さてレオン・グラシエーロvsジョニー・ハリス、この場面でもプロレスを貫く破壊王ハリス。
どんなスポーツであっても盛り上がるのは劣勢からの逆転ですわな。相手に何もさせずに勝つのが理想ではあるものの、プロとして観客を呼ぶのであればそこにエンターテイメントの要素を加えてこそ一流です。
そんなハリス、レオンのタックルを受け止めておいての…
さてこれで悪魔が目覚めたレオン、ここからは速攻です。
フロントチョークです。ここから後ろに体重をかけて締め上げるのが通常なんですが、悪魔モードのレオンは違います。
さてこれでも戦いをやめないハリス、これに対しレオンは脇固め。 当然返します。脇固めをかけられたら人間は反射的に肘を曲げて回避しようとしますよ。がしかしこの動きこそがレオンの術中、この動きに合わせて… 柔道なら小内刈り→背負い投げとか支え釣り込み足→払い腰みたいな連続技はあります。がしかし関節技の連続技は実戦ではなかなかお目にかかれません。そもそも関節技をかける時にその次の技のことなんて考えてないもんなぁ…
さてこれでも戦いをやめないハリス、これに対しレオンは脇固め。 当然返します。脇固めをかけられたら人間は反射的に肘を曲げて回避しようとしますよ。がしかしこの動きこそがレオンの術中、この動きに合わせて… 柔道なら小内刈り→背負い投げとか支え釣り込み足→払い腰みたいな連続技はあります。がしかし関節技の連続技は実戦ではなかなかお目にかかれません。そもそも関節技をかける時にその次の技のことなんて考えてないもんなぁ…
つーわけで決勝は陸奥九十九vsレオン・グラシエーロ、もちろん九十九はレオン相手に組み技で勝負。
さてレオンを投げた九十九、もちろん追撃にいきますが… 相手の腕を取っての投げから腕ひしぎ十字固め、これは定番中の定番です。もちろんレオン相手にこんなのは極まりませんが、ここからレオンの反転する動きに合わせて…
陸奥圓明流、羽車!
やはり関節技において一番狙われるのは肘ですな。その理由としてはやはり「可動域が狭い」というのがあるんじゃないでしょーか。手首が柔らかいとか股関節が柔らかい人はいくらでもいますが、肘関節の可動域はおそらく万人共通でしょう。いったん伸び切ってしまえば後は極めるのが簡単だというのが肘を狙う最大の理由ですかね…
さてこれに対してレオンも反撃。
俺が初めてこれを見たのはやっぱりホイスだったでしょうか。まぁ当時は衝撃を受けましたよ、だって下になってる選手が勝つのなんて初めて見たんだから。あれはまさに格闘技に対する価値観が変わった瞬間でしたね…
素人がやってもなかなか上手く絞まらないんですが、まぁこれほど一時代を築いた寝技も無いんじゃないでしょーか。絞めつつも状況に応じて瞬時に関節にも移行できるその利便性、そりゃ誰だって使いますよ…