はい記念の1300回。ここまでブログが100回を迎えるごとに名言を並べてきました。三井寿→上杉達也→久保嘉晴→桜木花道→ラオウ→前田太尊→栗田ゆう子→シャアアズナブル→フランシーヌ人形→音無響子→野比のび太→シータと繋いできての第1300回、13人目の名言ホルダーはこの人!
ジョー・ギブソン!
野球小僧にはたまんない言葉をこのおっさんが叫んでくれます…
さてキューバ戦を応援する桃子先生と真吾。
まぁファミコン世代だった俺が言うのもなんですが、最近の小学生のゲームへの中毒度は凄まじい。せっかく外に出てるのに1日中ずーっとDSやってます。俺たちが子供の頃はゲームするのと外で遊ぶのとでメリハリがついてたけども、今の子供たちはそれが無いんだねぇ…
つーわけで真吾が野球チームを辞めたがってる事を聞いたお父さん。
自分の息子がスポーツに興味が無いということを知ってしまったら、そりゃ落ち込むわ。それなら息子でなくて娘でもいいわけですからね…まぁそんな真吾にも言い分はあるわけで…
まぁこういう劣等感を抱えた子供はたくさんいるでしょうよ。親や兄弟がスポーツ選手という家庭なら、子供には別の道を用意してあげた方が幸せなのかもしんないねぇ…
さてそんな真吾に…
桃子先生「本当に野球が嫌になったんなら別にやめてもいいわ。父さんも母さんも、そこまて無理してやれとは言わない…でも…」
まぁ言わんとしてる事は正しいんですがね、小学校低学年の子供にこの考えが伝わるかと言われればちょっと疑問です。
さて日本vsキューバを観戦してたギブソン、そこに現れたギブソンJr、ここからはこの展開です。
ギブソンはマウンドに立てば命の保障はできないと言われてるほど心臓が悪いんです。まぁそんなギブソンだからこそ発言の1つ1つの重みが違うんですけどね…
さてこの事実をギブソンJrから聞かされた吾郎、モチベーションが消失します。
吾郎「俺にとってギブソンは亡くなったおとさんの影であり、常に俺の中での野球の頂点で、メジャーを象徴する目標だった…!いつしか漠然とその偉大な男と投げ合うことを夢見てマウンドに立ってきた…その夢がついに実現すると思ってたのに…それが…それが叶わなくなった…こんなんじゃいけねえってのはわかってる…ギブソンが出なくたってまだ決勝が残ってるってのはわかってっけど…」
まぁ例えるならば突然オリンピックが中止になるとかそーゆー感じですかね。もしそーなったりしたら大勢のアスリートが戦う意味を見失ってしまうんでしょう…
がしかしそんな吾郎を奮い立たせたのは清水!
吾郎「俺はこの日のために野球やってきたんだ…!おとさんが死んでからずっと…ギブソンと戦うその日が一つのゴールだったんだ!その大きなゴールを失っちまった…!」
清水「そうかな…ごめん。あたし…本田のおとさんのこともギブソンのこととかもよくはわからないけど…あんたがこの日のためだけに野球やってたとはちっとも思えないよ!…これでもさ、あたしはずっと本田のことを見てきたつもりだよ。リトルの時は同じユニフォームで…中学の時もスタンドから…高校の時もずっと本田吾郎のファンとしてあたしはあんたの姿を見てきたよ。」
清水「横浜リトル相手に肩パンクしてても投げ続けたり、海堂相手にマウンドで倒れるまで投げ続けたり…あんたがそんな後先考えて戦ってるのなんて見たことないよ。もちろんおとさんのためとか…ギブソンとの因縁とか…あたしなんかにわからないもの、ずっとあんたは背負ってきたのかもしんないけど…じゃあギブソンとの勝負がゴールだったらあんた、その後どうするつもりなのよ!」
うん、薫ちゃんもいい事言いますな。だけどさ、じゃあ野球選手のゴールってのはどこにあるんでしょーか?メジャーでチャンピオンリングをいくつ獲得してもゴールではないだろうし、400勝や3,000本安打を達成しようが殿堂入りしようが、そこがゴールになるとも思えない。まぁこの問題点についての答えも今巻でギブソンが答えてくれます…
さてアメリカvsベネズエラ、この投手相手にアメリカは得点を奪えず。
ベネズエラのエースのモンタナ、これはヨハン・サンタナのことでしょう。とにかくチェンジアップがキレキレの投手だったんですが、サンタナのチェンジアップはサークルチェンジの握り方なんです。つまり親指と人差し指で輪っかを作って、ボールは中指と薬指で掴むという握り方なんです。チェンジアップの握り方にはいろいろありますが、サークルチェンジに関してはサンタナが1番なんでしょう。
ちなみにサンタナのMAX時の年俸は25億5000万。マー君が22億くらいの年俸なのでもう驚かないっちゃ驚きませんが…ちなみに広島の全選手の年俸総額が20億円くらいです(笑)
ギブソン「ボス…あんた本当に勝つ気あるんですか?スタークはすばらしいセットアッパーだ。私もメジャーで尊敬する投手の一人だ。だが今日は明らかに調子が悪い…それをわかっていながら、預かっている選手だから遠慮してるのか、選手のメンツを優先させて次の1点を防ごうとしない!ボルテックも今のワイルドピッチなぜもっと本気で体で止めにいかない!打撃陣も8回までなんの策もなくモンタナにあしらわれたまま、とにかく誰からもこの試合絶対落とさないって気迫ややる気を感じられない!」
ギブソン「ふざけるな!ファンにも他のすべての参加国にも失礼だ!」
ホロリときたいや、俺はもちろん日本人なんで日本贔屓であり、アメリカ人がどんなスタンスで国際大会に挑もうとも関係は無いんですよ。だけども…呼び方は違えど野球を、ベースボールを愛する気持ちは万国共通であり、そして自分が愛しているスポーツに対しては真摯に向き合わなきゃダメなんだという熱い気持ちに溢れたこのギブソンの言葉、この言葉が心に響くのであればそれはすなわち貴方自身が野球を愛しているということですね…
さてこのギブソンの言葉で火が付いた野手陣。センターに抜けそうな打球を止めたのは…
シーザー!
今年2014年限りでの引退を明言してるんでね、残念なところでもありますがヤンキース一筋19年、昨シーズンまでに2,602試合に出場し3,316安打、生涯通算打率は.312、遊撃手としてこの成績は凄まじいものがあります。ジーターを日本人に例えるならば、現代に蘇った長嶋茂雄ということで問題ないでしょう。メジャーリーグだけでなく、アメリカを代表するアスリートの1人ですね…
つーわけでそんなシーザーからバックホーム。
シーザー「ギブソンにそこまで言わせて…」
止めたキャッチャーのボルテック、このモデルはジェイソン・バリテックです。まぁ近年はなかなかアメリカ人捕手で有名な選手は出てきません。あまりにもハードなポジションであるがゆえに人気が無く、それゆえに中南米出身の捕手が目立つんですよ。ジョー・マウアーはアメリカ最高の捕手になれそうな感じもしましたがコンバートされちゃったしね…
つーわけでこのピンチをしのぐギブソン。
ギブソン「今の私に、心臓の不安も体の衰えも関係ない。ただ…」
うん、これでこそ野球人です。野球は単純なスポーツでね、攻めながら守りの事とかを考えなくてもいいんです。攻める時は点を取る方法だけを考えてりゃいいし、守る時は点を取られないことだけ考えてりゃいいんです。ただ己のなすべきことをなす、それだけでいいんですよね…
つーわけでアメリカは9回に追いつき、トドメはこの人の一発。
バーンズ!アメリカの4番でバーンズ、もちろんモデルはこの選手ですわ。
バリー・ボンズ!
通算本塁打数762本、通算四球数2,558、通算敬遠数688、シーズン本塁打数73本、シーズン長打率.863、シーズン四球数232、シーズン敬遠数120、シーズン出塁率.609、シーズンOPS 1.422、これらは全てメジャーリーグ記録。はっきり言って異常な数値です。シーズンOPS1.4なんて数値見たことないですからね…
通算本塁打数762本、通算四球数2,558、通算敬遠数688、シーズン本塁打数73本、シーズン長打率.863、シーズン四球数232、シーズン敬遠数120、シーズン出塁率.609、シーズンOPS 1.422、これらは全てメジャーリーグ記録。はっきり言って異常な数値です。シーズンOPS1.4なんて数値見たことないですからね…
ちなみにちょいと脱線。OPSとは長打率+出塁率です。はっきり言って打率よりもこちらの数値を重視した方が打者の良し悪しは分かりやすいです。そしてこのOPSは0.7あたりが平均値になり、0.9を越えればその打者に関して何も言うことはありません。そしてこのOPSが1.1を越えた打者が日本には12人います。近鉄マニエル、日ハム大下・小笠原・張本、阪急加藤英司、ソフトバンク松中、ヤクルトペタジーニ、広島山本浩二・ラロッカ、阪神藤村、巨人松井・長嶋。そしてOPS1.2を越えた怪物は日本プロ野球史上5人だけ。王貞治・落合博満・ランディーバース・アレックスカブレラ、そして去年のバレンティン。ね、ボンズのOPS1.4という数字がどれほど凄いかがよく分かるでしょ…
通算601セーブはリベラに抜かれるまで世界記録。岩瀬ですら400セーブが精一杯なことを考えるとリベラとホフマンはホントに偉大なクローザーです…