さて始まったvs目黒川、試合開始直後に新庄がいきます。
初球打ち、これも難しいとこなんですよ。ヒットが出ればいいんです、積極的なバッティングとして評価されるんです。がしかし初球を凡打しちゃうと投手を楽にしちゃっただの淡白なバッティングだのチームのことを考えていないだの批判されたい放題ですから。だけどね、初球打ちは明らかに打者が有利なのも間違いないことなんです。初球から決め球を見せる投手はまずいないし、やはりストライクを投げがちな場面ではありますから。その証拠に打者の打率は初球を打ちにいった場面の方が間違いなく高くなります。バレンティンが初球を打ちにいった時の打率は5割5分超えてますからね…
さて目黒川の反撃はやはり河埜のバットから。
神宮球場で場外ホームランを打つことは難しくはありません。クリネックススタジアムや横浜スタジアムも同様。バレンティンやブランコの打席になると場外が警備されるなんてことがありましたが、そんな必要がある球場はこの3つだけです。千葉マリンと広島ズムスタでは滅多に場外弾は出ません。そしてやはり甲子園での場外弾というものは歴史上存在していません。甲子園の外野スタンド中段にまで飛ばせばもはや神ですから。おそらく180m弾くらいじゃないと甲子園のスタンドは越えられないでしょう…
さらに続く目黒川の反撃。
まぁ松井に関しては多くは語りません。やはりイチローと松井は日本人打者としては別格です。あの飛距離を再現できる日本人打者に出会えるのは10年に1人ですね…
モナ岡呼ばわりされてた二岡ですが、その後の細野豪志との一件も見れば山本モナの方がどうなのよって話でしょ。二岡を擁護するつもりはないけども、引っかかった女が悪かったと諦める他無いね…
まぁそんな二岡、俺は嫌いです(笑)まぁ二岡に限らず上原も嫌いなんですよ。とにかく「西日本の人間なのに巨人を逆指名する」っていうその考えが気に入らん。まぁあのドラフトの時、巨人は上原と二岡にそれぞれ5億円ずつ裏金を包んでますからね、そんな大金見せられちゃたまらんわなぁ…
さてその頃球場の外で応援する川藤先生の前に現れたのが…
いやぁ…ここで凄い名前がきましたよ。ルーキーズに登場する主要人物の名前は阪神タイガースの選手にちなんでるのは言うまでもないことですが、この偉大なる大投手の名前が出てきていなかったことは意外でした。小山先生の名前のモデルはもちろんこの人です!
小山正明!
タイガースで180勝、ロッテで140勝、両リーグで100勝という史上唯一の記録と共に積み重ねた勝ち星は320、もちろん金やん、米田さんに次ぐ日本プロ野球第3位の大記録。290完投(歴代5位)、74完封(歴代3位)、この辺りの成績は未来永劫更新不可能でしょう。もし小山さんが阪神で投げ続けていたならば、巨人のV9は無かったのかもしれませんねぇ…
さて脇腹の怪我でまともにプレーできない安仁屋。
安仁屋「俺は自分がホントに使いモンにならねーと思ったら…そん時は…自分で下がる。でも迷惑なら言ってくれ…」
甲子園のためだけに生きる、それだけの価値が甲子園にはあるということです。まぁそれだけの価値がある場所なんて他にはオリンピックくらいのもんでしょうか…
さてなんとか踏ん張るマウンドの赤星。
元木大介!
高校生の頃はホントにスーパースターでしたよ。がしかしプロ入りすると何もできない選手になってしまいました。アベレージヒッターでもなく長距離砲でもなく、守備も中途半端で走力は皆無(笑)巨人に入ってなけりゃ今頃誰も覚えちゃおらん選手です。その辺りも考えてわざわざ浪人してまで巨人入りを選んだのかもしれませんが、やはり俺は巨人入りを選ぶ関西人は嫌い。関西人の風上にもおけんわ!
そんなわけで安仁屋の将来を考えるならば交代させるべきだと主張する小山先生でしたが…
川藤「負けたらもう廃部同然となる事は今お話した通りです。確かにそれでも野球はできます。でもあいつらは野球がやりたいだけじゃない。甲子園に行きたいんです。みんなで同じ目標に向かって努力して苦しみ喜び合う…それは多分あいつらが生まれて初めて口にした真っ当な夢というものなんです。生まれて初めて味わう生きてるって感覚なんです。中には甲子園が人生の最終目標と考えてる奴もいるかもしれません。いや、いるでしょう!負ける事は…甲子園を目指せなくなるという事は死ぬ事も同然なんです。この先の長い人生、どんなに素晴らしい事が待ってようが関係ないんです。」