棒で打たれている人のポーズがジワジワくるw


そんなこんなで董卓暗殺に失敗し、指名手配された曹操。

当時は指名手配なんてどーやってやってたんでしょうか。だって2世紀の話ですよ、郵便なんてものがあるわけないし、識字率だって相当低かったはず。印刷技術もあるわけないし、広大な中国でどうやって司法行政を画一的に行えていたのかと考えると面白いもんです。


そんなこんなで捕まった曹操。

国のためって考えはなかなか理解し難いところもあるけども、当時はそういう考え以外なかったのかもしれませんね。個人主義ってのは近代になってようやく生まれたものであって、人類の歴史はその大部分を全体主義的な思想に支配されていたんだろうなぁ…


そんな曹操を逃すのはこの人。


陳宮 公台!

この人も序盤においては重要な人物ですな。一旦は曹操に付きながら、最終的には曹操を裏切り呂布に付くという選択ミスを犯してしまうことになるわけですが…でもまぁそれは結果論なんだよな…


さて自分達を匿ってくれた館の召使い達を皆殺しにした曹操と陳宮。

勘違いにも程があります。まぁそれはどうでもよいとして、イノシシってこうやって捌くんですなw


さらに館の主人まで殺害した曹操。


曹操の良いところを探しながら読むとは言いましたが、まぁやはり三国志演義における曹操は自己中心的な面を強調して描かれがちではありますな。だけど信長も秀吉も家康も、利己的な面は当然あっただろうしな…


さて再起を図る曹操。

曹操の父親である曹嵩は元々夏侯氏であり、曹家に養子に入ったとなっていますが…これが2009年に大きく動くことになります。この年、なんと曹操の遺骨が発掘されたんですよ。そしてDNA鑑定を行った結果、現代も残っている曹一族のDNAと一致したものの、現代も残っている夏侯一族のDNAの痕跡は曹操の遺骨からは見つけられなかったそうなんです。

…これ、凄い話だと思いますけどね。2世紀の人物の遺骨が発掘されて、それが誰の遺骨なのかを特定できるだけでもとんでもない歴史的発見だと思います。そこからさらに話を進めて、現代人とDNA鑑定するという発想がさすが中国ですよ…








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