妹達編、完結。
さてさてレベル6進化計画を阻止し妹達の命を救うには自らが死ぬしか解決策は無いと言い張る御坂、どけどかないの押し問答の末に電撃を食らった当麻…
当麻「…考えろ。考えろ。あいつに用意できる新しい選択肢を。他に無いなら…」
そして一方通行は風の流れを反射し圧縮してプラズマを作り出します。
そんなわけで立ち上がった当麻、一方通行の攻撃を払いのけ…
そんなわけで病院、未だ罪悪感に苦しむ御坂でしたが…
当麻「…考えろ。考えろ。あいつに用意できる新しい選択肢を。他に無いなら…」
上手いね。当麻の右腕の幻想殺し、道を切り拓くにはもってこいです。
つーわけで危うく死にかけた当麻。
御坂「ほんとバカ。能力を使えば良かったじゃない。私ぐらい軽く黙らせたでしょ。本気で心臓止まってたかもしれないのに、何でっ…笑ってられんのよ…⁉︎」
そんなこんなで10032度目の挑戦もやっぱり勝てないミサカ妹、大ピーンチ。
ミサカ妹「在庫にして九九六八体の余りあるモノのために「実験」を中断するなど…」
当麻「関係ねェ!関係ねぇよ。俺はお前を助けるためにここに立ってんだよ。作り物の体とか、いくらでも替えがきくとか、そんな小っせえ事情どうでも良いんだ。」
クローンのアイデンティティ、まぁ難しいとこでしょう。自分と全く同じ人間が何体もいるのにアイデンティティを持てというのは無理な話かもしれません。アイデンティティとは、自分は世界にたった一人しかいないんだと認識して初めて生まれる概念かもね…
つーわけでブッ壊れた一方通行。
一方通行の名言「くかきけこかかきくけききこくけきこきかかかー」カ行でテンパると残忍性の発言という感じがしますな。もしこれがパ行なら「ぷぱぴぺぽぱぱぴぷペぴぴぽぷぺぴぽぴぱぱぱー」となりおバカな感じとなってしまいますし。
俺が子供の頃は「物質は固体・液体・気体のいずれかの状態にある」と習いましたが、今では「物質は固体・液体・気体・プラズマのいずれかの状態にある」となっておるそうです。そしてプラズマとは「電離した気体」の事だそーです。言葉で言われてもよく分からんので実際に目で見てみたいところですが、オーロラだとか雷、さらにいえば炎もプラズマだそーです。ふ~ん、なんとなくニュアンスは伝わりました。
意味が分かんなくとも心に響く言葉は確かにありますね。「だっふんだぁ」とか(笑)
「最強」と書いて「さいじゃく」と読み、「最弱」と書いて「さいきょう」と読ませる、これは日本語でしかできない言葉遊びですな。このシーンを外国語に翻訳することは無理でしょうね…
そんなわけで病院、未だ罪悪感に苦しむ御坂でしたが…
御坂「私がDNAマップを提供しなければあの子達は…」
当麻「うん。けどさ、そうすると妹達は生まれてくる事もできなかった。」
御坂「一万人以上の妹達が殺されちゃったのに?」
当麻「それでもだよ。」
クローンの議論になるとさ、そこに常につきまとうのは倫理観と宗教観よな。だけども人が人を作り出すのは許されないっていうんじゃ子作りも許されないことになりそうだし、人が人の命を奪うのは許されないっていうんじゃ堕胎も禁止されなきゃおかしいわな。俺はクローン技術には賛成ですよ、産み出されたクローン達は俺たちが心配しなくたってたぶん文句や恨み言なんか言わずに強く生きていくさ…
そんなこんなで病室に揃った当麻、御坂、ミサカ妹。
なるほど、前巻の御坂の同じセリフはこのシーンのための前フリだったわけですな…
そして忘れ去られてたインデックス登場。