さてウソップをやられた麦わらの一味、フランキーハウスへ殴り込み!
そんなわけでフランキー一家壊滅。
そりゃ普通はそう考えます。車が動かなくなってもう直せないとなりゃ誰だって買い替えますよ。だけど船ってものはその中で暮らす「家」みたいなところもありますからね、住み慣れた家を取り壊すという決断は辛いもんなぁ…
これも難しいとこです。例えば電化製品が壊れてもう直せないよと専門家に言われれば諦めもつくでしょう、だけど木造の船をもう直せないよと言われたっていやいやなんとかなるんじゃねえの?とは考えてしまいます。そりゃ直せる直せないで意見も分かれちゃいますよ…
そんなわけでメリー号の所有権を賭けてルフィvsウソップ!
つーわけで勝ったのはもちろんルフィ。
ルフィ「バカ野郎…!」
それが分かっていながら決闘を申し込まざるをえなかったウソップ、それが分かっていながら決闘を受けざるをえなかったルフィということですな…
サンジ「不用意な優しさがどれ程敗者を苦しめるかを考えろ!」
こーゆーのは漢の発想ですな。負けて悔しい時、女の子みたく誰かに肩を抱かれながら慰めてもらうという発想は男には無い。負けた時はそっと1人にしといてくれよというのが男ですよ…
つーわけでさすがのルフィもウソップをぶっ飛ばしたのは辛いわけです。
ウォーターセブン編はメリー号の再起不能に始まりウソップの離脱、ロビンの裏切り、ルフィとゾロの敗北…とことんマイナスの出来事ばかりです。まぁ全てはエニエスロビーでの反撃を盛り上げるための布石なわけですね…
さーてさて、こんなワンピース35巻ですが…ついにこの男が登場します!
まぁこの時点では麦わらの一味の船大工がこいつになるとはなかなか思わないでしょーな。麦わらの一味の中で初登場時に「こいつ、仲間になるな」というのが分からなかったのはビビ、ロビン、そしてフランキーの3人だけでしょう。「仲間はまず敵として現れる」というのは少年漫画の王道パターンですが、ワンピースでそれをやられるとなかなか気付けないんですよね…
そんなこんなでルフィvsフランキーにさらに乱入するのが…
やはり注目すべきはタイルストンの足ですね。ここまで細い足を持つ人物はタイルストンかルパンⅢ世くらいのもんです(笑)