さて伊達さんvsリカルド、2ラウンド以降打たれっぱなしの伊達さんでしたがついに9ラウンド、起死回生のハートブレイクショット!
つーわけで拳も壊れ何も手の打ちようが無い伊達さんは棄権も考えますが…
「もう少しよ、あと3ラウンドじゃない。私達最後まで見ているわ。」
ボクサーの奥さんという人種は80%くらい美人なんですが、その内の70%くらいからは元ヤンの香りがしますね(笑)
つーわけでこの言葉が伊達さんに7年前の自分を思い出させます。
伊達「思い出したよ、オレがここに立っている意味を、戦う理由を、ようやく…」
シンプルな動機ですが、だからこその動機です。まぁ男が何かをやる時の動機ってのはその大半がカッコつけたいからに他ならんね。それ以外の動機はやはり嘘っぽいわ…
つーわけで骨折した右拳で反撃!
伊達さん「骨なら…骨ならいくらでもくれてやる!そのかわり…」
がしかーし、この反撃もリカルドには通用せず。
リカルド「悲しいな、エイジ・ダテ…キミのその右拳さえ砕けていなければ私に一太刀浴びせられたものを…尊敬する選手は?と聞かれたら私はためらわずこう答えるだろう。その選手は東洋の小さな島国にいる。」
日本のことをさ、ヨーロッパの人間に「東洋の島国」と呼ばれるのはまぁ分からんでもない。ヨーロッパを中心とした世界地図で見れば日本は確かに東洋、いや、極東です。がしかしメキシコ人のリカルドに東洋の島国と呼ばれると腑に落ちないところはあります。俺たちが見慣れてる日本を中心とした世界地図はワールドスタンダードではないということなんですな…
つーわけで伊達さん撃沈。
リカルド「二度とリングの上で会うことはないだろう。しかしキミの名は忘れない。」
結果的にはリカルド・ロペスの強さだけが印象に残ってしまいました。誰がリカルドを倒せるのだろうかね?一歩か、それとも…宮田か⁉︎
さて病院にて意識を取り戻した伊達さん、見舞いに来た一歩に…
まぁこれがある以上宮田がリカルドを倒すなんていう展開は無いか…
さて伊達さんには息子の雄二くんがいます。
雄二「あのお兄ちゃんは弱虫だ!いくじなしだよ!ボクがもっと…もっと大きかったらいいのに…」
う~ん、もちろん今の一歩じゃ歯が立たないんですが、成長したところで一歩がリカルドを倒してるイメージがわきません。唯一脳裏に浮かんだイメージは①宮田がリカルドに挑戦②宮田が死亡③宮田の魂が一歩に乗り移ってリカルド撃破、これだなぁ(笑)
さてこの38巻、実はこの重要人物が初登場するんです。
板垣学!
加速装置を歯に仕込んでる007です(笑)まぁ今井に敗れた板垣が最終的に一歩の敵に回るのか回らないのか、はじめの一歩の読者の間でもこの点に関しては意見が分かれるでしょうな。ただ…一歩の後輩が敵に回るというパターンはこの後やっちゃいますからね…
もちろんその本名は山田直道、つまりゲロ道です。