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きよの漫画考察日記1291 はじめの一歩第35巻

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お月様

さて一歩vs真田、形勢逆転した一歩でしたが真田もクリンチでしのぎます。
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相手の三半規管を叩いて平衡感覚を失わせるという技です。まぁ素手では何も感じません、グローブで叩いて初めて起こりうる症状ですな。

さてここから真田が選択したのは超接近戦。
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一歩相手にここまで踏み込んで戦えたのは島袋と武くらいのもんでしょう。さすが真田、元日本王者の肩書きはダテではありません。

そんな真田の狙いはとにかくボディー。
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俺も昔ね、元ボクサーの人からボディーブローをくらったことがあります。まぁ不意を突かれたというのもありますが、悶絶して1分以上立てなかった思い出があります。でもまぁあれは素手だったからなぁ…

そして第5ラウンドが始まりますが椅子から立ち上がれない一歩、そこで鴨川会長が闘魂注入。
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効くんよね、こーゆーのは。そこに科学的根拠は無いんだけども効くんです。

つーわけで第5ラウンド、開始と同時に一歩は怒涛のラッシュ!
真田「無謀なラッシュ、ボクならこの選択はしない。次のRにつながるよう動きを抑えて体力を温存する。」
団吉「真田が精神的な圧力を受けておる。無理もない…この恐怖、ワシには分かる。」
真田「彼は次のコトなど考えていない。しかし体力の限界も十分自覚している。そう、これは…」
団吉「まさしく…」
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特攻、これは特別攻撃隊からきた言葉です。特攻野郎Aチームとは異なり、必ず死ぬということが前提での攻撃、それが特攻です。かかる攻撃を組織的に行った国は日本くらいのもんで「KAMIKAZE」という言葉は世界的に伝わるそーですよ。ただし自爆テロをKAMIKAZEだなんて呼んで欲しくはないです、同じ愛国心に基づく行為だとはいえ民間への攻撃は正当化されませんよ…

さて一歩は最後の力を振り絞ってデンプシーロール、これに身体をぶつけて回転を止める真田でしたが…
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ここでリバーブロー!
デンプシーロールに対して身体をぶつけて止めるという対処法に対してはリバーブロー、下がってカウンターをとるという対処法に対しては新型デンプシーロールというように、デンプシーロールへの対処法が生まれる度にデンプシーロール自身も進化していきます。リカルドを倒せるのはデンプシーロールしかないでしょう…

つーわけでリバーブロー→ガゼルパンチ→デンプシーロールという千堂戦と同じパターンで逆転KO勝ちを果たした一歩。
一歩「なんだ…?なんだろこの騒ぎは…もういいのかな、いいんだったらとにかく…」
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激戦でした。その証拠にこの真田戦以降、一歩は全くダウンしません。vs沢村だろうがvsウォーリーだろうが、どんなに苦戦してもダウンをしなくなったんです。一歩がこの真田戦以来のダウンを喫するのはいつになるのかというと…なんと18年後のゴンザレス戦ですから!18年間一度もダウンしてなかったんですよ、幕之内一歩って…

つーわけで初防衛を果たした一歩でしたが…
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いびきをかく←気道が狭まっている←舌や喉の制御が効かなくなっている←脳内出血というのが疑われるそーです。JBCが発足して以来日本のリングで死亡したボクサーは30人、この数字がこれ以上増えないようにしなければならんのですね…

さて一歩を診察した真田、結果は異常なしでしたが…
真田「痛感…させられましたよ、アレじゃ奪れるものも奪れやしないって…ああ大事そうに抱えられちゃあ…ね。」
青木「大事そうに…?」
木村「ちげえねえや。」
青木「まったく。」
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まぁボクサーにとってこれ以上に大切な物なんで無いだろうからねぇ…

そんなわけでここからは宮田の出番。宮田の狙いはここです!
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東洋太平洋王座!
東洋太平洋、すなわちOPBFは東南アジアの国々で組織されるWBCの下部組織、いわばJ2みたいなもんです。このタイトル自体は世界王座ではないし、別にOPBFに挑戦しなくとも世界王座に挑戦することはできます。じゃあなぜOPBFに挑戦するのかというと、日本王座を何度も防衛するよりもよっぽど手っ取り早く世界ランクが手に入るからなんです。世界挑戦への前哨戦みたいな位置づけなんですよ。


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